ドラマ 少年寅次郎 5話 最終話 ネタバレ あらすじ 感想 見どころ 考察 悲劇の種見つけました
ドラマ 少年寅次郎 5話
悲劇の種、見つけました。
わたしの中にも家族の中にも、そしてきっとあなたの中にもある。
人間味、可愛らしさ、魅力を生みだす源泉でもありますが同時に悲劇の源泉でもありました。
ドラマ「少年寅次郎」
第5話(最終話)
を観ました。
この記事は、ドラマ「少年寅次郎」第5話(最終話)のあらすじや感想、見どころを紹介しています。
結構ネタバレしていますが、ドラマを観る楽しみを損なうようなネタバレではないと思います。
どうしても気になる方は見逃し配信などで先に動画を観ることをおススメします。
また、ストーリーセラピーは【考察ストセラ】の項で、悲劇を生む原因に光を照らします。あなたの中のソレに気づくことであなたが悲劇を回避できることを心から願っています。
ドラマ 少年寅次郎 4話 ネタバレ考察 十代でハマったら一生の宝物になる映画
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ドラマ 少年寅次郎 5話(最終話) ネタバレあらすじ
父・平造(毎熊克哉)に殴りかかろうとしたあの日から、寅次郎(井上優吏)は家に帰っていませんでした。
防空壕跡のほら穴に寝泊まりしていたのです。
母・光子(井上真央)は、その事に気づかないフリをしていました。
おばちゃん(岸井ゆきの)とおいちゃん(泉澤祐希)、そして妹のさくら(野澤しおり)が寅次郎の居場所を知っていてこっそり弁当を届けたりしていたのを見守っていたのです。
ころ合いを観て、ほら穴を訪れた光子。
寅次郎に家に帰るように促します。
大好きな母にほだされて帰る気になった寅次郎。
そのとき光子が腰を痛がってうずくまってしまいました。
寅次郎は光子をおぶって帰ります。
光子はたくましくなった息子の背中で嬉し涙を流すのでした…。
それからしばらく過ぎたころ、くるまやに堀内夏子(井頭愛海)が怒った顔で駆けこんできます。
どうやら家で何かがあったらしく、今晩泊めてもらえないかと頼むのでした。
寅次郎とさくらは喜びます。
光子はこっそり散歩先生(岸谷五朗)に夏子がくるまやに居ることを知らせに行くのでした…
その時の様子から光子の体調を気にしていることを、今度は散歩先生が寅次郎に話します。
ひとりで抱えきれなくなった寅次郎は御前様(石丸幹二)とおいちゃんおばちゃんに泣きながら打ち明けるのでした。
御前様の知恵を借りて、病院に行きたがらない光子をなんとか病院に連れて行ったのですが、そのことを知った平造は……。
そして、平造の反応に寅次郎は……
光子はそんな2人を心配するのですが……。
ドラマ 少年寅次郎 5話 感想と見どころ
寅さんシリーズの映画第1作目「男はつらいよ」でも語られる寅さんの家出。
そこにたどり着くまでの物語。
良かったですね。
まあ、最後は練られた脚本と言うよりも最低限、つじつまが合うように風呂敷を畳みました…という感じでした。
…あらすじを書いていて、ひとつ気付きました。
草団子屋の「くるまや」が「とらや」になるのもなんとなくでも紹介されるのかなと思っていたのですが、そこは紹介されなかったですね。
少年寅次郎…というタイトルですから、寅次郎が主人公なのですが、やっぱり井上真央さんですね。
井上真央さん演じる光子という存在があってこそとらやの面々の絆がちゃんと結ばれている。
そう言ってもいいんだなと言えるくらいの説得力がありました。
いくつか、映画「男はつらいよ」シリーズとは矛盾する設定も出てきましたが、光子は井上真央さんのまんま、映画を観ていてもあの世界観に脳内でつなげても全く違和感がありません。
というか、矛盾する設定も飲み込んで、ドラマ「少年寅次郎」から映画「男はつらいよ」シリーズにみんなが違和感なく繋がっていきます。
2人ずついた寅次郎とさくら、おいちゃんおばちゃん、お菊さん、御前様に散歩先生、そして平造や正吉、昭一郎…あ、タコ社長まで(笑)。
今、「男はつらいよ」シリーズを順番に観ていっていますが、映画の中に出てくるみんなの若い頃やバックボーンとしてこのドラマ「少年寅次郎」の世界観が違和感なく脳内に蘇ってきます。
もちろん、どの役者さんも素晴らしかったし、それぞれが映画とドラマの世界観をしっかりつないでいるのですが、その全部を包み込んでいるのが井上真央さん=光子さん…なんだなと感じられる存在感。
実は、わたしはそんなに馴染みのない女優さんでした。
妻や妹がよく観ていたドラマ「花より男子」や2017年のドラマ「明日の約束」で主演をしていたな…という程度。
率先して観てないし唯一、何度も観た映画「永遠の0」にも重要な役どころで登場しますがそれだけ。
今回のドラマ「少年寅次郎」で初めてわたしの意識の中で『井上真央=凄い役者』という位置づけに収まっちゃいました。
もうひとつ、役者さんの存在感でいうと岸谷五朗さん。
やっぱりスター性があるんでしょうね。
岸谷五朗さんの楽しい演技を観ていると、「岸谷五朗シリーズ」を観たくなりますね。
特にドラマ「妹よ」「みにくいアヒルの子」
U-NEXTで配信してないんですよね…DVDレンタルで探してみるかな…
俳優さんの主演作品で観たくなるって、スター性でしょ?
「最近、ジャッキー・チェンにハマってるんだよね~」とか(笑)
日本の役者さんでわたしが主演俳優シリーズで観ちゃうのは織田裕二さんです。
あと木村拓哉さんもある。
岸谷五朗さんは、幅広い役どころをしますからバイプレイヤーとしても活躍してるし、主演でもヤクザものなどにも出てますよね。
今回の「少年寅次郎」の堀内散歩先生役は、脚本家・水橋文美江さんと組んだときの「妹よ」「みにくいアヒルの子」で魅せてくれる楽しい岸谷五朗さん。
舞台でもアドリブとか、笑いのシーンではまさにこの感じでしたね。
御前様の石丸幹二さんも、これまでわたしが観てきたどの役柄よりも人の良さそうな役柄で、もっとこういう役を観たいな!って思いました。
おばちゃん役の岸井ゆきのさんは、「99.9刑事専門弁護士」と2019年の春にスペシャルドラマが2週連続で放送された「名探偵・明智小五郎」しか知らなかったので(笑)、この人のイメージも大きく変わりました。
平造の毎熊 克哉さんも「まんぷく」などですでにブレイクしているし映画など入れると大活躍中の方のようですが今後わたしは気にしてみちゃうだろうな…
泉澤祐希さんも、子役のイメージだったのにいつの間にか大人の男の役をどっしりとやってたんですね。
ホントに役者さんで魅せてくれたいいドラマでした。
「男はつらいよ」の世界をもっと好きになれるドラマ。
わたしは好きですね。
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ドラマ 少年寅次郎 5話【考察ストセラ】悲劇の種、見つけました
さて、寅次郎の母・光子さんがこの作品の太陽のような存在なのですけれど…
もう1人、この作品の裏の主役と言ってもいいのが寅次郎の父・平造さんです。
まさにこのドラマ「少年寅次郎」の太陽と月と言っていいでしょう。
平造が平造でなければ、きっと寅さんは寅さんにはならなかった。
温厚か気性が強いか…
どちらかと言えば寅さんは明らかに気性は強いですよね。
平造もそうです。
寅次郎が家を飛び出すとき平造は動揺するおいちゃんおばちゃんたちに背を向けたまま「放っとけ」と言います。
でも、暫くして外に出た平造。
途端に走りだしました。
彼が駆けて行った先は駅。
でも、もう汽車は寅次郎を乗せて行ってしまった後でした。
まだ、映画「男はつらいよ」シリーズ15作目くらいまでしか観ていませんが、今のところ寅さんは十代で父親とケンカして出て行ったっきり第1作目までは柴又に戻っていないと認識しています。
だとしたら、これが正真正銘、父子今生のお別れだったということになります。
間に合わなかった平造が一口、歌を口ずさんだだけで止めて戻っていく…
もの凄く悲しいシーンでした。
通じない親ごころ。
渡せなかった親ごころ。
映画「男はつらいよ」シリーズの感想でもたまに書きますが、あれは喜劇…コメディなんですけど結構な悲劇でもあるんですよね。
おばちゃんは、寅さんととらやの面々がケンカして寅さんが出て行ったあと、よく涙を流しています。
みんな気性は強いから、すぐにぶつかっちゃうんですね。
お互いにお互いを思っているはずなのに……。
笑い話で終わるうちは人情コメディで終わらせられます。
でも、平造と寅次郎の間柄はコメディでは済みません。
悲劇です。
悲しいです。
こうならないために何が必要だったのか?
シンプルです。シンプルだからこそ深くて難しいんですね。
一言で済みます。
素直さ
これにつきますよね。
素直になれない。それは可愛く言えば照れ隠しです。
平造は自分とそっくりな寅次郎にだけは素直になれなかった。
素直さの片鱗が駅まで彼を走らせたのでしょうが、遅かった。
ドラマ「少年寅次郎」の原作は「男はつらいよ」の生みの親、山田洋次監督が書いた「悪童(ワルガキ) 小説 寅次郎の告白」という小説です。
寅さん好きの弟に聞いたところによると、この本は昨年出版されていますが、それ以前にDVDへの特典…非売品だったそうですね。
今年、特装版として賠償千恵子さんが朗読されているCD付きのものも出ているそうです。
山田洋次さんが描いた父子の悲劇。
平造のように手遅れになる前に、素直さを取り戻さなければならない人は沢山いるんじゃないかな。
わたしは真逆と言っていいほど温厚なタイプの人間ですが、それでも譲れない我はあります。
だから当然、素直になれない部分もある。
今、反抗期の息子はわたしよりずっと気性は強いですし若いですから尚更でしょう。
上から下に物事が流れるのは理。
やっぱり、素直さのお手本、父親であるわたしが見せてやれないといけないのかな……
全ての物語のために
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