映画 男はつらいよ 奮闘篇 第7作 あらすじ 感想 見どころ 考察 動画 無料 怒りと優しさで心のセンスを磨く
映画 男はつらいよ 奮闘篇 第7作
豊かな感情を感じるのは生きている証拠です。
特に、怒りを知ることと、優しさを知ること。
このふたつは幸せを味わうために避けて通れません。
映画「男はつらいよ 奮闘篇」(第7作)
を観ました。
この記事は、映画「男はつらいよ 奮闘篇」(第7作)のあらすじや感想、見どころ、そして「男はつらいよ」シリーズの動画を無料で安全に観る方法を紹介します。
またストーリーセラピーとして、怒りと優しさについての考察を書いています。
あなたが映画「男はつらよ 奮闘篇」(第7作)に興味を持ったり、幸せに気付ける心を自分の中に確認できるきっかけにでもなれれば嬉しいです。
※だいぶネタバレしてますが、読んでから観ても楽しめると思って書きました。それでも気になる場合は先に作品を観ることをおススメします。
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映画 男はつらいよ 奮闘篇 第7作 動画あらすじ
寅さんは旅先で集団就職する年端もいかない若者たちの姿を見て故郷柴又を思っていました。
その頃、柴又にはなんと寅さんの産みの親、菊が訪ねてきます。
1年ほど前に寅さんは菊にハガキを送っていたのです。
曰く『近々嫁をもらう』と……
菊は一目、息子の嫁に会いたいとやってきたのでした。
とらやの面々は1年前あたりの寅さんの恋の相手を思い起こし、つぎつぎと候補を口にします。
ただし、もちろん全て失恋に終わった相手でした。
がっかりしつつ、自分が止まっているホテルの名前を何度も伝えて去っていく菊。
そこへ、ほんの入れ違いで帰って来た寅さん。
みんなの説得もあってしぶしぶ母に会いに行きます。
しかし、嫁ももらえないという話から結局ケンカになり出て行ってしまう寅さん。
「嫁さがしに言ってくる」などと言いとらやからも出ていってしまいます。
そんな寅さんは、旅先のラーメン屋でひとりの少女・花子と出会います。
花子はどうやら出稼ぎにきていた紡績工場から逃げ出して故郷へ帰ろうとしているようなのです。
しかし、花子には知的障害がある様子。
寅さんは交番のお巡りさんといっしょに津軽行きへの電車を調べて電車に乗せてやることにします。
ところがどうしても心配でたまらない。
そこで寅さんはもしも東京で迷子になったら、とらやを訪ねるようにとメモを書いて渡すのでした。
とらやではおいちゃんが、今回は寅さんのことを考えると寝ざめが悪いと愚痴をこぼしていました。
おいちゃんもおばちゃんも本当は寅さんの帰郷をよろこんで迎えてやりたいのです。
それなのにこの前も結局、後味の悪い別れ方をしてしまったのでモヤモヤしている様子。
そんな話をしていると「寅ちゃん」と表から呼ぶ声が……
「え!?」と表を見ると花子が寅さんを探しながら入ってきます。
花子が知的障害を持っていることをすぐに察したとらやの面々。
花子から事情を聴き、警察へ届けるか青森の役場へ相談するかどうするかと話していると、店の前を変装した寅さんが通ります。
その変装の完成度の低さにあきれながらも気付かないフリをしてあげるみんな。
寅さんはわざわざすぐ近くの公衆電話からとらやに電話をして、花子が来てないか確認をします。
花子が来ているとさくらに聞いた寅さんはあわててとらやへ駆け込むのでした……。
映画 男はつらいよ 奮闘篇 第7作 動画 感想とみどころ
映画 男はつらいよ 奮闘篇 第7作 感想と見どころ① パターン外し1
寅さん、本当に人が良いんですよね。
寅さんの人の良さがにじみ出るような冒頭。
少年少女たちが集団就職で東京に旅立つのを見ながらみんなの将来を案じるんですね。
自分のことなんか本当に後回しで。本当に後回し(笑)。
2回書いちゃいました。でも、見たら分かりますよ。
そんな人のいい寅さんがわかったところで、今回はまず柴又にやってくるのが寅さんのお母さん…菊さんです。
そう、第2作「続・男はつらいよ」で寅さんが初めて会いに行ったあのおっかさんです。
前作に引き続き、またもやパターンは外してきました。
映画 男はつらいよ 奮闘篇 第7作 感想とみどころ② パターン外し2
今回のマドンナはいつものような一目惚れではありません。
これまでの大人の女性でもありません。
まだうら若き年齢、少女とも言える歳の女の子。
寅さんも「児童虐待で訴えるぞ!」なんて言っているので最初は子ども扱いしているんですね。
でも結局は失恋するわけですから……
女の子を守ってやりたいと思う男心を揺さぶってしまうわけです。
わが子を心配する親のような気持ちから結婚しようという意思を持つにいたるキッカケもこれまでにないパターンでした。
映画 男はつらいよ 奮闘篇 第7作 感想と見どころ③ 妹さくらの想い
もう一つの見どころは…これはどの作品もそうなのかもしれませんが、さくらの想いです。
菊と寅さんがホテルでケンカする時、さくらもそこにいました。
お兄ちゃんの態度に困りながらも、あまりにも酷いモノのいい方をする菊にさくらが怒るシーンがあります。
そんなさくらに菊は「ありがとう」と涙します。
寅さんだけが異母兄妹ですから、さくらと菊は他人なんですね。
結婚もしていない菊にとってはたった一人の息子が寅さんです。
そんな寅さんを心底慕っている妹のさくらに、そんなふうに思ってくれてありがとうと涙したわけです。
これは泣けまました。
そして、ラストシーンですね。ここもパターン外しです。
さくらの行動がいつものラストとは違います。
いい終わり方でした。
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映画 男はつらいよ 奮闘篇 第7作【考察】怒りと優しさで心のセンスを磨く
怒りにさいなまれて悩んでいる人は多いと思います。
怒りが正しいと思っていたら人生踏み外します。
ただし、怒りは成長の信号でもあります。
もちろん優しさは必要な感情ですよね。
どちらの感情も一歩踏み込むだけで心のセンスを磨くことができます。
映画 男はつらいよ 奮闘篇 第7作 考察ストセラ① 成長は怒りから
寅さんは毎回フラれます。
これはお決まりのパターンですよね。
今回はマドンナが知的障害を持った少女。
だいぶパターンとは違うストーリーでしたが寅さんがフラれるという点では外しません。
ただし、寅さんと直接会ってさよならを言うのではなく寅さんが外出しているときに居なくなっちゃいます。
意気揚々と帰ってくるととらやの面々の様子がおかしい…
寅さんは花子を呼びます。
とらやの誰も口を閉ざしてなかなか花子がいなくなったことを告げられません。
寅さんも予感がしています。
「どういうことだよ?」
そして、真相を聞いた寅さんは取り乱します。
とらやのみんなに怒るわけですね。
わかりやすいですよね。
寅さんの気持ちを考えるとよく分かりますよね。
とらやのみんなも寅さんの気持ちを考えるからなかなか言えなかったし、取り乱して怒っている寅さんを責めることもできません。
…さて、とらさんの気持ちを一言で当ててみてください。
…わかりますか?…
…そう
寂しい
ですよね。
あれ?怒り…怒ってるんじゃないんですかね?
変ですね。
寂しいのと怒っているのとどっち?
感情は同時にいくつも胸の中に渦巻きますから複数持っていても不思議ではありません。
だからわからなくなるんですよね。
そして怒りという感情は強いので怒りにかられてそれが本当の感情だと思ってしまう。
これが怒りの落とし穴です。
気をつけましょう。
怒りは、第2感情です。常に2番目の感情です。
最初から怒りという感情が生まれることはありません。
耐えがたい感情に襲われた時、特に突発的に起きた時、その感情から心を守る鎧が怒りです。
今回の寅さんを見ていればよく分かりますよね。
怒りは、感じた時が成長のチャンスです。
怒りの元になっている感情と向き合うことができたら確実に成長しますからね。
だからまずは怒りは自分を守るための鎧であって、その裏に向き合うべき本当の感情があることをしっかりと知りましょう。
映画「男はつらいよ 奮闘篇」で寅さんの寂しさを感じることができたら、あなた自身が怒りを抱いた時にも自分を客観的に観れるようになるはずです。
映画 男はつらいよ 奮闘篇 第7作 考察ストセラ② 優しさの先にある感謝
怒りについてはまず頭でそのメカニズムを理解するだけで、実はかなりの成長が見込めます。
怒りは本能でもありますから、否定する必要はありません。
生きていくために必要な感情なので本能なのです。
だから、怒りを否定してしまうと心を壊します。
それだけ強い感情ですから、第2感情であることを認めて第1感情を受け止めるのは簡単ではありません。
それでも、その事をまず知識として知っているか知らないか?
自覚できているかいないか?
…だけでかなりの差があると言うことですね。
でも、次の課題は怒りほど簡単ではありません。
気付けば簡単なのですが、気づけるまでが難しいと思います。
それでも人として成長していく以上は幸せで在るために必要な感覚です。
それは…
優しさ
ですね。
言葉としては簡単ですよね。
人には親切にしましょう…とかそういう簡単なことではなくて、人のことを心から思えること。
もちろん本当は誰にでもある心です。
有る無しで言えばだれでも有るんですよね。
だから優しくしましょうという話しではないんです。
自分の中で人のことを思える心をより深く慈しんで深めていけるかどうか?
ということです。
これは、理屈で説明するのは難しいのですが、人を思える気持ちは深い感謝の気持ちに繋がっています。
わが子を愛する親なら容易に想像できると思います。
親はわが子を想います。
そういう感情を抱ける相手…わが子という存在があることへの感謝が生まれるのは自然なことですよね。
その感謝は今ここにいる自分が感じていることですから、自分という存在が今ここに在れること自体への感謝にも繋がります。
そう考えると生きていることへの感謝って何も難しいことではないんですよね。
キレイ事…とか、言ってしまえる人はまだまだ本当に実感できていない人ですよ。
そんな場合じゃないことは、本当に感謝を感じている人にはわかりますからね。
優しさを深める…というときに、自己顕示で親切を押し付けたりする必要はありません。
自分の中にある相手を想う心を、照れずにただ静かに受け止める。
その心を静かに淡々と自分の中で育ててあげればいい。
寅さんは、花子がいなくなった後、結局会いに行ったようです。
花子が幸せにしていることをちゃんと確認して納得して花子とは別れられたようです。
寅さんは優しいですよ~
凄く優しいです。
オープニングの集団就職をする子たちを見る目が優しいですからね。
ちょっとおバカさんなのでそこから今風に言えば『ウザい』ことにもなるわけですが、人間の深さはマスター級でしょう。
だから、「男はつらいよ」シリーズは日本の宝だなんて言われるんでしょうね。
全ての物語のために
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