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映画ガリレオ3作目『沈黙のパレード』キャストと期待できそうな見どころポイント

(c)2022「沈黙のパレード」製作委員会

映画ガリレオ3作目『沈黙のパレード』キャストと期待できそうな見どころポイント

2022年9月16日の公開が待ち遠しい映画『沈黙のパレード』のキャストや期待できそうなポイントについて書いています。

邦画の中でも傑作といわれる『ガリレオ』の映画シリーズ。
その中でも今作が特に期待できる理由がわかります。

★この記事の信頼性★
『沈黙のパレード』は大人気ドラマシリーズ『ガリレオ』の劇場映画第3弾です。わたしは『ガリレオ』や福山雅治さんや東野圭吾さんの特別なファンではありません。
なので客観的にどういう点が期待できそうかという視点で紹介できます。
(※一部個人的な感覚の部分がありますが…)

映画ガリレオ『沈黙のパレード』とは?

まず簡単に作品について説明します。

映画『沈黙のパレード』とは?

2007年に放送されたドラマ『ガリレオ』第1シーズンから続くシリーズの一作。
ミステリー小説界の第一人者、東野圭吾さんの原作小説『探偵ガリレオ』シリーズを映像化したもので、2013年公開の映画2作目『真夏の方程式』以来、9年ぶりに映像化された最新作です。

シリーズを知らなくても単作で楽しめます

そもそも『探偵ガリレオ』シリーズが基本的には短編集です。
どのエピソードから読んでも初めての人が楽しめるように作られています。

映画ガリレオ『沈黙のパレード』のキャスト

まずは、『沈黙のパレード』のキャストを一覧で。

登場人物名 キャスト
湯川学 福山雅治
内海薫 柴咲コウ
草薙俊平 北村一輝
並木祐太郎 飯尾和樹
並木真智子 戸田菜穂
戸島修作 田口浩正
増村栄治 酒向芳
高垣智也 岡山天音
並木佐織 川床明日香
並木夏美 出口夏希
蓮沼寛一 村上淳
宮沢麻耶 吉田羊
新倉留美 檀れい
新倉直紀 椎名桔平

凄いメンバーですね。

映画ガリレオ『沈黙のパレード』メインキャストへの期待感

『沈黙のパレード』はそのキャストだけでも期待感がこれまで以上です。
キャストの数だけでも前2作をしのぎますが、そのメンバーの豪華さもかなり期待をさせられます。

そもそもメインキャストからして「おお!」と思っちゃいましたもの。

メインキャストその1 湯川学:福山雅治

まずはメインキャスト。

主人公の返事ガリレオ先生こと湯川学福山雅治さん。ガリレオは彼の当たり役ですよね。

ドラマ『ガリレオ』第1シーズンの1話目で湯川学の面白さと魅力にグッと胸を掴まれたファンは多いはず。
わたしもそのひとり。

感情は論理的ではないなどと一見クールに見える湯川センセ。
でも子供が苦手だったり、女性の涙に弱かったり友人のために泣いたりと人間的なところに惹きつけられます。

2007年の『ガリレオ』から15年。
『龍馬伝』『そして父になる』『るろうに剣心』『三度目の殺人』『集団左遷!』などなど。
俳優としての深みを増した福山雅治=湯川学が楽しみでないはずがないですよね。

メインキャストその2 内海薫:柴咲コウ

そしてこの人!

ドラマ『ガリレオ』第1シーズンからのファンは「おお!」と思ったんじゃないでしょうか?

実写版『ガリレオ』といえば湯川学の相棒は内海薫=柴咲コウさん!というイメージを不動のものにしたのがドラマ『第1シーズン』&映画第1作『容疑者Xの献身』でした。
一旦はそこで完結したつもりでいた人も多いはず。

ところが2013年『ガリレオ』第2シーズンでまさかの相棒交代。
新しい相棒を務めた吉高由里子さんには心苦しいですが、湯川×内海が観れないなら観ないと離れたファンも多いのでは?

内海薫を主人公にしたスピンオフのドラマは作られたものの、今のところ2013年夏に公開された映画第2作『真夏の方程式』がシリーズの最後でした。
あれからもう9年ですよ…。

内海薫は原作にも登場しますがドラマ制作側の要望で東野圭吾さんがつくった登場人物だそうです。
原作では内海登場前も後も、基本的に湯川の相棒は草薙です。

そういうこともあって、湯川×内海のあのどこか愛らしいやりとりはもう観れないのかな…
という気分でいました。

それが、『沈黙のパレード』には内海=柴咲コウさんが復活!役としては9年ぶりでも湯川との相棒(になるんだよね??たぶん?)としては16年ぶりの復活ですよ!

柴咲コウさんもず~っと第一線でキャリアを積み続けてきた女優さん。
若くて感情的だった可愛らしい内海薫が16年でどう成長したのか?
それをどう魅せてくれるのか?ものすごく楽しみです。

メインキャストその3 草薙俊平:北村一輝

そしてポスター観て、この人の扱いに「おお!」と思いました。

草薙俊平=北村一輝

小説ではずっと相棒やってる草薙なのに、ビジュアル的にヒロインが必要な実写版ではヒロインを立てる役に回されちゃった登場人物。
『ガリレオΦ』だけ、まともに湯川の相棒してましたね。

とは言え、実写版でも第1シーズン第1話からず~っと出ずっぱりの北村一輝さん。

『沈黙のパレード』のポスターは湯川と内海と草薙で黄金トリオ感バリバリですよ。

福山雅治さんと柴咲コウさんは俳優業以外にもミュージシャンという顔があります。
しかし、北村一輝さんは専業役者です。
それだけに、映画ドラマの出演数はハンパないんですよね。

常に出ずっぱり。

わたしの中では最近では『シグナル 長期未解決事件捜査班』の印象が強いな~と回想しましたが…
いやいや待て待て!
ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』の刑事もそうだったし、何より今も『テッパチ!』で毎週見てるじゃないか!
と自分でツッコミました。

それくらい常に何かしらの役で出てるんですよね。

『沈黙のパレード』の予告編を観ると、今回は草薙がかなり本筋に関わってくるようです。
草薙の葛藤や苦悩というのは実写版では見た覚えがないです。

もしかしたらシリーズ中で草薙の存在感がいちばん大きい作品になるんじゃないでしょうかね。

映画ガリレオ『沈黙のパレード』ゲスト出演キャストも期待感は最高かも

劇場で観賞しようという決め手となりえる理由としてゲスト出演キャスト陣も今回は凄いです。
いや、今までも凄くなかったわけではないですが、今回の凄さの理由を見ていきましょう。

ゲスト出演キャスト数だけで過去最高

そう。まず出演者数ですね。

  • 映画1作目『容疑者Xの献身』だと堤真一さんと松雪泰子さん。
  • 映画2作目『真夏の方程式』では杏さんや風吹ジュンさん、前田吟さん。

それぞれ子役も重要でしたが、観た人のイメージに残っているゲスト俳優さんというとこの辺りではないでしょうか?
実際に彼らがメインでお話が進んでいきました。

しかし、今回はどうでしょうか?
「俳優さんたちの名前と顔が一致する人はすくないよ」という人でも…

飯尾和樹、戸田菜穂、田口浩正、岡山天音、吉田羊、檀れい、椎名桔平…

このお名前は顔と一致する人多いのでは?

実は酒向芳さんや、村上淳さんもよ~く出る実力派の俳優さん達ですよ。
みんな顔を見たらわかるはず。

ホラね(笑)

この中のひとりだけをゲストにしても充分作品が成り立ちますよね。
そんな人たちがコレだけ揃ってるわけですよ。

内容云々は置いておいても、コレだけでちょっと観てみようという気になります。

何気にキャスト陣で国内アベンジャーズ狙ってない?

飯尾和樹さん、田口浩正さん、岡山天音さん、そして椎名桔平さん。
…と並べただけでも「ああ、凄い人たちが揃うな」と顔が浮かびます。

ドラマ『ガリレオ』で出るならそれぞれ1人でメインのゲストとして出てもいいくらいの人たちですよね。

他にもよく見る実力派の俳優さん達が揃っている。
さらにコレからを担っていくのかもしれない若い子たちも複数いるようです。

しかし、わたしが初めて『沈黙のパレード』のポスターを観て驚いたのは…
(ここだけ客観性を失っちゃいますで)

戸田菜穂さん、吉田羊さん、檀れいさん…ですよ。

ヤバくないですか?

え!?スタローンとシュワルツェネッガーとブルース・ウィリスが一緒に出るの!?
みたいな。(笑)

さりげなく女優『アベンジャーズ』やろうとしてません?…みたいな(笑)

超個人的な感覚かもしれませんが、西島秀俊さんと堺雅人さんが共演するとか、真田広之さんと木村拓哉さんが共演するとか…
感覚的にキャラクターが被りそうな気がしちゃって「絶対にないでしょう」と心のどこかで思っていた人たちの共演。

それくらい一緒に登場しそうにない女優さんたちが3人そろって出てきちゃうイメージなんですよね。

客観的な情報からと言いつつ、個人的な感覚で申し訳ありません。
でも、この感覚わかってくださる人も多いのでは?

この3人の共演というのはわたしの中では冗談抜きで『アベンジャーズ』や『エクスペンダブルズ』のようなサプライズと喜びがあります。

この3人が共演しているというだけでも劇場で観る価値あるでしょう。

映画ガリレオ『沈黙のパレード』キャスト以外で期待できる点

映画『沈黙のパレード』が期待できるのはキャスト陣だけではありません。
次はキャスト以外で期待できる部分を紹介します。

公式が「最高傑作」

映画『沈黙のパレード』の公式サイトで「シリーズ最高傑作」だとうたっているんですよね。
作り手たちもかなり自信をもっているよう。

引用元:https://galileo-movie3.jp/

過去2作も充分に「傑作」だったと思うので、もっと面白いぞ!ってことなら大歓迎ですよ。

原作:東野圭吾の苦悩

原作の東野圭吾さんのインタビュー記事で、このお話を考えるときにある条件においては湯川でも苦労するような難解な事件になるのでは?
と考えたとおっしゃっていました。
ところが書き始めるとそのことが大きな壁になってしまった…とも。

「ある条件」の部分は記事にはちゃんと書いてあるのですが、ある意味ネタバレにもなるのでここでは伏せておきます。

とにかく、ミステリー小説界の第一人者である東野圭吾さんも自身の他の作品と比べて高い壁に挑戦したのでしょう。

そのことだけでも期待しちゃいますよね♪

脚本:福田靖

テレビ『ガリレオ』第1シーズンのときからメインのライターである福田靖さんが今回も脚本を担当されています。

木村拓哉さん主演の『HERO』や竹野内豊さん松雪泰子さんの『グッドパートナー 無敵の弁護士』、沢村一樹さんの『DOCTORS~最強の名医~』などのような作風からある時を境に作風が変わったように思っています。

恐らく櫻井翔さんの『先に生まれただけの僕』からではないでしょうか。

勝手な想像ですが『龍馬伝』で彼の中で何かが変わって、自らのパターンを壊し始めたのが『先に生まれただけの僕』で『まんぷく』あたりで何かを掴んで、新たに再構築されつつある今『未来への10カウント』『オールドルーキー』を手掛けている…

というところなんじゃないでしょうか?
わたしは敏腕ストーリーテラー福田靖さんのファンとしてそのように分析しています。

そんな福田靖さんが今、『ガリレオ』をやるとこうなる!
というものが観れるんじゃないでしょうかね。

監督:西谷弘

安定の西谷弘

というイメージの監督さんです。
が、彼の監督作品の中で、わたしは『ガリレオ』シリーズが一番好きです。

とくに『容疑者Xの献身』と『真夏の方程式』

これらのエンターテインメントとしてのミステリーとヒューマンドラマのバランス。
それと季節をモチーフにした雰囲気で、2作とも劇場でとてつもない没入感に浸れたあの感覚が忘れられません。

音楽:菅野祐悟、福山雅治

シリーズ通して音楽を担当されてきたお2人。
自身の大出世作としての自負もあるでしょう、福山雅治さん。

そして、実写のドラマや邦画だけではなく『ジョジョの奇妙な冒険』や『ガンダムGのレコンギスタ』などアニメーションでも音楽で見事に世界観を構築している菅野祐悟さん。

間違いなく「ああ、『ガリレオ』が帰ってきた」って思わせてくれることでしょう。

主題歌:KOH+(福山雅治×柴咲コウ)「ヒトツボシ」

『ガリレオ』と言えばKOH+ですね。
ドラマ『ガリレオ』第1シーズンの主題歌『KISSして』がいちばん耳に焼き付いています。

その次に印象深いのは『容疑者Xの献身』の主題歌『最愛』かな。
映画を観た後しばらくはこの曲最後まで聞けません。
涙があふれてとんでもないことになっちゃうから。

第2シーズンでは湯川の相棒は吉高由里子さんでしたが、主題歌だけはKOH+でしたからね。

『沈黙のパレード』だけ主題歌ミスチルですとか言われたら「はぁ?」ってなりますもんね。

映画ガリレオ『沈黙のパレード』は今までと何が違うのか?

『沈黙のパレード』はやはりこれまでとはちょっと違うぞ…という期待感がありますね。
その「今までとは違う」と感じさせるのは何なのか?
もう少し考えてみました。

連ドラ不要

映画1作目『容疑者Xの献身』はドラマ第『ガリレオ』第1シーズンのヒットを受けて翌年に製作公開されました。
映画2作目『真夏の方程式』は、先に映画製作が決まり、撮影もされて、その後ドラマ『ガリレオ』第2シーズンが映画の公開直前に最終回するようなスケジュールで製作・放送されました。

連ドラの人気を受けての映画のヒット。
そして映画をヒットさせるべく連ドラで新たな人気を獲得。

それがこれまでの流れ。

しかし、『沈黙のパレード』はシリーズ初、連ドラは事前に作られていません。
もう、ヒットさせるのに連ドラは要らない…ということでしょう。

要らないでしょう実際。

それだけ認知され人気も保証されている。
逆に言えば期待も高い。

それに応える自信もあるということでしょう。

本当はスペシャルドラマも要らないくらいでしょうが、まああった方が「映画を見たい」という気にさせるのは間違いない。

キャスト数は原作のストーリーと連動

キャストの見どころでも書きましたが、まずゲストキャラのキャスト数が圧倒的にこれまでとは違います。
コレはもちろん原作がそうだから…でしょう。

登場人物が多い分、原作者の東野圭吾さんもコレまでにないハードルを越えなければならなかった。
つまり、原作時点でコレまでとは違う面白さになっている…はず

となると当然、映画化する際の脚本も、撮影も演出も更なるものを求められるわけですよね。

原作に端に発し、映画完成に至るまで、携わったみんながこれまで以上のものを出さざるを得ないし、出しきったぞ!という自信がある。
そういう雰囲気が伝わってくるプロモーションですよね。

ネットでもテレビでも日ごろ芸能ニュースを見ないわたしは書店のポスターで『沈黙のパレード』が映画化されていることを知りました。
原作ものの映画はいつでもそうですが、出版社も書店も力を入れている。

勤務先から帰る途中の商店街の書店の前を通るだけでもなんだか今までと違うぞという感じがしてワクワクしています。

映画ガリレオ『沈黙のパレード』キャストと期待ポイントまとめ

内海薫の復活、草薙のメインストーリーへの関与、ゲストキャラの数とそれらのキャスティングの豪華さ、原作者の手ごたえ、映画スタッフとキャスト陣みんなの手ごたえ、そういうものを感じる宣伝が展開されているというのがこの『沈黙のパレード』だと思いました。

どんな映画も公開前は「面白いよ!」って雰囲気は醸し出すのですが、そういうのとはちょっと違う本当の空気感。

実はわたしがプロモーションに騙されてその気になっているだけで、実際に映画を観て…
「えええ!ガッカリ!!」とならないとはもちろん言い切れないのですが、今までの経験からいっても今回はある程度期待しちゃっていいんじゃないかなぁと結論付けています。

もちろんハリウッド映画ではない邦画ですし大手テレビ局制作の映画。
それなりの物の枠の中での期待しかしていませんし、原作小説のレビューには低評価のものもあるのでその辺りはわたしも冷静です。

それでも過去2作の映画版が好きなので「今度も」と期待するし、今回のキャスティングを観ると映画好きとしてフツーに期待します。

さて、結果やいかに!?(笑)
9月の楽しみがまた増えました♪

 

全ての物語のために

 

 

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