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面白く観るには?映画【沈黙のパレード】は泣けるか?ひどいのか?感想・評価 ネタバレなし

(c)2022「沈黙のパレード」製作委員会
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面白く観るには?映画【沈黙のパレード】は泣けるか?ひどいのか?感想・評価 ネタバレなし

映画『沈黙のパレード』泣けるって聞いたけどホント?

う~ん、人によるかも

この記事では映画『沈黙のパレード』の感想・評価について分析しています。

はじめて鑑賞後に原作も買っちゃいました
また、湯川学に対するわたしの見方も変わりました

期待していたキャストの見どころはバッチリでした。以前の記事は↓

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映画『沈黙のパレード』は泣けるか?ひどいのか?みんなの感想・評価

まずは、レビューサイトでの感想・評価を総合的に観てみます。

レビューサイト 評価点
Yahoo!映画 3.5
映画.com 3.5
Filmarks 3.7

※2022/09/26(月曜日)…公開11日目時点。

わたしがレビューサイトの点数を参考にするときの個人的な基準は以下です。ご参考までに。

3.0~3.4はふつうに面白い
3.5~3.9はけっこういい感じ
4.0~4.4はかなりの高評価
4.5~  絶対見とけ!殿堂入りレベル

映画『沈黙のパレード』は想像通りの賛否両論

みんなの感想を読むことで、わたし自身の感じ方・受け止め方も整理できてかなり興味深かったです。

低評価、高評価それぞの感想を見ていきましょう。

レビューサイトの評価の特徴として、公開から数ヶ月後のDVD・Blu-ray発売や配信などを得て評価が落ち着いていく傾向があります。
特に公開から間もない時期は感情が整理される前に反射的に感想を投げている感じ。
その分、感受性で真っ直ぐに投げられた新鮮な生の感想が多いかも。

しばらくしてからレビューをみると少し変化があるかもしれません。

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低評価 映画『沈黙のパレード』はひどい・つまらない!?みんなの感想から

まず低評価から観ていきます。

  • 「ガリレオらしくない」
  • 「過去一の駄作」「感情移入できない」
  • 「登場人物多すぎ」「薄っぺらい」「雑過ぎる」

まず「ガリレオらしくない」という意見。

らしくない理由でいちばん多かったのが「湯川が数式を書くシーンがない」からという意見ですね。

…なるほど…

数式を書くシーンはドラマ『ガリレオ』のお決まりシーンです。
映画版には登場しないということは過去2作を観ている人にとっては当たり前のことですね。

つまり、今回初めて『ガリレオ』の映画版を観たという人がかなり多いということの証明ですよね。

その人たちが低評価をつけた…
とはいえ、初めての人を呼び込んだという意味で集客は大成功でしょう。

この人たちの中から何割かでも「テレビ版と映画版では楽しみ方がちがうのか!」と気づけば本当に成功だと思います。

他にも「ガリレオらしくない」こと思った理由が書かれていました。
「湯川が主役のストーリーじゃない」「物理のシーンが少ない」
などです。

コレも、前2作を観ていれば当然のことですね。

今回かなり多くの『ガリレオ』の映画シリーズ初見の人がいたようです。
コレは嬉しい結果。

低評価の本題としては次からですね。

「過去一の駄作」「一番面白くなかった」「過去最低」など、言葉は違えど言ってることは同じ。

その理由が「感情移入できない」「登場人物多すぎ」「薄っぺらい」など…

なかなかひどい言いようですね。
でも、この中の何割かの人は
2回目に観た時に評価を良いほうに変えるかもな…
と期待できるような視点の感想を書かれている人もいました。

それは、高評価の項で説明します。

そういう人たちの意見は的を射ていて納得できるものも多かった印象です。

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高評価 映画『沈黙のパレード』泣ける!実におもしろい!?みんなの感想から

では、高評価の人はどんな部分を評価したのでしょう。

  • 「やっぱりこの3人」
  • 「みんなの演技が凄すぎる」
  • 「北村一輝さんの演技」
  • 「よくまとまっている」
  • 「先が読めずドキドキした」

まずは福山雅治さん柴咲コウさん北村一輝さんが揃ったことへの喜びの声ですね。
作品には低評価の人も「この部分だけで満足」と書く人も多いよう。

(c)2022「沈黙のパレード」製作委員会

それから他の出演者たちの演技への絶賛
これも作品には低評価の人の中にも多かったです。

(c)2022「沈黙のパレード」製作委員会

ストーリー上ですこし説得力に欠ける部分も、役者さんの演技で説得力が生まれているという感想は非常によくわかります。

今回、北村一輝さん演じる草薙俊平刑事にスポットが当たっていてその点を高評価している人も多かったです。

『容疑者Xの献身』は堤真一さんの演技を観る映画。
『沈黙のパレード』は北村一輝さんの演技を観る映画。

みたいな楽しみ方をすることもできますね。

(c)2022「沈黙のパレード」製作委員会

その他、特に原作を読んでいる人に多いのが、「よくまとまっている」という感想。
「あれだけの分量をよくこの尺にまとめたなぁ」という驚きに近い感想のように感じました。

確かに文庫版を手に取ると、他の『ガリレオ』シリーズよりかなり分厚い。

低評価の人たちでストーリーについて「浅い」「雑」と感じながらも、「よくまとまってはいる」と書かれている人も複数いました。
こういう人たちは再見の可能性あるし、見返してみると思った以上に丁寧だと気づく人もいると思います。

この辺りが、まずこの作品を肯定できるかどうかの別れ目でしょう。

また、恐らく原作未読の人たちなのでしょう。
「先が読めずにドキドキした」という感想も複数ありました。

二転三転する物語で「どうなるんだ?」って、わたしも思わされました。

(c)2022「沈黙のパレード」製作委員会

みんなの感想を読みながら、わたし自身が観終えてからの感情も整理されていきました。

おかげで映画『沈黙のパレード』の楽しみ方、面白く観るための視点のヒントようなものが見えてきた気がします。

その辺りは、一旦わたし個人の初見時の感想を踏まえた上で!
その前に、もう少しみんなの感想を。

映画『沈黙のパレード』は泣けるか?Twitterでの感想・評価

生の感想・評価がわかるつぶやきをTwitterからピックアップしてみました。

 

映画『沈黙のパレード』は泣けるか?ひどいのか?わたしの感想・評価

映画『沈黙のパレード』を観たばかりで整理できていない部分も多いですが、わたし個人の初見の感想も簡単に記録しておきます。

結論…というかやはり押さえておかねばと思ったことは…

  • ガリレオの映画シリーズはそれぞれ楽しみ方が違う

ということ。他の作品と比べて優劣を決めるのはあまり意味がないと感じました。

冒頭から引き込まれる

冒頭で被害者の少女がどれだけ愛されていたのかがハイライトのように描かれます。
これが実によく出来ていました。
この時点でわたしも一緒に少女を見守ってきたような感覚になっちゃう…
登場人物たちの少女への思いに共感しちゃう。

つまり、この数分のハイライトでもう引き込まれてました

(c)2022「沈黙のパレード」製作委員会

ん?丁寧だけど早い!

冒頭のハイライトで感情移入させるというのはかなり考えて作らないとできません。
冒頭以外の部分も、演出や演技がとても丁寧に練られていることが肌で感じられます…

だけど…なんか、過去2作品とは明らかに違うぞ…と感じていました。

その正体はテンポです。
話がどんどん前へ進んでいきます

『沈黙のパレード』というタイトルと予告編から想像していた街の人たちの「沈黙」は…

予想に反して、あっさりと最初の情報が開示されました。
「…アレ?」

つかみでブワッと観客を引き込んで、じっくりじわじわと観客をいじめていくのかと想像していました。それは前2作『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』と同じ感じを無意識に想像していたからでしょう。

でも『沈黙のパレード』を観ていくと…どうも違うぞ…と。

「こりゃあ乗り遅れちゃイカン」

と前のめりでついていきました。

初めて原作が必要か?

初めて「原作を読む必要があるかも…」と思いました。

原作を知らなくてもこのテンポ、この省略のしかたはバックグラウンドがかなり濃いぞと感じたからです。

特に違和感を感じるほどの省略だったのが、低評価の人たちも高評価の人たちも複数の人が指摘していた箇所です。
被害者の少女がある感情を発露させるシーンが、どうしても唐突に感じちゃう。

本当は撮影されているけど尺の関係でカットされたのかな?
と思うほどに違和感が拭えませんでした。

わたしは東野圭吾原作の映像化作品はたくさん見てきましたが、原作小説を読んだことはありません。
映像化作品で充分満足していました。

東野圭吾さんの本を読んだことが無いだけで小説というものは好きです。
なので映像化は脚本家・監督(他にも諸々の事情)によって変わり、原作はまた別物であることも知っています。

映画『沈黙のパレード』も前2作同様、福田靖さんの脚本です。
監督も前2作同様、西谷弘さんです。

信頼できるタッグ。

しかし今回は、『容疑者Xの献身』のようにじ~っくり見せるのとも、
『真夏の方程式』のように淡々と積み上げるのとも違います。

表現が難しいですが、瓦解し始めているところから
絡み合っている物事を紐解いていく…
謎も解きあかされながら登場人物の人間性やドラマも一緒に描かれていく…
前2作とは物語の構造そのものがだいぶ違って感じました。

もっと深く知りたい、もっと味わいたいという部分も容赦なく終わらせて次へと走っていく…
という印象も強かったです。

(c)2022「沈黙のパレード」製作委員会

劇場公開の尺の都合上、撮影はしたものの止む無くカットしたシーンなどもあるのではないか?
『64』や『ソロモンの偽証』のように、前編・後編の2部昨にして欲しかったな…

と思えるほどに深いバックグラウンドを感じるのに描かれてはいない。
…きっとそういうことだろう…と。

だから、原作でそのバックグラウンドをより深く理解したいと思いました。

黄色!(笑)

映画『容疑者Xの献身』は冬、映画『真夏の方程式』は夏の終わり、映画『沈黙のパレード』は秋…

実はわたし前2作品は季節感の印象が強く残っていました。

冬や夏は映像からも伝わりやすかったです。

今回の映画『沈黙のパレード』は秋なんだというのはわかりますが季節感をそんなに重視していない様子でした。
というか映像から伝わる季節感は秋よりも夏の終わり感のほうが強いかも。

それよりも「とにかく黄色!」というイメージ。

(c)2022「沈黙のパレード」製作委員会

映画『容疑者Xの献身』は赤、映画『真夏の方程式』は青、映画『沈黙のパレード』は黄…

これが制作側の意図したイメージなんでしょうかね…
『容疑者Xの献身』の赤はポスターだけで劇中ではあまり感じなかったけどな。

黄色は青よりは秋らしいとも言えるのでしょうかね?

自分でも気づかない没入感の凄さ

前2作も没入感は凄かったです。

でもわたしが実感したのは初見からだいぶ経ってからでした。

鈍いわたしは前2作も初見の際の感想は「イマイチ…」というもの。

今回は、とにかくテンポが速いので没入感以前に「おいて行かれたくない」という思いがありました。
だから、意識上では「今回は没入感はあまりないのかな…」と思いつつ観ていたのですが…

終盤で「ハッ」としました。

「やべぇもう終わっちゃう、めっちゃ短い!」
「もう外暗いかな…」

…という感覚になったのです…
いやいやいや!

上映時間130分だよ!
休みの日に朝一の回で映画館に入ったじゃん!

とびっくりして我に返ることになりました。

うたた寝をして「ハッ」と起きて一瞬自分がどこにいるのか?いま何時なのか?わからない感覚…

そんな感じ。

意味不明なまま乱用される「新感覚」という言葉は大嫌いですが、
映画『秘密のパレード』の没入感は前2作の没入感ともまた全然違う初めての感覚…「新感覚」でした。

つまり、とてつもなく映画に集中していたんですね没入感を感じる余裕もないほど没入しまくっていたわけですよ。

確実に丁寧に

「コレ、絶対賛否両論激しいな…」

観ながら感じました。
絶対もっとじっくり観たいと思う人が多いはずだと。

でも、とても丁寧に作られているのもヒシヒシと感じました
小説だとシーンとして描かれていたけど映画では端折った部分。
それを他のシーンの映像や演出、演技などで感じさせようとしているのでしょう。

確実に丁寧に紡がれている。
それが心地いい。

これは前2作品と共通している部分でした。
でも初見では、この丁寧さを感じられない人も多いかもしれない…
それくらいにジェットコースターストーリーです。

しかも一見、淡々として見えるので、乗り遅れないようについていかないとジェットコースターだと気づけない。
乗り遅れると傍観者になって退屈に感じてしまうかもしれません。

そういう難しい構造の映画だからこそ丁寧に紡がれているという感じです。

オレ…単純!モンキチョウで泣けた

泣ける映画かと聞かれると…「微妙」と答えます。
客観的に。

でも、わたしはベタベタな演出でちょっと泣きそうになりました。
ある登場人物の肩にモンキチョウ(で良いのかな?)が止まるシーン。

人によってはベタ過ぎてシラケるでしょうが、わたしはそういうところに弱い…w

物語を味わった後に、エンディングテーマの歌詞を丁寧に聞いていくとコレまた泣けてしまう人も多いと思います。

劇場を出て…

散歩がてらの帰路の30分。
いい映画に没入した後の余韻でした。

でも、明らかにこの映画は過去2作品とも楽しみ方が違う…
この作品を批判する人も多いだろうけど、2回目、3回目でたぶんもっと好きになっていくだろうな…

願わくは、ソフト化されるときはカットした箇所を復活させた完全版を出して欲しいな…

そんな風に考えながら帰りました。

映画『沈黙のパレード』を面白く観るには?みんなの感想でわかったこと

映画『沈黙のパレード』を観た翌日に初めてレビューサイトを観ました。
おかげさまで、少しずつ映画館を出たあとの「何とも言えない」余韻の正体がつかめるようになってきました。

2回目以降、もっと楽しむための視点のヒントになるかも。

3作品とも楽しみ方が違う

鑑賞後すぐには気持ちの整理がつきませんでした。

それも、考えてみれば当たり前です。
『ガリレオ』の映画シリーズの過去2作品。
どちらも劇場での初見直後は同じような感覚でした。

前2作も、ちゃんと作品の良さを味わえるようになったのは2回目以降なんです
ホント鈍感なわたし…

1作目初見時は「『ガリレオ』らしくない」とわたしも思いました。
2作目初見時は「1作目と比べると退屈かな…」とも思いました。

どちらも単純に楽しむ視点がズレていたからです。
1作目と2作目ですら楽しみ方が違う。

つまり、3作目である映画『沈黙のパレード』も過去2作品と楽しみ方が違って当然ですよね。

え!?どうなるの?ドキドキしていた

みんなの感想を読んでひとつ気づいたのは…
わたしも「え!?どうなるの?」とドキドキして観ていたんだな、ということ。

先が読めなくなっていったんですね。

わたしの場合は映画の尺も気にしつつ、
「アレ?まだ解決しない!まだいろいろわからない!終わるのコレ!?」
みたいなドキドキもありました。

あと、「殺意ではなく事故であってくれ!」という願いも持ちながら観ていました。
かなり登場人物たちに共感しながら観ていた証拠ですね(笑)。

原作、読みます(もっとみんなを知りたい!)

『ガリレオ』映画シリーズの前2作品はストーリーそのものがじっくり描かれていたので「わからない」部分はありませんでした。

でも、今回は明らかにテンポが違いました

初めて「小説を読みたい!」と思いました。

明らかに文章では説明されていて映像では説明されていない…
けれど映像表現や省略、演技を駆使して表現はされている…しようとしている…
そういう部分が多いのだろうと感じました

(c)2022「沈黙のパレード」製作委員会

原作既読の人のレビューがそれを物語っていました。

それらのレビューを読んでいて
「ああ、わたしは登場人物たちのことをもっと知りたい!と思っているんだな」
と理解できました。

何と言いますか…物足りないというより枯渇感ですね。

もうひとつ、「あの没入感にもっと浸っていたい」という感覚も非常に強いです。
なので、今回は初めて原作を読むことを決めました。

過去作を踏まえた作り「湯川の成長」

「ガリレオらしくない」という理由のもう一つに「湯川が丸くなったね」など湯川学というキャラクターへの意見も多く見られました。

わたしも今回初めて過去のエピソードを踏まえたセリフが出て来たな…
と思ったのですが、どなたかのレビューで湯川の成長に言及されたものがあり「なるほど…そうか!」と気づきました。

批判的な意見として書かれているのが多い「らしくなさ」…とは?

『容疑者Xの献身』での湯川の苦しみがあれば同じ過ちは犯したくないのは当然です。

さらに人としての器の大きさというか優しさや深い思いやりは『真夏の方程式』でも描かれていました。
苦手なはずの子どもとあそこまで触れ合えたことも成長への兆しだったとしたら…

変人であるはずの湯川が常連として普通の人たちに親しまれている流れすべてに納得がいきました。

「湯川のこれまでとは違う一面を観れて嬉しかった」というレビューもありました。
わたしも激しく同意。

そこで、エンドロールです。
『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』の湯川のハイライトシーン。

草薙、内海と湯川という構図が示されたのち、
ちゃんとあの少年と湯川の象徴的なシーンも描かれ、
最後に『沈黙のパレード』で草薙に向かって笑顔で手を振りながら近づく湯川のカット…
物理にしか興味がない人。
あんなににこやかに穏やかに人との関わりを楽しむ人ではなかったはず…

確かに以前の湯川らしくはない!
つまり、湯川も人としてどんどん成長しているということ。

あ…ヤバい…(涙出そう…)

わたし、あのエンドロールのラストカットで湯川学のこと大好きになりましたw

以下の記事↓では「単作で楽しめるはず」という結論を出しちゃっていますが…

今作、映画『沈黙のパレード』は、ストーリーは確かに単作で楽しめます。

ですが、シリーズで初めて過去作の湯川学の経験を踏まえての湯川の人としての丸みが描かれたのかも…?

そう思うと、湯川学の魅力が増しませんか?

映画『沈黙のパレード』は泣けるか?ひどいのか?感想・評価のまとめ

ガッカリした人が多いのはわかります。

わたしの感想としても…映画的な省略が厳しいくらいにビシバシと使われていました。

集中して観ていかないと振り落とされるジェットコースター。
乗り遅れて傍観することになると淡々とした退屈な映画に見えちゃうのでしょう。

集中して没入できても、部分的に置いて行かれることが多々ある。

決して、観客に優しい映画ではないと思います。
でも、だからこそ少しでも「感じてもらう」と丁寧に紡がれている

前2作の『ガリレオ』映画シリーズとはまた違った楽しみ方が必要ですが、
没入できたときの心地よさが大きいという意味では共通しています。

正直これが『ガリレオ』史上最高傑作かはまだわかりません。

でも、福山雅治さんのファンでも『ガリレオ』のファンでもなく、
その他多くの作品の中で好きな作品のひとつ…

その程度にしか思っていなかったわたしが、
湯川学という主人公のことを人として大好きになりました。

(c)2022「沈黙のパレード」製作委員会

草薙の姿を見つけて手を振るときのあの笑顔ができるようになった湯川学を観るためだけでも、
この先何度か観返すことでしょう。

この作品の登場人物たちのことをもっと理解するためにも、この先何度か観返すことでしょう。

そのたびに小説も読み返したくなるのかな…

 

全ての物語のために

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