映画【E.T.】あらすじと感想 色褪せない感動 少年と宇宙人と自転車と

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©1982 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.

映画【E.T.】あらすじと感想 色褪せない感動 少年と宇宙人と自転車と

E.T. 38年前の映画だけど今観ても傑作だ!

凄く情緒豊かだね。大人になってますますよく分かった!

では。映画「E.T.」を振り返ってみましょう♪

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映画 E.T. ネタバレあらすじ

映画「E.T.」
1982年 アメリカ作品

©1982 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.

 

…イタイ…

ある夜、アメリカの新興住宅地に近い森では宇宙船から異星人たち降り立ち植物調査のようなことをしている様子。しかし人間たちが近づいてきたため宇宙船は急いで離陸します。そのとき異星人がひとり取り残されてしまいました。近所に住む10歳の少年エリオットは、自宅の物置小屋で異星人と遭遇します。兄と妹の協力を仰ぎながら、大人たちには内緒で異星人のE.T.と交流を深めますが、鍵の束を腰に付けた大人たちの捜索の手は徐々に伸びてきて…

映画 E.T. キャスト(吹き替えも)と見どころ

映画 E.T. キャストと吹き替えキャスト

※吹き替えは(VHS&BD版/DVD版)ちなみにTV放送時はVHS&BD版が使われているようです。

エリオット:ヘンリー・トーマス(浪川大輔/村上想太)

主人公、10歳の少年。最初にE.T.と気持ちが通じ合い、その後E.T.が感じていることをそのまま受信しちゃいます。観客がエリオットに感情移入しながら一緒に冒険できる感じが本当によくできてますね。吹き替えキャストは当時の子役は本当にこの人が多かったですね、今でも大活躍の浪川大輔さん。30周年アニバーサリーで発売されたDVD版は村上想太さんという俳優さんが担当されたようですね。

マイケル:ロバート・マクノートン(鳥海勝美/林勇)

エリオットの兄。12~13歳くらいなのかな?日本で言えば中学生くらいに見えます。いじわるなのかと思いきやまったくそんなことなく、フツーに家族思いの長男。エリオットが1番にE.T.を紹介したのがマイケルですからエリオットも兄として普通に信頼している感じです。後半でE.T.が過ごしていたクローゼットに座り込むシーン、よかったですね~。吹き替えキャストは鳥海勝美さん。わたしの世代には伝説のアニメ「みゆき」の主人公を演じた人。DVD版の林勇さんも「BANANA FISH」や「鬼滅の刃」など最近のアニメでも活躍されている声優さんですね。

ガーティー:ドリュー・バリモア(藤枝成子/松野瞳)

ガーティーはエリオットの妹です。この子がまた可愛いんですよね。可愛いんですよねなんて言ってますがわたしはドリュー・バリモアと同い年なんですけどね。「E.T.」の成功で私生活はかなりすさんだようです。でも大人になり見事復活。「チャーリーズ・エンジェル」シリーズなどでも活躍していましたね。声優キャストの藤枝成子さんも実は同い年、でも最近は声優活動はされていない様子。

メアリー:ディー・ウォーレス(駒塚由衣/藤生聖子)

キレイなお母さん。ハロウィンの時はお母さんとしてとっても可愛らしいですね。夫と別居中。実は両親の離婚こそがスピルバーグがこの映画でテーマにしたことなんだとか。吹き替えキャストは駒塚由衣さん。わたしが唯一泣いちゃうルパン三世の長編「ルパン三世/バイバイ・リバティ危機一髪」でヒロインのイザベラ役をした人です。藤生聖子さんはよくドラマに出てきていた女優さんですよね。キャスリーン・ターナーとかの吹き替えも有名。

キーズ鍵の男:ピーター・コヨーテ(安田隆/牛山茂)

冒頭からずっと、子どもたちに迫りくる危険な存在=大人の象徴して描かれた腰に鍵の束をつけている男。面白いのは、大人になって見返すと、大人は大人で一生懸命でまったく悪意がないことです。この辺もかなり大きな発見でした。吹き替えキャストの安田隆さんはウルトラマンとかに出ていた俳優さん。1988年にご逝去されているようです。牛山茂さんはわたしの好きな声優さんでドラマ「ブレーキング・バッド」の主人公ウォルター・ホワイトや「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」のハロルド・フィンチの声などが特に好きです。めちゃくちゃ大活躍している声優さんですね!

E.T.の声:パット・ウェルシュ(高橋和枝/水原リン)

「E.T.」の吹替版ってあまり見たことないんですけど、このキャスト表を書いていて観たくなりました。E.T.の声は高橋和枝さんが吹き替えているんだ!わたしたちの年代には1番なじんでいた「サザエさん」の磯野カツオの声の人ですね。水原リンさんは今でも活躍中の方、最近金曜ロードSHOW!で再放送した「名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 ~史上最悪の2日間~」では銭湯のおばあさんされてたそうです。

伝説の浪川大輔 スピルバーグが認めた男

「E.T.」の吹き替え版に関してはWikipwdiaで興味深い記述を見つけたので引用します。

・VHS・Blu-ray版:1988年10月15日発売のVHSに初収録。
劇場公開時に「子供に観てほしい映画だから」と制作が予定されていたが、当時はスピルバーグの意向で許可が下りなかった。だが公開後も交渉を続けた結果、スピルバーグは浪川の起用を条件に制作許可を出したため、この日本語吹替が作られたという

浪川大輔さんがやるなら吹替版つくってもいいってスピルバーグに言わしめたって…これ、浪川大輔さん…伝説ですよね。わたしがテレビで洋画番組ばかり観ていたころ洋画で少年が出てくると大抵この声だったような気がします。「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」で主人公アルが叫ぶ「バーニー!」というセリフはいまだに耳から離れないです。

映画 E.T. 見どころ

E.T. 見どころ① 丁寧な描写

SF冒険エンターテインメント作品ですが、E.T.と少年たちとの感情的な触れ合いがとても丁寧に描かれています。役者の演技や演出はもちろん、カメラワークやE.T.の人形や被り物の表情のに至るまで。あと編集の間の取り方もですね。2000年代以降はとにかくテンポのいい作品が多く、それはそれで大好きですが、この「E.T.」は丁寧にじっくりと描きつつ、ダレることもなく最適なテンポも保っているんですね。その分観客の心にも少年たちやE.T.の気持ちが自然と流れ込んできます。

E.T. 見どころ② 子どもたちとE.T.のふれあい

主人公のエリオットと兄のマイケル、そして妹のガーディー。この3人とE.T.の触れ合いがとても生き生きと描かれます。とにかく3人の表情が素晴らしい。後半からクライマックスに架けては大人たちも登場しますが、前半から中盤の子どもたちとE.T.の触れ合いがあるからこその後半の盛り上がりですね。まさにスピルバーグの真骨頂です。

E.T. 見どころ③ 大人の介入は無し

映画製作を志した経験がある者には有名な演出技法なのですが、映画前半から中盤ではエリオットたちの母メアリー以外の大人が出てきません。正確には冒頭から大人の存在は思いっきり映し出されているのですが誰も顔が映されません。カメラが全て大人の腰のあたりしか映さないんですね。あるいは遠目から大人の背中とか…。E.T.とエリオットの視線の高さでカメラワークが設計されているんです。完全に意図したカメラワークの演出。大人の顔が出始めるところまで計算されている。お見事です!

E.T. 見どころ④ E.T.のデザインとユーモア

1982年、公開当時一世を風靡した「E.T.」。当時、劇場には行けなくてもE.T.の姿かたちを知らない人はほとんどいませんでした。E.T.が優しい宇宙人あることもみんな知っていました。下手をすると「キモチワルイ」と思われそうだけどもとてもチャーミング…。この絶妙なバランスのE.T.という存在の造形も見事ですね。ちゃんとユーモラスで愛嬌を感じられる。ハロウィンでヨーダの仮想をしている人に「HOME!HOME!」と言って付いていこうとする描写や、ガーディーと出会ったときなどE.T.の造形から醸し出される愛らしい演出も見どころです。

映画 E.T. の感想と考察

映画 E.T. の感想 38年経っても感動的

映画でみんなを驚かせるのが大好きなスピルバーグらしい演出が光る傑作だなと改めて思いました。公開当時、世界の映画興行収入の記録を塗り替えました。以来、1993年の「ジュラシック・パーク」の登場まで抜かれることはありませんでした。「ジュラシック・パーク」もスピルバーグ監督作品…。11年誰にも抜かれることがなかった記録を自分で抜いたんですね。凄い。「E.T.」の後、スピルバーグはプロデューサーとしてもワクワクドキドキのSFアドベンチャーでわたしたちをワクワクさせてくれました。「グーニーズ」「インディ・ジョーンズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などなど。その全ての原点がこの「E.T.」にあります。最後のクライマックスは自転車VS自動車によるカーアクション。有名な自転車が飛ぶシーンですね。ここは何度見ても泣いちゃいます!全編通して今見返しても全く色褪せませんね!

映画 E.T. 考察

1982年、「E.T.」の公開当時はまだ特撮技術は『VFX』とは言われていませんでした。『SFX』と呼ばれる技術。クリーチャーデザインと造形技術や、模型・ミニチュアや合成用の背景画=マットペインティングと合成技術。最近のコンピュータ技術を使った『VFX』に比べると手作り感はまだまだ感じられるかもしれません。でももし「E.T.」がCGで描かれていたらこんなに愛らしいE.T.という“生き物”が生まれたでしょうか?主役の子どもたちのあの豊かな表情が引き出せたでしょうか?
今後も映画の表現技術がどんどん進んでいくことは間違いありませんが、演技や存在感、質感、存在感。それらを画面に表現したり観客に伝わるような役者の演技を引き出すためには古い技術と新しい技術の両方を上手に使い分けていく配分の今後重要になりそうですね。

映画 E.T. あらすじと感想まとめ

1982年に公開されて世界中を驚かせ感動させた映画「E.T.」。「激突」「ジョーズ」などの人を怖がらせるスピルバーグではなく、「カラーパープル」など社会的で感動的なドラマを見せるスピルバーグでもなく、子どものみずみずしい心、わくわくの冒険とロマンを感じさせてくれるスピルバーグ。そんなスピルバーグ作品の原点といって間違いないでしょう。今観てもまったく色あせない感動があります。子どものころ観た人が大人になって観るとさらに感動してしまうよな、そんな素晴らしい映画ですね。

 

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