映画 Gのレコンギスタ 行け!コアファイター ネタバレ あらすじ 感想 見どころ 考察 動画 何様でもない「ただのわたしたち」にできること
映画 『劇場版ガンダム Gのレコンギスタ 行け!コアファイター』

引用元:http://www.g-reco.net/
世界の中で日本がどうなっていくのか?
そもそも世界がどうなっていくのか?
そんなことを考えていると崇高な自分になった気がしますが、目の前にあるのは個人的な現実で…
映画「劇場版ガンダム Gのレコンギスタ 行け!コア・ファイター」
を観ました。
この記事は、映画「劇場版ガンダム Gのレコンギスタ 行け!コア・ファイター」のあらすじや感想、見どころを紹介します。
【考察ストセラ】では、人のため世界のためだと思う自分と、そんな自分に「お前は何様だ!」と思おう自分についての考察です。
ネタバレは少しだけ…ほとんどネタバレしていません。
あなたが、映画「ガンダム Gのレコンギスタ 行け!コア・ファイター」に興味をもったり、目の前の生活が世界をつくっていることに少しでも幸せを感じられる手掛かりにでもなれたら嬉しいです。
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映画 Gのレコンギスタ 行け!コアファイター あらすじ
地球上のエネルギーとして利用されているフォトン・バッテリー。
それを宇宙から運ぶための軌道エレベーター、キャピタル・タワー。
そのキャピタルタワーを守るための組織キャピタル・ガードの候補生の少年ベルリ・ゼナム。
そのベルリがこの物語の主人公です。
初の実習でキャピタル・タワーで学友や先輩たちと宇宙に上がったベルリ。
しかしその軌道エレベーターが宇宙海賊の襲撃を受けます。
ベルリの活躍もあり捕まえた宇宙海賊は、少女アイーダ。
「G-セルフ」という高性能モビルスーツを乗りこなして制圧しようとしてきたのでした。
キャピタル・ガードに捕まって「G-セルフ」から降ろされたアイーダ。
「G-セルフ」は私じゃないと動かせません…
そう言ったそばから、ベルリが難なく起動に成功します。
「なんで!?」と驚くアイーダでした。
アイーダを拘束し、地上へ帰ったキャピタル・ガードはアイーダを差し向けた本拠地からの攻撃を受け…
ベルリとアイーダの大冒険が始まります!
映画 Gのレコンギスタ 行け!コアファイター 感想と見どころ
正直に言って、一般受けする作品だとは思っていません。
劇場版なのに2週間のイベント上映でした。
劇場公開と同時に劇場鑑賞料と同じ¥1800でネット配信もスタート。
劇場ではわたしも見送ってしまいました。
U-NEXTでポイントがたまっていって仕方がないので先月の「シティーハンター」同様に、以前から観たかった新作をレンタルしようと思って探そうと思ったときに思い出して検索したんです。
そしたら!価格が¥1100に下がっていました!
なるほど、劇場公開時期は劇場同様だったわけね。
ということで迷わず今月はこの作品に決定。
いい買い物…いいレンタル?
だったと思います。
観てよかったです。
あんなに難解だったテレビシリーズが、とても分かりやすく、すぅ~っと入ってきました。
富野由悠季さんが放つ渾身のシリーズ。
子どもたちに観て欲しいと思いつつ全身全霊で挑んでいるであろう作品。
世間だけではなくアニメファンの中でもコアな分類になってるんだろうな?
そこが残念ではありますね。
2014年に2クール(約半年間)のテレビシリーズとして放送されたアニメの劇場版ですね。
テレビシリーズを再編集して、新作カットを加えて劇場版として作り直す。
「宇宙戦艦ヤマト」が登場してTV版を再編集して公開した劇場版が大ヒットして以来、日本のアニメはよくやる手法です。
「機動戦士ガンダム」こそ「ヤマト」を超えるシリーズとなっていますよね。
で、「ガンダム」の富野由悠季さんが、2014年のテレビシリーズ以来、劇場版として再編成版を作ることを切望していたのがコレ。
「ガンダム Gのレコンギスタ」です。
今回は5部作だそうです。
わたしは、数年前にちょうど10歳くらいだった息子を連れて、テレビシリーズ放送前のイベント上映を観に行きました。
なんだかよくわかんないけど面白かった。
息子は当時、そんな反応でした。
しかし、テレビシリーズが始まると残念なことに食いつきがよくありませんでした。
実はわたしも…
脚本を全話、富野由悠季さんが書き上げたなんて今までの「ガンダム」であっただろうか?
しかも、宇宙エレベーターを題材にした新作を考えている…と、確かWOWOWだったかな?
で、ドキュメンタリー番組を放送したのはそれよりも更に数年前。
かなり長い構想期間を経て、まさに満を持しての富野ガンダムの新作!
だったのに…
わたしの感受性が悪いのか、頭が悪いのか?
ピンとこない。
「でも、富野さんの作品て、最初はいつもそうだよね」
それでもいつの間にかその世界観に取り込まれて一生懸命観ている。
そういうものだよね…
なんて思いつつ頑張って観続けたのですが、最後まで乗り切れませんでした。
冷静に考えると内容はすごくいいはずなのになんだか2クールかけて総集編を見せられたような感じ。
富野さんの脳内では凄いドラマが展開されているんでしょうけれど、「それは観る人たちが感じなさい」
…という投げかけが、あまりにも観客・視聴者を置いてけぼりになりすぎじゃないかな…
という、要するに『ポテンシャルは高いのに完成形が…』というもったいない作品に見えて悔しい感じでした。
コレ、2クールじゃなくて、4クール…1年かけて見せるお話でしょう!!
って感じ。
でも、それを一番感じていたのは富野さんご自身だったのが、ここ数年の情報でもよくわかります。
ずっと「Gレコ」劇場版やるよ!
って言っていましたからね。
しかもドラマ部分をちゃんと描いてわかりやすくする…と。
さて、そこで今回の「劇場版ガンダム Gのレコンギスタ 行け!コア・ファイター」です。
感想?
ほとんどテレビの画のまんまでしたけど…これが「あれ?面白い!」
って不思議な感覚になりました。
物語がちゃんと入ってくるんです。
今回は本当にデリケートに微調整したんですね。
やっぱりすごいですね富野由悠季さん。
ほとんど同じ素材を使っているのに、ちょっと構成を変えるだけでこんなにも伝わり方が変わるんだ…
っていうお手本のような作品ですよ。
そういう意味では、世界中の映画を勉強している人たちはもちろん。
世の中に自分の仕事を発信しているすべての人は、テレビ版と映画版を見比べることをお勧めしたくなるいい教材という感じです。
本当に普通に物語が頭に入ってくる。
ちょっと、ナレーションで感情の説明を追加していたり…その程度の違いなのに…
しかもテレビ版よりも物語全体はカットされて短くなっているのに、5部作の第1作目として、非常に楽しめました。
ああ、2作目も早く見たいな…
という期待もちゃんと抱かせて終わらせてくれました。
きっと、クライマックスに近づくにつれて、新作カットも増えるでしょうから、これは5部作、期待しちゃいますね。
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映画 Gのレコンギスタ 行け!コアファイター【考察ストセラ】何様でもない「ただのわたしたち」にできること
「劇場版ガンダム Gのレコンギスタ 行け!コア・ファイター」の世界ははるか未来のお話です。
「機動戦士ガンダム」が西暦の次の世紀…宇宙世紀のお話でした。
それよりも数年千なのか数万年先なのかわからないけど、ずっと未来のお話がこの「Gのレコンギスタ」なんですね。
人間は科学技術を発展させすぎて地球をダメにしかけた。
だから、この「Gのレコンギスタ」の世界ではフォトンバッテリーというエネルギーの供給を制御しています。
そして、科学技術を発展させてはならないという決まりもあるみたい…
でも、エネルギーは地球全体、宇宙全体のものであって、誰かが勝手に牛耳って人々に分配する量を制御されたらそりゃあ不満も出ますよね。
あんたは何様だ!?って。
でも、エネルギー供給量を牛耳っているほうも本気で地球の行く末を心配していればこそ、道具は使い方次第だという話はわかるけど、誰もがそれを正しく扱おうとするわけではないという悲しい現実もわかっている。
だから、力を持っていると牛耳ってしまう。
こういうところに生まれる葛藤がこの世界の争いを引き起こしているようです。
主人公のベルリとアイーダが言い争うシーンがそれを象徴していました。
「エネルギーと道具は道徳的に正しい使いかたができれば…!」
「あなたにだってそれができなかったからモビルスーツを持ち出したんでしょう!」
道徳的に正しい使い方ができれば…
と主張しているほうはエネルギーを独占せずに開放しなさいよと言っている側です。
独占するなんて「何様だ!」と。
それに対して、みんなを道徳的に正しい使い方ができるように導けるとでも思っているのか?
神様にでもなれると思っているのか!?「何様だ!」
と思っているのが独占しているほうの言い分。
面白いですね。
もちろん、どちらも正しい。
でも、独占されて抑圧されるほうはたまったものじゃないですよね。
だからわたしが独占される側だったらきっと開放のほうに賛成するでしょう。
でも独占できる立場になったら…そんな責任を手にしてしまったら…
どういう選択をするかな…
いや、そもそも、それを責任だなんて思うことがもう傲慢なのかもしれませんね。
それこそ「何様だ!」と…
経済力もそうですよね。
経済力というとお金をもっているかどうか?
みたいに受け取られちゃいますね。
そうじゃなくて、経済の仕組みそのものを牛耳っている側の人たちのことですね。
そして、知識や知恵というものも一緒です。
確かに知らなくていいことも、知らなくていい時もあるかもしれませんが、知っている人が意図的に世界のためだなんて隠していても、それだけで世界を守れたりなんかしない。
誰かが動いてそんな結界は無意味なものにしちゃうんですよね。
ただの独り占めだろうが世の中のための隠蔽だろうがですよ。
結局、みんなで知ってみんなで痛い目見て、みんなで成長していくしかない……のかもしれません。
…なんて、考えていると…
なんだか崇高なことを考えているように錯覚してしまいます。
でも、エネルギーだってお金だって、知識や知恵だって、どうやったって世界には漏れちゃいます。
それにわたしたちはそのすべてを把握できるわけじゃない。
今生きている世界で、よりよくあろうと少しずつ成長するくらいのことしかできません。
崇高ぶって難しい顔をしていないで、目の前のことを一生懸命やれよ!
お前は「何様だ!」
なんて、視点がいつも遠くから戻ってきて反省…
いつもの生活に追われる…自分のことで精いっぱい…みたいな。
わたしはずいぶん長い間、物語…フィクションを楽しむことと自分の思考と現実とのギャップをそんな風にとらえていました。
でも、目の前のことを一生懸命やるというのは「自分のことだけに」一生懸命になれ。
ということでもないんですよね。
崇高だろうがなんだろうが、全体は見ようとしながら、自分も含めた人たちのために自分に今できることは?
これが、何様でもないただのわたしにできること…目の前のことなんだな。
なんて考えさせられるすごくいいお話でした。
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