ネタバレ感想 映画【泣く子はいねぇが】悲しくて滑稽ででも湧き出す力

映画
©2020「泣く子はいねぇが」製作委員会

ネタバレ感想 映画【泣く子はいねぇが】悲しくて滑稽ででも湧き出す力

映画『泣く子はいねぇが』を観ました!

悲劇は喜劇?滑稽だけど悲しくて、でも湧き出る力もあって涙出た…

では。映画『泣く子はいねぇが』を振り返ってみましょう♪

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映画 泣く子はいねぇが ネタバレあらすじ

映画『泣く子はいねぇが』
2020年 日本

©2020「泣く子はいねぇが」製作委員会

舞台は秋田県、男鹿半島のさびれた港町、娘が生まれたのになかなか父親の自覚を持てないたすく(仲野太賀)。そんなたすくに妻ことね(吉岡里帆)は愛想をつかしかけています。大みそかの夜、もうなまはげには行かない、酒は飲まないと約束していたたすくは、なじみの仲間に頼まれて手伝いに行きます。ことねに「飲まない」と約束して…。ところがその夜、「泣く子はいねぇが~!」となまはげたちが練り歩く街の様子を生中継していた全国放送のニュース番組に、全裸でさまようなまはげが映しだされます。それは泥酔したたすくでした…。
2年後、離婚し東京で暮らしていてたすく。ことねの父が亡くなったことやことねが水商売で働いていることなどを

映画 泣く子はいねぇが について

映画 泣く子はいねぇが スタッフとキャスト

泣く子はいねぇが の主なスタッフ

監督:佐藤快磨
脚本:佐藤快磨
音楽:折坂悠太
主題歌:折坂悠太「春」(Less+Project.)
撮影:月永雄太

監督の佐藤快磨さんの長編デビュー作だそうです。かなり力のこもった丁寧な作品だと感じたので今後が非常に楽しみですね。
また、2018年に『万引き家族』などを監督して世界でも高い評価を得た是枝裕和さんが、『泣く子はいねぇが』の脚本に惚れ込んだことで企画に名前をつらねていることもこの映画の完成には大きな力だったんだろうなと想像しますね。

泣く子はいねぇが の主なキャスト

後藤たすく:仲野太賀
桜庭(後藤)ことね:吉岡里帆
志波亮介:寛一郎
後藤悠馬:山中崇
後藤せつ子:余貴美子
夏井康夫:柳葉敏郎

仲野太賀さんは2019年に芸名を太賀から改名されたんですね。映画『50回目のファーストキス』に出演したときに太賀さんのアドリブを見た福田雄一監督が台本を書き換えてしまうほど気に入られたという逸話もあるようです。その後の福田組への参戦をみればみんなが認めていることがわかりますね。

映画 泣く子はいねぇが の成り立ち

監督もされている佐藤快磨さんによるオリジナル脚本だそうです。秋田県の男鹿半島の伝統行事「なまはげ」を題材に、家庭を持つこと、父親になることの自覚が持てずにいる青年がもがきながら成長していく姿を描いています。
2020年の11月に公開され、主演の仲野太賀(太賀)さんの演技が注目を浴びていたようですね。

映画 泣く子はいねぇが 感想と評価

映画 泣く子はいねぇが の感想

※重要なネタバレがあります

泣く子はいねぇが の感想① 予想外のラスト~湧き出る力

ラストはなんとも胸揺さぶられる終わり方でした。主人公のたすくの苦しさ悲しさ寂しさやるせなさがごった返しているであろう感情の中で、それでもチキショ~と生きようとする力。根源的な生命力とでも言うんでしょうかね。そういうものを感じさせてくれる秀逸なラストだと思います。

泣く子はいねぇが の感想② 悲劇は喜劇

香取慎吾さん主演の『凪待ち』を連想させる仲野太賀さんのダメ男ぶりです。ギャンブル依存ではないですけどね。それでも、家族を守らないといけない立場になってもそれまでと同じように仲間たちと飲んでハメを外してしまう。飲まずに早めに抜けて帰ると約束したのにずるずると居座っちゃうんですね。その自覚のなさ、親になった実感のなさの演技が身に覚えのある人にはたまらなく伝わると思います。
とても寂しい状況に追いやられていて寂しいたすくですが、彼が一生懸命生きている姿を見ているとところどころ笑っちゃいそうになるんですよね。本人はいたってマジメなのでしょうがはたから見ると滑稽。その可笑しさがまた悲しくもある。絶妙です。

泣く子はいねぇが の感想③ 吉岡里帆という最大の緊迫感

何かの記事で仲野太賀さんの演技が絶賛されていたのは読んだことがあります。『今日から俺は』のような楽しい役から『母さんがどんなに僕を嫌いでも』など演技の幅が広い実力派ですよね。わたしが好きなのはドラマ『ゆとりですがなにか』のゆとり後輩役とドラマ『仰げば尊し』のちょび髭パンチパーマの陽気なヤンキーの役です。

『泣く子はいねぇが』ではそんな仲野太賀さんに愛想をつかす妻の役を吉岡里帆さんが演じます。実はこの映画の”迫力”を担っているのが吉岡里帆さんだとわたしは思いました。それはもうわたしが経験者だからでしょうか(笑)。お腹の中に子を宿す女性と20代の男性では親としての自覚を持つスピードが天と地ほど違う。

©2020「泣く子はいねぇが」製作委員会

みんながみんなそうではないかもですが、わたしは実際そうなんですよね、経験上。吉岡里帆さん演じることねがたすくに言うセリフ…「何にも考えてないよね!?」をまったく同じトーンで言われたことがあります。それもあって、ず~っとたすくに感情移入して観れたし、冒頭からず~っと吉岡里帆さんが怖かった!…そしてラストシーン。2人が対峙します。そこでことねさんが凄い目をします。「うわ~コレ、俺ならひるむかも…」ってところ。でも、たすくは頑張りました。わたしは幸いその後も父親をやれていますが、たすくはそうではないですからね、娘を一目見たいという悲しいまでの最後の最後の願いですからね。クライマックスですが、とにかく吉岡里帆さんの迫力がたまりません。
初めて吉岡里帆さんのファンになりました♪(変態か!)

□映画 泣く子はいねぇが みんなの評価

では、他のみんなは映画『泣く子はいねぇが』をどう評価しているのか、Twitterの反応から垣間見てみましょう♪

映画 泣く子はいねぇが ネタバレ感想まとめ

佐藤快磨さん監督・脚本による渾身の長編デビュー作。『今日から俺は!!』の仲野太賀さん主演の深いヒューマンドラマでした。悲しくて寂しくてやるせないけどちょびっと滑稽。男子が大人になるために…父親になるために通過しなければならない心の成長。そこが妻の堪忍袋の限界を超えるまでに間に合わなかった男の物語ですね。特に親になるつもりの男性は一度はみておいた方がいい作品かもですね。お腹に子を宿す女性とはどうしても親になる実感て遅れますからね。物凄く丁寧に描かれた味わい深い作品です。

 

全ての物語のために

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