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漫画【め組の大吾】全巻 評価・感想 まとめと分析 才能と狂気

『め組の大吾 』©MASAHITO SODA
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漫画【め組の大吾】全巻 評価・感想 まとめと分析 才能と狂気

漫画『め組の大吾』みんなはどう思ってるの?評価と感想が知りたい

アニメ『め組の大吾 救国のオレンジ』の前日談ね。
ドラマ化もされたからパパママ世代は知ってる人多いと思う。

朝比奈大吾や甘粕志郎たち消防官の若き日を描いた漫画です。
続編となる『め組の大吾 救国のオレンジ』はアニメで追っていこうと今から楽しみです♪

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漫画『め組の大吾』全巻 レビューサイトでの評価・感想

漫画『め組の大吾』はどのように評価されているのでしょうか?
感想が投稿できて5点満点での評価点がつけられるサイトを参考にまとめてみました。

参考サイト 評価点
Amazon 4.7
BookLive 4.7
コミックシーモア 4.7
Renta! 4.5
ebookjapan 4.6

※2023年9月21日時点

各サイト基準が微妙に違うのかもしれませんが、3.0点台からは高評価に当たるようです。
漫画『め組の大吾』は4.5点以上なのでかなりの高評価ですよね

では次に低評価と高評価の代表的な感想をそれぞれ見ていきましょう。

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漫画『め組の大吾』全巻の低評価の感想 不愉快

低評価は少なくて探すのが難しいです
ここで紹介するのはやっと見つけた低評価っぽい意見をなんとか拾ったもの。
多くの人の意見ではないのでその前提でご参照ください。

低評価でも作品の良さを説明するのにとても重要なポイントだという点が興味深いです。
つまり表裏一体。
この作品が描いている「バカと天才は紙一重」的な部分を象徴しているかもしれません。

この低評価を踏まえて高評価の解説まで読むと作品の良さが立体的にわかると思います。

その低評価の意見は以下。

  • 後半になるにつれ現実離れし過ぎる
  • 恋の相手が先生なのはどうかな…
  • 主人公の勘違いが不愉快
  • 自分の命を粗末にして他人の命は助けられない

それぞれ観ていきましょう。

「後半になるにつれ現実離れし過ぎる」

「後半になるにつれ現実離れする」

…確かに、スペクタクル感が増し「あり得ない!」感が増していくかも。

「こうであって欲しい」「こうなったらいいな」の理想を描くエンターテインメント。
という部分も大いにあると思います。

主人公の朝比奈大吾が配属される「めだかヶ浜消防署」は「めったに火事が起きない」「めでたい」という意味を込めて「め組」と呼ばれているという設定です。

しかし、めだかヶ浜がある千国市は都市開発が急激に進み始めている過渡期。

劇中で起きる事件や災害はどんどん激化していきます。
主人公の朝比奈大吾が取る行動もどんどん現実離れしていく…

ということは作品の中の消防署も消防庁もそれに見合った在り方が求められる。

「漫画じゃん」という言葉で、良くも悪くも片づけられるくらいの非現実感はありますね。

裏返せば、後半になるにつれどんどん盛り上がるということですが、大事なのは盛り上がりだけではないんですよね…
それは後ほど。

「恋の相手が先生なのはどうかな…」

朝比奈大吾が高校を卒業して消防士デビューするところから物語が始まります。
大吾は制服姿を見せて消防学校が終わったこと元担任の落合先生に報告するんですね。

その落合先生がこの作品のヒロインです。
で、大吾の恋の相手でもあります。

他にも大吾に恋心を抱く後輩など、女性キャラは出てきます。
それでも作品自体が結構一途に落合先生をヒロインとして扱っている印象です。

元先生と元生徒の恋愛に、違和感や嫌悪感を抱く人は必ず一定数いますね。
これはもう個人の価値観の問題。

「主人公の勘違いが不愉快」「自分の命を粗末にして他人の命は助けられない」

超重要ポイントです。
ココを感じた人は、けっこうビビットにこの作品が描いていることを感じ取られているのでしょう。

朝比奈大吾の炎への向き合い方。
まず「炎との戦い」としてスタートします。

それは彼の過去の経験が元になってのこと。
大吾は炎や火事に対して好戦的なんですね。

「どんどん来いよ!来てみろ!俺が叩きのめしてやる!」

という主人公の気分を表現しているのでしょう。

火事や災害がなくなったら自分の存在意義がなくなる…
つまり火事や災害という悲劇を待ち望んでいる…

その在り方に不愉快さを覚える人が少数ですが複数いました。
その代表が「主人公の勘違いが不愉快」という言葉なのでしょう。

「もっと火事や災害が起きないかなぁ」と不幸ごとを待ち焦がれているようにも見えちゃう。
実際、劇中の描写を観ると明らかに意図的にそう見せている部分があります。

そして「自分の命を粗末にして他人の命は助けられない」という意見。
これも「主人公の勘違い」に見える部分ととても密接につながっている点ですね。

ここは、この作品や作者である曽田正人さんの作品の特徴でもあるので後述します。

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漫画『め組の大吾』全巻の高評価の感想

高評価はとても多い…というかほとんどが高評価ですからね。
作品の熱量を反映するように感想からも熱量が伝わるものが多かったです。

  • 「熱量、臨場感、迫力がすごい」「ドキドキする」「泣ける」「胸が熱くなる」
  • 「一気に読んじゃう」
  • 「表情が印象的」
  • 「人のいろんな面が描かれている」
  • 「ぶっ壊れた天才を描くのが得意」
  • 「消火栓や消火器を意識してみるクセがついた」
  • 「生きて帰ることの大切さを感じた」

できるだけまとめて解説します。

「熱量、臨場感、迫力がすごい」「ドキドキする」「泣ける」「胸が熱くなる」

読者が手に汗握って興奮して読んでいる様子が想像できますね。

描かれている災害からの救助シーンが迫力満点というのはもちろんあります。
しかしこの作品の迫力の本質はそこではないでしょう。

朝比奈大吾の才能が決して望まれない災害という現場でほとばしるように開花していく…
その中での葛藤や驚き。

そこにドキドキして胸が熱くなり泣けるのだと思います。

「一気に読んじゃう」

「一気に読んじゃう」の他にも「現実離れしているのはわかっても引き込まれる」「初めは画が苦手だったけどいつの間にか引き込まれていた」などの似た感想がありました。

実際、漫画ならではのダイナミックな表現で描かれています。
現実に即したリアルな描写を期待する人には「現実離れ」感が受け付けないのでしょうね。
とは言え、魔法を使ったり異世界に召喚されたりするわけではありません。

でも大人気ドラマで映画も大ヒットした『TOKYO MER 走る緊急救命室』のありえなさを非難した人が『め組の大吾』を読んだら卒倒しちゃうかもしれませんよ(笑)

両作品にも共通することですが、起きていることの大きさと、登場人物たちの気迫などを合わせて表現するとこうなる…ということでしょう。

「表情が印象的」

これはなるほど…と思いました。
全体的なダイナミックさを興奮の要因と捉えるのはわかりやすいです。

そんな中で登場人物の表情に目を向けた感想はこれまた本質的な部分を突いていると思います。

「表情が印象的」というのは特に登場人物たちの表情が強く印象に残ったということ。

わたしも原作者である曽田正人さんの作品では『シャカリキ!』と『カペタ』では主役の少年の表情が強く印象に残っています。
『め組の大吾』の主役朝比奈大吾もそこはまったく同じ。

『め組の大吾 』©MASAHITO SODA
『シャカリキ!』©MASAHITO SODA

『CAPETA 』©MASAHITO SODA/KUSHO

脇を固める登場人物たちも印象的な表情を見せる瞬間があります。

特に眼…瞳。

目力ですね。

曽田正人作品から元気をもらえる理由のひとつです。

個人的には『あまいぞ!男吾』のMoo.念平作品に通じるものがあると思っています……マニアックすぎ?

© Shogakukan/Moo.念平

「人のいろんな面が描かれている」

たしかに大迫力で興奮する漫画ですが、ちゃんと冷静な意見もありますね。

重要な部分でいえば「主人公をヒーロー扱いするのではなくていろいろな人の視点で問題視したり…」という点を挙げている人もいました。

低評価の人が「主人公の勘違いが不愉快」「自分の命を粗末にして他人の命は助けられない」と不快感をあらわにしている点。

こんなことは作中の主人公の周囲の登場人物が何度も何度も主人公やその上司たちに向けて問題提起をしているんです。
主人公本人ですら自問自答する場面もあります。

なので「主人公の勘違いが不愉快」「自分の命を粗末にして他人の命は助けられない」という人は作品全体への読解力がない…

あるいは、作品世界に没入しすぎて主人公の言動の一部に脊髄反射で不愉快になっちゃったのでしょう。

朝比奈大吾のライバルである甘粕志郎も、劇中で大吾をぶっ飛ばします。

どうしても賛否が出る主人公を描いているということは、

作者が読者に挑戦してきている…ということではないでしょうかね。

他にも、先生との恋の展開を楽しむという意味で「気になる」と書かれている人もいました。

また、ここも熱い部分ですが、「ライバルとの関係がたまらん」という感想もありました。
お互いに負けん気で競い合い反発するのですが、それは認め合っているからこそ。
信頼のバディ…親友にも値する…そういう熱さですよね。

「ぶっ壊れた天才を描くのが得意」

正確には…
「天才、天性の才能、主人公の狂気を軸に展開するストーリーはこの作者さんならでは、ぶっ壊れた天才を描くのが得意」
という感想でした。

曽田正人さんの作品群を的確に表現している言葉だと思ったので引用させていただきました。

まさに狂気の領域に片足突っ込んでしまっている天才たちを描くのが曽田正人さんの作風の大きな特徴です。
必然的に努力した凡人の常識をはるかに凌駕する方法…凡人からは「絶対にやってはいけないこと」としか思えない方法…で人命救助したりします。

「主人公の勘違いが不愉快」「自分の命を粗末にして他人の命は助けられない」
まさにこの部分が受け入れられない人たちがこの感想になるのでしょう。

実際に、朝比奈大吾本人も動物的に…反射的にそう動いてしまう。
見方を変えればとんでもない「危険人物」です。

曽田正人さんはそのギリギリのところのピリピリ感を描くのが大好きなんですよね…。

だから読者も心臓がドキドキする。

「消火栓や消火器を意識してみるクセがついた」

こういう人も複数人いました。
コレは読後の効果としてとても現実的で良いですよね。

わたしも商業施設やホテルや旅館などに行くと、非常階段などを意識して確認するようになりました。

コレ、けっこう大事なことですよね。

「生きて帰ることの大切さを感じた」

ちゃんと行間を読める人の感想でしょう。
「主人公の勘違いが不愉快」「自分の命を粗末にして他人の命は助けられない」と低評価した人とは真逆の受け取り方。

この作品が自分の命を粗末にする意味での自己犠牲を称賛しているものではないことをちゃんと読み取れている。

漫画だろうがアニメだろうが映画だろうが小説だろうが、楽しむためには持っておきたい読解力です。

漫画『め組の大吾』全巻 X_エックス(Twitter)での評価・感想は?

漫画『め組の大吾』の生の評価・感想・熱い思いが伝わるものを探してみました。
古い作品ですから、X_エックス(Twitter)では見つけるの苦労しますが、生の声として少しだけ紹介しますね。

 

漫画『め組の大吾』全巻 評価・感想の分析と考察

漫画『め組の大吾』の低評価・高評価の両方をザッと観てきました。

つまり、『め組の大吾』ってどんな作品なの?

ということが見えて来たのではないでしょうか?
評価・感想を少し俯瞰して分析と考察をしてみると…

違和感、嫌悪感、疑問を感じるほどの本能、天才

高評価した人たちも、作品世界に入り込んで読んでいる最中は……

「それでいいのか?」「マズイだろ?」「こいつマジでやべぇ(悪い意味で)」

など葛藤しながら読んだ人が多いと思います。

理性や秩序や安全を保つための「常識」は確かに大切かもしれない。
でも…
「常識」では助けられない領域、
「常識」を超えることで助けられる領域、
そんな領域があるとしたら…

それはこういう人間たちかもしれない。

いや、現実にコレに近いことはギリギリ現場ではよく起きているのかもしれない。
常人の価値観だけでは違和感、嫌悪感、疑問を感じるほどの本能的な天才性という可能性を人は持っているのかも…

そういうことの表現に挑戦し続けている作品であり作家さんだということでしょう。

命が削れるほどのギリギリの状況

さきほどギリギリの現場…と書きました。
命がかかっているという意味でのギリギリの現場が描かれるからです。
これは消防士、レスキュー隊員を描いているからです。

でももうひとつ……

正常か狂気か…そのギリギリも描かれています。
これは、曽田正人作品の多くに共通している部分です。

天才…

狂おしい程の命…魂の煌めき…その瞬間
それはまさに自らの命を削っているかのごとき煌めき

それを描くのが曽田正人さんの真骨頂なんですね。

自転車ロードレースで狂気じみたヒルクライムを魅せる『シャカリキ!』の野々村輝
恵まれ過ぎた才能でひとを魅了する『昴』のバレリーナ宮本 すばる
天性のドライビングでカートからF-3まで上り詰めF-1を目指す『capeta(カペタ)』の平 勝平太

…etc…

『め組の大吾』の主人公、朝比奈大吾はそんな曽田正人作品の代表格です。

サブタイトルは『火事場のバカヤロー!』ですからね。

エンターテインメントって何?まで問いながら…作者の狂気

狂気と正常のギリギリのところを攻める主人公たち…

というか、常人から観たら「すでに狂気だろ」というところまで行っている…

とすら感じられるかもしれない領域を描き続ける曽田正人さん。

ギリギリのところを攻めているのは主人公だけではないですね。
曽田正人さんご本人も作家としてギリギリのところを攻めていると思います。

「主人公の勘違いが不愉快」
「自分の命を粗末にして他人の命は助けられない」

低評価で挙げたこの意見が出てくることがその証拠ではないでしょうか?

天才か狂気か…
救助か危険行為か…

そのギリギリだからこそ葛藤が強くなりドラマが力強くなる。

最近では『TOKYO MER 走る緊急救命室』というドラマ&映画がありました。
こちらもギリギリのところを攻めている。

けれども『TOKYO MER 走る緊急救命室』は冷静にエンタメに振り切ることを割り切っていたと思います。

『め組の大吾』はエンタメと作家性やの狂気が荒れ狂っています(笑)

ドラマ化された『ファイヤーボーイズ め組の大吾』ではそこは表現できませんでした。

映像作品で描けるとしたらアニメしかないと思います。

漫画『め組の大吾』とは?

『め組の大吾』をまったく知らない人のために基本的なことをササっと説明しておきます。

漫画『め組の大吾』は2つある

漫画『め組の大吾』は現在2つのシリーズがあります。

・『め組の大吾』曽田正人 著
  小学館 週刊少年サンデー連載済(1995~1999年)
単行本全20巻/ワイド版全10巻/文庫版全11巻

・『め組の大吾 救国のオレンジ』冨山玖呂・曽田正人 著
  講談社 月刊少年マガジン連載中(2020年~)
単行本1巻~8巻(以降続刊予定)

1995年から1994年に架けて週刊少年サンデーで連載された『め組の大吾』
2020年から新たに月刊少年マガジンで連載中の『め組の大吾 救国のオレンジ』

この2作品ですね。

『め組の大吾』

最初の『め組の大吾』は高校を卒業後に消防学校を終えたばかりの少年、朝比奈大吾が主人公です。
配属先は千国市消防局めだかヶ浜消防署、めったに火事が起きない、めでたい…「め組」

朝比奈大吾の初めての消防署勤務から、め組の面々、高校時代の恩師との恋、ライバル甘粕士郎との切磋琢磨などの人間模様…
都市開発が進み変容していく千国市を次から次へと襲う災害との戦い…

それらを通して成長・覚醒していく姿が描かれます。

初めから朝比奈大吾の天才性が描かれ、消防やレスキューの常識を破壊しながら突き進む。
明るく楽しくも戦慄のハラハラドキドキの人命救助アクションアドベンチャーです。

『め組の大吾 救国のオレンジ』

わたしは未読なのです!
だからアニメが楽しみで…

書店で単行本の裏表紙を読んだり、ネットで拾い集めた情報を整理すると…

3人の若者が中心に物語が進むようです。

十朱大吾、釜田駿、中村雪 の3人。

旧『め組の大吾』では朝比奈大吾が新米消防官になるところからスタートし、中盤で特別救助隊(レスキュー隊)を目指し終盤ではハイパーレスキューとして活躍しました。

『救国のオレンジ』のこの3人はどうやら東京消防庁の特別救助隊の資格試験に合格するところから始まるようです。

世界線は旧『め組の大吾』から続いているようです。
東京消防庁に新たに作られるレスキューのスペシャリスト集団「め組」
そのために千国市消防局から招かれるのが、朝比奈大吾のライバルだった甘粕士郎。

十朱大吾、釜田駿、中村雪の3人が甘粕と出会うことで新たな『め組の大吾』の熱い物語が始まるようですね。

旧『め組の大吾』は曽田正人さん単独での漫画でした。
『め組の大吾 救国のオレンジ』では共同原作者として冨山玖呂さんと組まれているようです。

曽田正人さんは『め組の大吾』のあと『昴』で作家として更に飛躍しました。
そして更に更に!飛躍となった『capeta(カペタ)』で共同原作者として組んだのが冨山玖呂さんです。

わたしが一生懸命読んでいた1990年代後半よりも数段レベルアップした曽田正人作品。
しかもその中でも大好きな『め組の大吾』シリーズ。

さらに『め組の大吾 救国のオレンジ』には甘粕士郎が登場するし朝比奈大吾の登場はわかりませんが存在そのものはあるようです。

ですからわたしは『め組の大吾 救国のオレンジ』のアニメが楽しみです。

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漫画『め組の大吾』全巻 わたしの評価と感想

漫画『め組の大吾』について。
簡単に、わたしの個人的な感想・評価も書いておきますね

いつからか1巻の途中から先に進めなくなっていた

今回20年ぶりくらいに読み返しました。
それまでは連載当時から何度も何度も読み返した漫画です。

なぜ今回こんなに長く開いたのか?
実はいつからか読み返そうとしたときに、第1巻の途中で涙がこらえられなくなり先に進めない…
という状態が続いたからです。

たぶんとても個人的なことです。
今回は泣きながらもちゃんと全巻読み通せました。

それでもやはり、1冊読むごとに何度も涙を流しました。

感動的な話だからということではないんですよね。

そうではなくて胸を揺さぶられるような根源的なことを純粋に突いてくる。
だから、興奮しながら熱い涙が流れる…といった感じですね。

魂を揺さぶるアクションアドベンチャー

わたしは『め組の大吾』を単行本で読み返すたびに、どの巻でも目頭が熱くなります。

曽田正人さんの作品は、他の人の評価・感想にもありましたがキャラクターの表情が印象的なんですね。
キャラクターが目をキラキラさせたり、通常モードから現場モードに「カチン!」とスイッチが切替わったり。
ギュッと何かを耐えている子どもがぶわぁっと泣き出したり、満面の笑みを浮かべたり。

人の根源的な純粋性みたいな感情を表情で表現するのが凄く上手い漫画家さんだと思います。

そんな人が描く緊張感たっぷりのレスキューものです。

だからわたしにとってはこの作品は魂が揺さぶられるアクションアドベンチャーなんですね。

とても刺激的で熱くて、元気をもらえますよ!

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漫画『め組の大吾』全巻 評価・感想まとめと分析と考察のまとめ

漫画『め組の大吾』全巻の評価・感想について見てきました。

多くの人が熱く心揺さぶられながら楽しんだのがわかりますよね。

最近(2020年~2023年)では鈴木亮平さん主演でテレビドラマと映画化もされた『TOKYO MER走る緊急救命室』に近いものがあると思います。
人命救助の現場で、現実ならあり得ない行動をとってしまう主人公がハラハラドキドキさせる。

それがゆえに周囲から問題視され、その摩擦や本人・仲間の葛藤がまたドラマを深める。

『め組の大吾』の場合は朝比奈大吾という若い消防官が成長しながらそれを見せます。
また朝比奈大吾は並々ならぬ天性の才能を持っていて周囲に混乱ももたらしてしまう。

そこは曽田正人さんの真骨頂です。

アニメ『め組の大吾 救国のオレンジ』で登場する甘粕士郎や伝説化している朝比奈大吾の若き日の成長ドラマ。

『め組の大吾 救国のオレンジ』を観てから『め組の大吾』を読むもよし。
『め組の大吾 救国のオレンジ』の予習として『め組の大吾』を読むもよし。

いずれにせよ、これから『め組の大吾』を読む人がうらやましくて仕方ありません!

 

全ての物語のために

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