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ちゃんと映画になってる!【僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション】評価と感想 ※ネタバレ注意

(C)2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

ちゃんと映画になってる!
【僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション】
評価と感想 ※ネタバレ注意

映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』を観てきました!

1作目より2作目、そして2作目より3作目と着実に『映画』になってきてますね!

この記事では、2021年8月6日から公開されている映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』のみんなの評価を、わたしの感想も交えつつ紹介します。

映画 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッションのみんなの評価

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション レビューサイト評価

レビューサイト 評価点
YAHOO!映画 4.14
映画.com 3.5
Filmarks映画 4.1

※2021年8月8日時点

公開から3日目のデータとして5点満点中4点越えはかなりの高評価ですね。とはいえ高評価の人ばかりではなく低評価の人もいます。

それぞれの評価を観てみると…

高評価の意見

1本の映画として物語がわかりやすく面白かったという意見が結構見られますね。お子さんが『僕のヒーローアカデミア』を好きだから連れていったというお父さんが、お話が面白くてアクションも見ごたえあって引き込まれたようで「今年最高の映画」と評していたは印象的でした。全体的に前作までよりもプルスウルトラしていたという人もストーリー性に触れている人が多い印象でした。

その他には劇場版ならではのゲストキャラ、ロディが魅力的でよかったという声や、ロディの声を演じる俳優の吉沢亮さんの演技が良かったという声もとても多かったです。

低評価の意見

前作までのほうが迫力があったという人もいるにはいます。それだけで作品に低評価をつけている人は、アニメーションとしてとにかく激しいバトルが観たいという人なのでしょう。「1作目、2作目のほうが面白かった」という人の意見も紐解くとそういうことのようでした。

ただ、アクションシーンが前作までより迫力がない…と言う意見が多いのかと思いきや…今回目立ったのはどうも単純にそういうことだけではありませんね。意見をまとめると「工夫」に対する指摘のように受け取れるものがおおかったです。
「バトルシーンが単調でもったいない」「キャラクターごとの特性が活かしきれていない」「結局力で押し通した感」といったところに残念さを感じているようでした。これは後述しますがいいことですよね。

Twitterでのみんなの反応

では、レビューサイト以外でのみんなの評価をTwitterでの反応からピックアップしてみましょう♪

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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション わたしの評価・感想

※重要なネタバレがあります。まだ作品を観ていない方はご注意ください!

個人的にはかなり満足しています。わたしが期待した1作目、2作目より改善していて欲しかったところがかなり良くなっていたと思います。ってエラそうにかいてますが、感情的に言えば「おもしろかった~!♪また観よ♪」って感じですよ。今回はなんとなく多くの人たちの意見全体を俯瞰して観たときの評価とわたしの感じたことがかなり近い気がしました。これは、次回作にまた反映されるんじゃないかと期待も持てます。

よかったところ

ちゃんと『映画』になってきている
ストーリーが映画

ストーリーに関してはちゃんと映画になっていました

1作目はファンのためにキャラクター達の活躍を見せるためのファンサービスのためのおまけストーリーという要素が強いように感じました。そこが残念でした。
2作目はだいぶ物語性が増して、幼い姉弟のゲストキャラを通したヒーロー候補生たちの活躍が持ち味を生かしたカタチに工夫して描かれていました。

で、今回の3作目。物語性としては、「ああ、これはちゃんと1本の『映画』だ」と言えるしっかりとした物語になっていました。前2作が酷かったわけではないですがどうしても他の一般的な1本の『映画』と比べると、そこは今一歩というところだっただけに、今回の物語はとても良かったです。

活躍キャラの絞り方

物語を1本の『映画』としてしっかり構築できた要因のひとつだと思いますが、メインで活躍するキャラクターが絞られているという部分も良かったと思います。

ファンはそれぞれに推しのキャラクターがいるだけに、全ファンの期待に応えようとするとどうしても1作目のようにできるだけ多く出すか、2作目のように全員活躍するストーリーを工夫して作るか…となっちゃいますが、毎回それじゃ限界があると思います。(そういう意味では2作目はよくできていましたね)

映画として今後も続けていくならやはり物語、ドラマの部分がしっかりとできている上でのアクションだと思うので、今後も飽きさせずに映画でも満足させるなら作品ごとにメインで活躍するキャラクターが絞られるのは大切な要素だと思います。

とは言え、ちゃんと1年A組の他のクラスメイト…のみならず1年B組や先輩にインターン先のプロヒーローたちもちゃんと見せ場があって2作目とはまた違ったパターンのバランスの良さだったのも凄く良かったと思います。

好感もてるゲストキャラ ロディ

映画のゲストキャラは毎回いいですね。

1作目の科学者父娘も良かったし、2作目の小さな姉弟もとても良かったです。2作目のヴィラン<敵>・ナインは映画だけで終わらせるのもったいない感じもするくらいでしたしね。

今作のロディは吉沢亮さんの演技も含めてロディが中心のストーリー展開でもあって、1本の映画として成り立たせるという意味でもとても重要な位置でした。またキャラクターの魅力としてもとても良かったと思います。「ロディとお別れするの辛い。今後の彼のことも知りたい」と思えましたから。

ラスト以外のアクションシーン

アクションシーンも良かったですね。

ラスト以外ですが…ラストは後述します。ただのファンサービス動画ではなく1本の映画として成立させるには、アクションも物語の中での必然性が必要だと思っています。物語上の必然ということはそこにストーリーもあるということですよね。誰がどこにどんな状況でいてどう動いているのか?それがラスト以外はとても良かったです。

街中でロディを追うシーンや、ロディと一緒に逃げるスパイダーマンのようなシーン、崖っぷちで出久とロディが追い詰められて爆豪と轟が助けに来るシーンなどちゃんと位置関係がわかって立地や状況との関係性もわかって、カメラワークにも工夫があってアクションシーンとしての緊張感がありました。ちゃんとアクション映画のアクションシーンになっていましたね。もちろんアニメならではの見せ方で。

残念だったところ

「悪かったところ」じゃなくて「もっとこうして欲しかった」という意味での残念

「悪かった」なんていうのはおこがましいですね、作品としてかなり楽しんで満足させてもらっているので劇場で観れてよかったというのが本音。その中でも「ヒロアカ」大好きだからこそ、「もっとこうして欲しかった」「こうだったらもっとよかったのに」という「もっともっと」の要求が出てきちゃう。そういうファンの欲張りな要望という意味です。

でも、意外と低評価をつけた人たちの理由ともかぶっているところ多いようです。

最後のバトルシーンは「そこ」から抜け出して

好きだから言いたい、もっとこうして欲しかった…。多くの人がそうであったように、やはりラストのバトルシーンですね。

1作目のときに劇場の大スクリーンで見せるから!ということだったのでしょう。かなり激しく大掛かりな衝突と破壊のバトルシーンとなりました。TVで伝説となっているバトルシーンを超えちゃうほどのスケールでした。

続く2作目。準備段階から原作者の堀越耕平さんが「前作を越えなければ!」みたいなことをしきりに仰っていて心配していたのですが、その心配が的中。バトルシーンを「もっと激しく!」という意味でのプルスウルトラ(前作越え)を目指されたんですよね。
観客はもっと迫力のシーンを観たいのだろう…という部分から観客にこたえるためにそうしたのでしょう。結果、画面の中で何が起きているのかわからない!というほどの激しい描かれ方となりました。

さすがに3作目でも同じ方向性で「前作越え」を狙うと観客は飽きちゃうんじゃない?と危惧するほどだったわけですが、やっぱり最後激しさでわけわからない描写が出てきました。
「それがいいんだ!」という人はごめんなさい。

それでも、ラスト以外のアクションシーンには「スリル」がありました。位置関係や状況が伝わるからこそ感じられるものがスリルです。もう「より激しく!」ということに縛られず。もっと『映画』として面白いものをという意味でのプルスウルトラを目指して欲しいですね。

最後のバトルシーンでこそもっと工夫が欲しかった

最後のバトルシーン…文句ばかりいっているようですが作画している方は物凄い苦労だと思うんです。凄い動画でしたからね…。

でもだからこそ「単調」とか「工夫がない」なんて言われるのはもったいないわけです。

途中までのバトルシーンやアクションシーンは各キャラクターの個性や性格的な性質なども活かされて工夫された描写が多かったです。カメラワークも工夫されていました。

だからスリルの中にその状況をどう打開するのか?という「見どころ」が生まれてシーンの面白さになっていました。アクション映画のだいご味ですよね。アニメでそれを出せることができるって稀有な作品ですよ。マーベル映画がやってることをアニメでもやれちゃうわけですからね。

最近『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ』という映画がアニメが超えられなかった壁を越えました。この『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ワールドヒーローズミッション』のラスト以外のアクションシーンは『ヒロアカ』もそれをやれるぞ!と感じさせてくれました。

でも残念だったのがラストバトルが結局バワー押しだったということ…。力でねじ伏せた…みたいな決着でした。敵の限界をパワーで上回っただけ。

もったいなかったですよね。戦いながらせっかく主人公の出久が言うんですよ。
「倒す方法を考えなくちゃ!」
みたいなことを…。そう、出久こそ分析の子ですから出久ならではの工夫が彼の魅力のはずなんです。

パワーで上回るのはTV第1期と第3期でオールマイトがやってみせたこと、オールマイトだからこその見せ方ですよね。劇場版第1作も。

でも、出久は…出久もそれをやってきた場面もありましたが…彼はもっと頭を使ってきました。それに原作・TVアニメ本編では「あと2度か3度同じような腕の骨折を繰り返せば使い物にならなくなる」と言われているんです。なのに、劇場版では2作目でも今回の3作目でも結局腕をまた壊してプルスウルトラしちゃった。

爆豪も、工夫が破られてパワー押しという展開より、パワー押しが破られて彼の抜群のセンスが光る工夫で勝った方がもっと熱かっただろうし、轟も例えばのアイディアの1例ですけれども戦いの中で敵の戦い方からヒントを得て「それなら俺もこうすれば応用できる!」と成長するような勝ち方だったら、1本のアクション映画としてもっとOhooo!!と感動できただろうなと思います。

映画 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション 評価まとめ

賛否あるのはほぼほぼラストバトルについてでしたね。
作り手も今回は前回までの迫力は落とさずに今までとの違いを見たいという観客の両方の欲求を満足させようとしたのかラストだけは中途半端になってしまったような感もあったのかもしれません。

Twitterの反応からではわかりにくいかもですが、レビューサイトを読んでいくと、他のみんなの感想からも、もう力押しのプルスウルトラには飽きていているのがわかります。もっとキャラクターを生かした工夫あるバトルを望んでいる人が多いというのが見えてきました。今後も観客の意見を受け止めながら進化していくのでしょうしから楽しみですね。

わたしたちファンは欲張っていろいろ「もっとこうだったら」といいますが、今作は実際に『映画』として前々作、前作よりも完成度が格段に上がっていましたからね。正直言って最初からかなり楽しく観ましたし、大満足してるんですけどね。劇場版第4弾はもっと面白くなっているかも!という期待できる進化でしたよ!

 

全ての物語のために

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