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ネタバレ!映画【僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション】見どころと感想

(C)2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

ネタバレ!映画【僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション】
見どころと感想

映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』の幸せ余韻抜けない♪

また観にいきたい!って思える映画だったよね~♪

この記事では、前回の記事(↓)で紹介しきれなかった映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』の見どころをネタバレや感想を交えて紹介します。

前回の記事はこちら↓

映画 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッションについて

映画のデータ

(C)2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

劇場版3作目

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』は2016年に放送がスタートした人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』の劇場版の3作目にあたります。

1作目 2018年8月公開 『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄』
2作目 2019年12月公開 『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』
3作目 2021年8月公開 『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』

原作者による総監修と安定のスタッフ

総監修:堀越耕平

映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』では原作漫画『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)の作者・堀越耕平さんが総監修を務めています。劇場版は原作にも無いオリジナルストーリーなだけに、キャラクターや物語がヒロアカの世界観として成り立つように監修しているのでしょうが、堀越耕平さんの良さがちゃんと出てますよね。

監督:長崎健司

堀越耕平さんの良さをアニメにした人と言ってもいいのがこの人。監督の長崎健司さんはTVアニメシリーズ『僕のヒーローアカデミア』1期、2期で監督を務め、3期~5期では総監督を務めています。劇場版は第1作目からずっとこの人が監督です。他の代表作にはTVアニメ『ガンダムビルドファイターズ』シリーズがありますね。

脚本:黒田洋介

脚本の黒田洋介さんも、TVアニメの最初から『ヒロアカ』の全てのアニメ作品を手掛けている方。堀越耕平さんが描くダイナミックさと熱い人間ドラマ部分をしっかりとくみ取って映像作品用の物語に再構築してこられた人ですよね。

音楽:林ゆうき

音楽もず~っと『ヒロアカ』の世界観を表現してきた林ゆうきさん。シリーズものでファンが「ヒロアカの世界だ!」って認識してワクワクできるのは音楽あってですもんね。

脚本の黒田洋介さんと音楽の林ゆうきさんも『ガンダムビルドファイターズ』シリーズに携わっていた人たちで、古くからのチームなのでチームワーク抜群です。

映画 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション ネタバレ

映画 ヒロアカ ワールドヒーローズミッション ネタバレ キャラクター&声優

・主な映画オリジナルキャラクター

キャラクター 声優キャスト
ロディ・ソウル 吉沢亮
ピノ 林原めぐみ
アラン・ケイ 野島裕史
クレア・ボヤンス 本名陽子
サラーム 宮園拓夢
フレクト・ターン 中井和哉
ベロス 伊瀬茉莉也
シデロ 梅原裕一郎
サーペンターズ 榎木淳弥
レヴィアタン 坂田将吾

映画 ヒロアカ ワールドヒーローズミッション ネタバレ 見どころ

※ネタバレしてます。細かいエピソードのネタバレはさせていますが物語の構造は完全にネタバレしてます。既に観た人、ネタバレしてでもどんなものかわかってから観たいという人向けの内容です。

ワールドヒーローズミッションのネタバレあらすじ

※結末までは書いていませんがストーリーのネタバレを含みます。

個性が人類を滅亡に導くという「個性終末論」を信じる集団「ヒューマライズ」は、世界中の個性保持者を一掃すべく、強制的に個性を崩壊させる「個性因子誘発爆弾」を世界各地に仕掛けていました。その情報を入手した全世界の“プロヒーロー”と各プロヒーローたちにインターンとしてついていた雄英高校ヒーロー科が招集され、世界各国に散らばって爆弾の回収に奮闘しています。

緑谷出久、爆豪勝己、轟焦凍の3人はエンデヴァー事務所のプロヒーローたちとともに遠い異国・オセオンへ赴きます。

インターン生の任務はとうぜんプロヒーローたちの支援。オセオンの街で買い出しに出た3人は宝石店の窃盗事件現場に遭遇します。咄嗟に犯人の2人組を追う3人。ところが犯人たちには仲間がいて盗んだカバンを3人目の仲間にパス。出久が3人目を追うのですが…

出久に追われる3人目というのはロディ・ソウル。
ロディは出久たちと同じ歳の少年で、トレーラーハウスでまだ小さい弟と妹の兄弟3人で暮らしていました。どうやら近所の酒場のオヤジから流れてくる”仕事”を受けて生計を立てているようです。その仕事が今回はオヤジがヴィラン<敵>から請け負った窃盗のサポートだったようです。

身のこなしの良いロディをなんとか捕まえた出久でしたが、カバンの中を見ると…中身は宝石ではなくビジネスマンのカバンの中身のようで…
実はロディが逃げている間に他のカバンと取り違えたのでした。しかし、そのカバンこそ「ヒューマライズ」から脱走した団員のカバンで「ヒューマライズ」が必死で追跡しているものでした。

ロディは出久に言い逃れできたものの、どういうわけか警察に囲まれます。警察は一切ためらわずに発砲。出久がロディを助けるのですが…
今度は出久が大量殺人犯として指名手配され、ロディはその仲間ということにされてしまうのでした…!

ワールドヒーローズミッションのネタバレ見どころ

TV第5期とのリンク
エンデヴァー事務所でのインターン活動

2021年春~夏に放送中のTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第5期とちょうど時期が合うお話になっています。出久、爆豪、轟が、轟の父親でもあるNo1ヒーローのエンデヴァー事務所にインターンに行っている時期のある数日間の物語です。

第104話 お久しぶりですセルキーさん

TVアニメ第5期のエピソード、7月17日に放送された(通算)第104話「お久しぶりですセルキーさん」は原作にはないオリジナル作品でした。実はこのお話のラストでフレクト・ターンが登場して映画『ワールドヒーローズミッション』のプロローグのプロローグ的な演出になっていました。

世界中で活躍する雄英生

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2019年公開の劇場版第2作『ヒーローズ:ライジング』では、雄英高校1年A組全員が活躍できる舞台設定とお話作りになっていました。第3作となる『ワールドヒーローズミッション』では、メインは主人公の出久とゲストキャラのロディ。そこに爆豪と轟が加わるという感じ。こうすることで映画としての物語性がより増しています。
じゃあ、他の雄英生が出てこないのかというとそういうことは無くて、世界各国の様子がちょいちょい映るときにちゃんと活躍の様子が見れます。2作目のような全員で戦う展開を期待していた人にはちょっと物足りないのかもしれませんね。

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各国のプロヒーローと雄英生の分布表

主なヒーローたち
オセオン 緑谷出久、爆轟勝己、轟焦凍、エンデヴァー、バーニン、クレア
フランス 麗日お茶子、蛙吹梅雨、リューキュー、波動ねじれ
日本 切島鋭児郎、鉄哲徹鐵、耳郎響香、障子目蔵、天喰環、ファットガム、ギャングオルカ、プレゼントマイク
エジプト 上鳴電気、瀬呂範太、峰田実、塩崎茨エッジショット、シンリンカムイ、マウント・レディ、サラーム
アメリカ 常闇踏陰、尾白猿夫、砂藤力道、庄田二連撃、穴田獣郎太、ホークス、オールマイト(ニューヨーク統括司令部)
シンガポール・マレーシア 八百万百、取蔭切奈、マジェスティック、ビッグ・レッド・ドット

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出久とロディの逃走ロードムービー

物語をけん引するのが出久とロディの逃走劇です。正確には第一幕最後で出久とロディが逃走犯となり、第二幕が逃走劇、第三幕は爆豪、轟とともに的中枢に攻め込むという展開。

劇場版1作目と2作目は、雄英生徒たちが活躍するために舞台・ゲストキャラ・ヴィラン<敵>が用意され、その背景が少しずつ分かってくるというのがストーリーそのものという感じでした。戦いを見せるための設定をストーリーに当てていく感じですね。

しかし、今作・3作目の『ワールドヒーローズミッション』はお話の組み立てがもっと映画的に感じました。出会いと事件、そして逃走というロードムービーで友情を深め、最終決着。
大きな舞台は2作目までのように用意されていたのに、第一幕でいきなり出久が指名手配されその舞台上のストーリーから一見離脱するように見えます。
基本的にはその出久たちメインでお話が進むんですね。
結局、話は本来の問題と繋がっていくのですが、前2作のまさに主人公たちが事件の渦中にいて事件に対処するという単純な物語とはひとひねりされていますよね。

結果的には「実は終始一番の渦中にいた」ってことになるんですが、ただ舞台を整えて戦うという構成ではなく、物語としてひとひねりされているのが「より映画らしく」なったいちばんの理由だと思います。

出久、爆豪、轟、そしてロディの画と声それぞれの演技

まず、『僕のヒーローアカデミア』の主人公は出久だということ。そこをしっかりと踏まえたストーリー展開になっていて、出久をサポートする立場なのが爆豪と轟…とストーリー上もしっかり役割分担ができているのでストーリーがブレません。

巧妙なのがロディの存在です。観客はロディ目線で出久たちと一緒に旅をしたり助けられたりという追体験ができるんですよね。

(C)2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

出久…心優しい主人公

出久がロディの個性について「とてもステキな個性じゃないか…」みたいなことを言います。ロディは自分の個性をしょぼいと思ってるんですね。この個性というものへの捉え方が出久らしいですよね。そしてこの時の山下大輝さんの演技がまた優しい言い方なんですよ。

TVの第4期で出てくる壊理(エリ)ちゃんの個性も一見恐ろしい個性なんですが自分の個性は呪われていると思っていた壊理ちゃんに「とても優しい個性だよ」って捉え方を変えてあげたんですよね。

こういう良さがちゃんと表現されているんですね。ロディもきっと救われただろうなと思います。

爆豪…友を心配できる漢への成長

ラストのバトルで傷だらけになりながら戦う爆豪をかっこいいと思う人が多いのかな?

わたしが一番グッと来たのは、轟が爆豪に声をかけ派遣先事務所で、周囲に人が大勢いるところから外に連れ出すときの反応です。
とっさに察して、「クソデク(出久)がらみだな?」と小声で轟に確認したときの爆豪の表情と声のトーンですね。最初の頃の彼だったらあんなに落ち着いて本気で心配していたかな?と思うとその精神的な成長にグッときます。作画の表情と演じている岡本信彦さんの演技に注目です。

轟…友のピンチに戸惑う演技

轟の演技にグッと来たのは最初のほうで出久が指名手配犯となったのをテレビで観ながら出久と電話ではなしているときの演技でした。

「緑谷…本当に、なにやった?」

当然轟だけではなく爆豪もエンデヴァーも世界各地に散らばっているクラスメイトたちもオールマイトもみ~んなびっくりするわけですが、その代表として轟が今まさにその渦中の出久と電話で話しているわけですよ。当然轟自身の気持ちではあるんですけれどもみんなの気持ちを代弁したような…「本当に、なにやった?」の演技。

これも轟の表情と演じている梶裕貴さんの演技がリアルでグッとくるんですよね。本当に友のピンチを我がこととして困惑している様子が出ています。

(C)2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

ロディ…自分を大事に出来なくて

で、この映画のもうひとりの主人公と言っていいのがロディですね。持ち前のすばしっこさにモノを言わせてか犯罪の片棒を担ぐようなしごともいとわずやってきた少年。少年が幼い弟と妹を養おうと思ったらこの世界ではこれ以外に方法がなかったのかもしれません。周囲から排他されるようなシーンも彼の過去が明かされるときに描かれていましたね。

「人はこうやって裏切られていくんだ…」

彼が父親に裏切られた時の想いが言葉になったかのようなセリフ。でもこれは出久との関係でのある重要なポイントとして出てきます。
それまでのロディのことがとても丁寧に描かれてきた後なのでわれわれ観客の心にもここはとっても効果的に作用しますよね。
振る舞いは飄々としていても、親に捨てられたから自分のこともイマイチ大事できない…そんな影があるロディ。
出久との出会いによってそんな彼の内面が変わっていく様子が、この物語のドラマの核と言ってもいいのかもしれません。

吉沢亮さん演じるロディを見に行くだけでも価値のある映画だと言える魅力的なキャラクターですね。

(C)2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

映画としての質を決定づけた象徴的なシーン

出久とロディが車で旅をするシーンは挿入歌が流れますが、わたしはジャッキー・チェンの『サンダーアーム龍兄虎弟』を連想しました。主人公のジャッキーとずっと仲たがいしていた元親友のアランがヒロインを引き連れていろいろな景色の中を車で長旅するシーンです。アラン・タムが歌う「Friend of mine」という曲がセリフのないシーンを盛り上げます。
『ワールドヒーローズミッション』の挿入歌、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「フラワーズ」ももちろんいいのですが「Friend of mine」でも似合うようなシーンでした。

この映画の根幹を象徴するステキなシーンです。コレだけでも「ああ、今回は本当に1本の映画として作られているな」と感じられるので観る価値ありですね。

まとめ

ロードムービーでありバディものでもあり…でも、緑谷出久という人物とロディ・ソウルという人物の人間性があるからこそ生まれるドラマ。そこに爆豪は爆豪として、轟は轟として脇からサポートする。そんな柱がブレないまま実にしっかりと物語が流れていきました。

そして、当然ヒーローの卵たちが大活躍するヒーローアクション映画であり、やはりこれはアニメなんですよね。アニメだから描けるアクションでないと意味がない。

でもリアルなスリルを感じられる終盤近くまでのアクションシーンの描き方と、賛否両論ありますがラストのいかにもなバトルアニメらしい大迫力のバトルシーン。

さらにちょっと胸が締め付けられるようなラストシーン。

1本の映画として「ヒロアカ」を知らない人にも勧められるような映画。「ヒロアカ」を知らなくてもこの作品で初めて魅力を感じるきっかけにしてもいいような1本の映画。そんな作品です。見どころギッシリなので何度でも観たくなるはずです。

 

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