ネタバレ 映画続編【ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ】これ観てシリーズが好きになりました
映画『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』を観ました
『ボーダーライン』の続編ね。わたしは1作目より観やすかったです。
緊迫感は相変わらず凄い!
では、映画『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』を振り返ってみましょう♪
映画『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』は見放題配信中です。無料でも観れますよ♪
映画 ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ ネタバレあらすじ
『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』
2018年 アメリカ
アメリカのスーパーマーケットで、凄惨な自爆テロが起こります。死者15人。犯人はメキシコを経由して不法入国したと思われる人物でした。アメリカ政府はさらなる犯行を防ぐため、マット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)を呼び出します。どのような方法が効果的か模索する政府とマット。国境越えビジネスを仕切っているのは麻薬カルテルです。彼らをかく乱させる計画を立てるマット。「汚い手」を使うことは政府も黙認します。ただし政府は関与を認めないこととして。マットは家族を殺したカルテルに恨みを抱く傭兵のアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)を呼び、共に麻薬王の娘をさらい、カルテル同士の抗争を引き起こそうとするのですが…
映画 ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ について
映画 ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ 主なスタッフ
監督:ステファノ・ソリマ
イタリア人の監督。『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』がハリウッド映画としては初監督作品です。その前には2012年に『バスターズ』という作品で長編映画デビューしイタリアの映画賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の新人監督賞にノミネート。2013年に『暗黒街』でもダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の5部門にノミネートされるなど高い評価を受けて『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』の抜擢につながったようです。
脚本:テイラー・シェリダン
前作『ボーダーライン』も手掛けた人。前作の製作終了後、わずか数ヶ月でこの続編も執筆したらしいです。この人が書くなら3部作にしてもらってもいいな~と思いますね。役者でもあり『スタートレック:エンタープライズ』などテレビドラマでは2000年代から活躍している人。2017年の『ウィンド・リバー』では脚本だけではなく監督もされてますね。
音楽:ヒドゥル・グドナドッティル
アイスランドの女性チェリストだそうです。前作『ボーダーライン』の音楽を手掛けたヨハン・ヨハンソンとは共同で音楽活動をされているみたい。ウィキペディアには「弟子」と書かれてますね。前作にも参加していたそう。あの『JOKER ジョーカー』(2019年)では第77回ゴールデングローブ賞作曲賞を受賞していますね。
撮影:ダリウス・ウォルスキー
前作『ボーダーライン』の撮影監督:ロジャー・ディーキンスも凄い作品をたくさん撮ってきた人でしたが、今作のダリウス・ウォルスキーもなかなかの経歴をお持ちですよ。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの他『スイニー・トッド』や『アリス・イン・ワンダーランド』などジョニー・デップ作品とも相性が合うんでしょうか?『エイリアン:コヴナント』他リドリー・スコット監督とも何度か組んでいるようです。あ!ブランドン・リーの遺作『クロウ/飛翔伝説』(1994年)を撮った人だ!その後『クリムゾン・タイド』『ザ・ファン』でトニー・スコット作品を撮ってるじゃん!ということはわたしが撮影するときの画づくりの師匠にあたる人です!(勝手に言ってますが)ちょっと感動!
映画 ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ 主要キャスト( )内は吹替キャスト
※重要なネタバレがあります
アレハンドロ・ギリック: ベニチオ・デル・トロ(菅原正志)
前作でも正直言って物語の軸としては主役といっても良かったくらいエミリー・ブラントが演じる主役を翻弄していましたよね。アレハンドロの在り方の是非が観客に投げかけられたテーマと言っても良かったくらい。今回はしっかり主役です。あの”選択”を知っていて観るとさらにドキドキしますね。怖いよコイツって。
マット・グレイヴァー: ジョシュ・ブローリン(山野井仁)
前作は自称政府の顧問ということでしたが今回はCIAの特別捜査官ということになっているようですね。役柄もやっていることもポリシーも前作から一貫されています。一貫していないのは吹き替えキャストだけ!なんで!?でも雰囲気は変わらず申し分ありませんでしたけどね。何度も言いますが『アベンジャーズ』のサノス、『グーニーズ』で主役マイキーのお兄さん役でデビューした人ですよ!
イザベル・レイエス: イザベラ・モナー(青山玲菜)
麻薬カルテル組織のトップの娘。高校生です。2017年の『トランスフォーマー/最後の騎士王』でもイザベラという役で出てますね。本来は可愛らしい雰囲気の女優さん。
スティーヴ・フォーシング: ジェフリー・ドノヴァン(野川雅史)
前作でもマットのチームにいた人ですね。気づかなかったけど『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』の主役の人ですね。栗田貫一さんが吹き替えしてたらわかったかも(笑)
ガヨ: マヌエル・ガルシア=ルルフォ(宮本淳)
メキシコ系ギャングの親玉です。密入国を仕切ってるヤツですね。悪いですね~。でもわたしが大好きな『マグニフィセント・セブン』では7人の中にいましたよ。バスケス、デンゼル・ワシントン演じるサム・チザム追い詰めてから仲間にする賞金首の彼ですね。
シンシア・フォード: キャサリン・キーナー(宮寺智子)
CIA工作員でマットの上司にあたるようです。ちょいちょいエラそうに出てきます。そしてしくじったアレハンドロの扱いも酷い。実際のCIAってこんな文化なんですかね?『ボーン・アイデンティティー』シリーズとかと一緒でこういう描き方されること多いですね。キャサリン・キーナーは1980年代から活躍されているベテランさんです。結構有名な作品にでてますね。たまたまわたしが観れてない。観たのは『キャプテン・フィリップス』くらいかな、トム・ハンクスの。
ジェームズ・ライリー: マシュー・モディーン(宮本充)
国防長官です。マットに”非公式”でガッツリ仕事を依頼し問題が起こると責めるという嫌な役。マシュー・モディーンはもう、いろんな作品で脇で作品を支えてますよね。よく見る顔って感じの人。スタローンと共演した『バックトレース』も宮本充さんでしたね声は。
映画 ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ 感想と評価
映画 ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ 感想
※重要なネタバレがあります
ボーダーライン:ソルジャーズ・デイの感想① 前作より観やすい
前作より観やすいです。内容がハードなのは変わらないのですが前作のケイト(エミリー・ブラント)の視点で見せられる世界観とは違うのは確かですね。前作を高評価して今作を低評価している人はそこが気に入らないのかも。でも、音楽も世界観も前作をしっかりと引き継いでいるし重厚な作品です。前作のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督独特の雰囲気カットというのはありません。それが逆にアップテンポを作り出していて軽やかですね。撮影監督も後退しましたが全作へのリスペクトはある画づくりでした。
ボーダーライン:ソルジャーズ・デイの感想② ちゃんと良心との葛藤はある
観やすさのイチバンの理由は当初のわたしの危惧とは逆の理由でした。前作を観たときにアレハンドロやマットが主役になったら観れたもんじゃないな~と思っちゃうほど2人のやり口が酷いものに見えたんです。でもそれはケイト(エミリー・ブラント)の視点で描かれているからですね。今回はアレハンドロとマットの視点で描かれています。
葛藤の部分もこの2人の葛藤が描かれるんです。前作はどんどん酷い状況が見えてくるので見ながらどんどん辛くなっていってクライマックスのアレハンドロの行為で「オーマイガー!」と口をふさいじゃいました。酷さが最大級に爆発する。
でも今回は主役であるアレハンドロとマットをちゃんと応援しちゃうんですよね。2人は決して極悪人ではない。それはケイトもわかっていましたもんね。だからあのラストになるわけですから。アレハンドロもマットもリアリストであることは間違いないですが、良心がないわけではないし矜持がないわけでもない。この2人の葛藤をそれぞれの立場で見せる。それを日本映画のわたしが嫌いな面のように作っている方が酔いしれるような見せすぎもない。文句ないちょうどいい塩梅で描いてくれます。そこはやっぱり起きていることを見せるというドキュメンタリータッチ主体なんですね。ラストのリクルートシーンまで手に汗握って、終わったら「う~ん…いいねぇ」とうなっちゃいました。
映画 ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ みんなの評価
では、映画『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』のみんなの評価をTwitterの反応から垣間見てみましょう♪
※重要なネタバレがあります
『ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ』2018 ステファノ・ソッリマ監督 ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン他 前作鑑賞済み。エミリー・ブラントは出ていなくて続編という感じはなく最初に観ても面白かったと思う。麻薬王娘役イザベラ・モナーの存在が良かった。 pic.twitter.com/GtTFXGW3dT
— chiyomi★映画&ドラマ垢 (@chiyomik1) November 28, 2020
#1日1本オススメ映画
【ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ】こないだ1作目を紹介したので。
前作を上手く踏襲しつつ、緊迫感増々でよりエンタメ要素の強い #映画 に😊
ただしテーマがズレて話がとっ散らかってるので注意しないと面喰います#映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/2vXNBNGFn1
— でょお|忖度なさすぎ映画ブロガー (@dyoblog_) June 10, 2020
『ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ』(2018)
暗殺者デルトロ危機一髪😓
麻薬カルテル殲滅ミッションに
巻き込まれた少女👧守るデルトロ👨
前作よりも見やすいかも😉
でも前作の方が好きだったかな😅 pic.twitter.com/FMM7Q7dyCr
— PEELABANANA (@tarodepp) February 3, 2021
#ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ
なんやかんや言うてやもベニチオ・デル・トロの映画。あんな死んだ目の俳優他におらへんわ、今回はもう死神やんか
しかしアメリカっちゅう国もクズやね、マッチポンプもええとこや
次回作あるらしいけどデル・トロの死神復讐劇やね、手下も確保できたし。 pic.twitter.com/zQ7o6DfHls— 天の狗 (@liquidrunner13) October 27, 2020
『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』鑑賞
脚本は前作に続きテイラーシェリダンメキシコ国境の密入国を仕切るカルテル同士の抗争を勃発させるため、麻薬王の娘を誘拐する…
前作のエミリーブラントという観客に近い良心の視点を介さず、デルトロとブローリンにブチ込まれる。渋いし怖いし切ない… pic.twitter.com/gSiKWgbZea
— DJ GANDHI (@dj__gandhi) April 25, 2020
『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』いろいろ好きな要素あるけど、特に音楽が格好いい・・・!あの、不安を増幅させていくような感じが堪らない・・・! pic.twitter.com/CB1X9FECjy
— 𝓒𝓘𝓘𝓝𝓐🍋 (@CytrynowyR) January 9, 2021
No.207
「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」(2018年)
★★★★
前作からよりエンタメ寄りになった2作目。デルトロが父性をもって敵側の女の子を護ろうとする話。しかしながらヒリヒリする国境付近のロケーションと映像センス、主演2人のとんでもない迫力は健在。瀕死のクライマックスに鳥肌が立つ! pic.twitter.com/sKcqGqucx7— 宮岡太郎@恐怖映画レビュー (@tm19880113) January 11, 2021
ラスト締め方が好き過ぎて悶死しそうになる映画って幾つかあるけど、『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』もその内のひとつだな。
あーくっそ、これどうして劇場鑑賞しなかったのだろう🥲— 𝓒𝓘𝓘𝓝𝓐🍋 (@CytrynowyR) January 9, 2021
BSで『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』
米国への不法侵入があとを絶たずテロも発生し、麻薬カルテルの仕業とCIAは読み…
麻薬戦争を題材にした続編でB・デル・トロが渋くて👍硬派な内容は前作同様で緊張感あり。音楽も重厚で格好いい。今後も続きそうな展開で楽しみ。#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/pAsOzKI1fa— R2-B2 (@kwtkskt_k) December 29, 2020
#ボーダーライン ソルジャーズ・デイ
背筋凍る殺戮場面と嫌な予兆がひたすら繰り返される。
凄まじい緊張感を強いているのに痺れるような面白さが最後の最後まで持続。
支配する者とされる者が逆転していく脚本も秀逸。ヨハンソンを受け継いだ重低音劇伴も最高。前作より断然好き。傑作。★★★★★ pic.twitter.com/Dj0dM4AKKS— galarina (@galarina512) April 3, 2020
『ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ』
物語や作風が前作と違い楽しめた。今作はアレハンドロ主観の物語となり、彼の人間性が僅かに見えるなど、前作では語られなかった点が描写されていた。前作ほど独特な雰囲気は感じなかったものの、特にラストの展開はこの2作の中でも最も目が離せなかった。 pic.twitter.com/UiadUUKuBk— プロフェッサーMM (@ProfesMM) June 10, 2020
「#ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ 」を鑑賞。
冒頭から引き込まれる緊迫感は前作に続き最高❗️
自国を防衛する手段は正義か悪か。アクションもさることながら、カルテルや海賊等の世界情勢も知れる。アメリカの絶対的制空権を知るととてつもなく怖い😅#映画好きと繋がりたい #アクション映画 pic.twitter.com/MWkeNymvjj— なかじまさん (@nakajiiimo) April 25, 2020
映画 ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ ネタバレまとめ
※重要なネタバレがあります
前作は日本という平和な国に生まれてよかったな~という感想でした。今回は日本で学校教育を受けて本当に良かったな…と感じるシーンがありました。マットやアレハンドロたちに誘拐されるカルテルのボスの娘イザベルは学校で問題を起こすシーンから登場します。そして校長の審問を受けるんですね。「退学が妥当だな…」とでも親が親なので「やってみなよ…できないでしょ?」と…。いろいろな感情を抱えながらのイラ立ちでしょうあの年であの境遇ですから。日本の教育ってほとんどの善良な教育の場ではそれでも一人の子としてその子の心を育む方に心を砕くはずなんですよね。「ごくせん」も「GTO」もいなくても金八さんもいなくてもリアルな先生たちのほとんどが愛情を持って接してますからね。息子を小中と観てきてそれは感じました。
映画の感想からは大きく話それたかも…
前作『ボーダーライン』同様にスカッと爽快なアクションエンタメではありません。ずっしりと来るものがあります。でも、前作よりずっと観やすいし迫力や緊迫感はしっかりあるし救いも多い。わたしは2作品を比べるならこの2作目のほうが映画として好きです。エミリー・ブラントのファンであるわたしでもそう思うので、この作品、賛否両論ありますが見応え充分以上でしょ。
何よりも『ボーダーライン』を好きとはいえなかったのに、『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』を観て「このシリーズが」大好きになりましたからね!
全ての物語のために
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