映画【ボーダーライン】ネタバレ感想・評価 日本に生まれてよかった

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映画【ボーダーライン】ネタバレ感想・評価 日本に生まれてよかった

映画『ボーダーライン』観ました

わたしは日本に生まれてよかったって心から思いました

では、映画『ボーダーライン』を振り返ってみましょう♪

映画『ボーダーライン』は見放題配信されています。無料で観る方法もありますよ♪

映画 ボーダーライン あらすじ【ネタバレ注意】

映画『ボーダーライン』
2015年 アメリカ

優秀なFBI捜査官のケイト(エミリー・ブラント)に、自称国防総省の顧問だと言う特別捜査官マット(ジョシュ・ブローリン)の極秘任務支援の話が来ます。メキシコ麻薬カルテルを全滅できるのなら…と誘いを受けるケイト。マットについていくと相棒だという男、アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)を紹介されます。
彼らと共に国境付近の捜査を開始するケイト。ケイトはメキシコの麻薬カルテルをめぐる惨状を目の当たりにする一方で聞いていた行き先と違ったりマットらが本来は何をしようとしているのかを明かされないことに苛立ちます。彼らの真実は…

映画 ボーダーライン について

映画 ボーダーライン 主なスタッフ

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

『ボーダーライン』発表の翌年、2016年に『メッセージ』を発表しました。日本でも押井守監督など映画関係者が大絶賛していましたね。さらにその翌年にはリドリー・スコット監督のSF映画の金字塔の待望の続編『ブレードランナー 2049』を発表しました。独特の映像表現とテンポによる雰囲気がありますよね。
待望の新作は『デューン 砂の惑星』です。

脚本:テイラー・シェリダン

『ボーダーライン』の続編『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』は監督の変わって主役も変わりましたが脚本はこの人が続投されているようです。

音楽:ヨハン・ヨハンソン

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品の独特な世界観に欠かせないのが音楽ですね。と言いつつ本作以外では『プリズナーズ』『メッセージ』だけ組んでいるようです。

撮影:ロジャー・ディーキンス

ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品独特の雰囲気は映像表現あってこそのもの。誰が撮影監督をしているのか?興味持って調べちゃいました。ロジャー・ディーキンスさんという方。凄い人ですね。ドゥニ・ヴィルヌーヴとは『プリズナーズ』『ボーダーライン』『ブレードランナー2049』と何度か組んでいますがそれだけではありません。数多くある中でもパッと目についた作品をあげると『ショーシャンクの空に』(1994年)、『カンパニー・メン』(2011年)、『TIME/タイム』(2011年)、『007 スカイフォール』(2012年)などなど。
凄い作品をとってきた人です。『ショーシャンクの空に』で初めてアカデミー賞の撮影賞にノミネートされてから携わる作品のほとんどがノミネートされているのになかなか受賞に至らず『ブレードランナー2049』(2017年)で初受賞というのもなんだか熱いです。さらに全編ワンカットで話題になった2019年の『1917 命をかけた伝令』でも再び受賞。長年の功績がやっと賞というカタチになったんですね。
個人的には、こんなに凄い人が、大好きな低予算映画、(たぶん有志のメンバーで製作された作品)『カンパニー・メン』にも参加していることに熱い映画人魂を感じます。

映画 ボーダーライン 主要キャスト( )内は吹替キャスト

※重要なネタバレがあります

ケイト・メイサー:エミリー・ブラント(東條加那子)

主役のFBI捜査官です。誘拐即応班のリーダー。やり手ですね。冒頭の捜査で麻薬カルテル絡みの誘拐のむごすぎる実態を見たのと、仲間が犠牲になったのとで、彼女の正義感に火をつけちゃう。それでマットが指揮する作戦に志願するのですが…そこで見えてくるのは…。個人的には続編の主人公が彼女じゃなくてよかったです。こんな世界にいるべき人じゃないもん。

アレハンドロ・ギリック:ベニチオ・デル・トロ(菅原正志)

コロンビア人のようです。コロンビアで検事をしていたことも有る…今は傭兵?マットの相棒です。ボーダーラインというタイトルは邦題ですが、作品のテーマにはふさわしい。そしてそのテーマを最も体現しているのが彼、アレハンドロですね。ベニチオ・デル・トロ…この人のキャスティングだけでも成功しそうな役どころ。

マット・グレイヴァー:ジョシュ・ブローリン(大川透)

国防総省の顧問というのが結局最後まで自称なだけなんですよね。特別捜査チームの指揮をしているので国家機関のそれなりのところにいるのは間違いないようです。何を考えているかわからない食えないやつ…というイメージでしたがマットがやろうとしていることに本気で共感している感じでやっと人間らしさが垣間見えました。いい悪いは別として。ジョシュ・ブローリンは『アベンジャーズ』のサノス役の人ですね。『グーニーズ』で主役のマイキーのお兄さん役がデビューだったそうです。補助輪付きの少女用の自転車で一生懸命恋人を追いかけた彼ですね~

レジー・ウェイン:ダニエル・カルーヤ(矢野智也)

FBI捜査官。ケイトの相棒で友人。ケイトに感情移入して観ていたので、ときどき出てくるレジーの存在にとても救われました。

テッド:ジョン・バーンサル(坂詰貴之)

レジーの友人の警察官。う~ん。彼のネタバレは控えた方がよさそうだ…って時点でなんかあるんですけどね。ジョン・バーンサル。最近は『フォードVSフェラーリ』でも好演してました。あとシルヴェスター・スタローンとロバート・デ・ニーロの『リベンジマッチ』でもいい役でしたね。この人を最初に知ったのはドラマ『ウォーキング・デッド』の主役の親友ショーン役でした。いい役も悪い役もどっちもハマって見える実力派です。

シルヴィオ:マキシミリアーノ・ヘルナンデス

メキシコ警察の警察官です。時々妻と息子と暮らしている様子が映し出される。この人を描いていること、この人の扱われ方が、この映画の重要な部分ですね。この作品を名作として下支えしている登場人物です。あなたの中でアレハンドロの是非が問われるかも?

映画 ボーダーライン 感想と評価

映画 ボーダーライン 感想

※重要なネタバレがあります

ボーダーラインの感想① 日本だからこそのタイトル

日本でのタイトルが『ボーダーライン』です。たしかに作品が描いていることをよくとらえた秀逸なタイトルだなと思ってみていました。メキシコ国境というボーダーライン、法律というボーダーライン、人としての倫理のボーダーライン、それらを克明に映し出しています。
でも原題は『Sicario』。スペイン語でヒットマン…つまり殺し屋という意味ですね。結末を観れば納得です。原題では境界線上の葛藤の作品じゃなくて境界線のあっち側のお話ですってタイトルの時点で言い切ってしまっているんですね。
日本人だから『ボーダーラインでの葛藤を描いた作品』だなんて解釈していられるのかな…と、ブルーな気持ちになりました。もちろん主役のケイトの葛藤は「こちら側」にちかいと思いますけどね。

ボーダーラインの感想② 喜ばしい映画ではないです

「感動した!」「元気が出た!」「アクション最高!」ってなるような喜ばしい映画ではないです。暴力描写はリアルです。ウィキペディアによると本作の公開前にメキシコのシウダー・フアレス市の視聴が市民にボイコットを呼びかけるという騒動があったようですね。市長は「暴力事件の描写は正確だが、すでに過去の物である。シウダー・フアレス市は治安の改善に向けて前進してきたのだから」との理由で。
つまりこの町の過去の惨状としてはリアルな描写だったということ。この町は改善されていても他の街は?
『ランボー ラスト・ブラッド』ではメキシコ人身売買の酷い状況が描かれました。その他にもメキシコの麻薬を筆頭とした犯罪はよく映画やドラマでも取り上げられます。
バラエティ番組の『ニッポン行きたい人応援団』などでは平和な街も紹介されていますから、全てではないにしても…またメキシコに限った話ではないにしても”境界線で葛藤していたら殺される”という治安の悪い場所がたくさんあるのは事実でしょう。

結末の是非を問う問題というよりは、わたしにとってはこういうことが事実起きているということのドキュメンタリー的な要素が強いな~と思いました。

ケイトという主人公が唯一の救いではありますね。ケイトの葛藤が描かれず彼女も「やっちまいな~!」側だったら本当に酷い映画になっちゃいますもんね。

ん?続編観るのが怖い!

映画 ボーダーライン みんなの評価

※重要なネタバレがあります

では。映画『ボーダーライン』への他の人たちの評価がどうか、Twitterでの反応からほんの一部ですが垣間見てみましょう♪

映画 ボーダーライン 感想と評価

※重要なネタバレがあります

エミリー・ブラントが好きなので観たのですがこんなにブルーになるとは思っていませんでした。ネタバレしますが後味のわる~い!映画です。緊張感と衝撃度は凄いので、世界で起きている悲劇の一部を知るには観るべき映画なのかもしれません。
主役がケイトだから観客としては精神的に救われる部分がありましたがアレハンドロやマットが主役だったら救いがないな~と思ったら…続編の主役はこの2人やん!と驚いた記憶があります。そちらはまた別の機会に!

 

全ての物語のために

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