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何が面白い?アニメ【スキップとローファー】評価・感想まとめと考察 高解像度の心情描写 尊く愛おしい青春群像

©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

何が面白い?アニメ【スキップとローファー】評価・感想まとめと考察
高解像度の心情描写 尊く愛おしい青春群像

アニメ『スキップとローファー』ってなんか話題になってない?
そんなに面白いのかな?

みんなの評価や感想はどうなんだろう?

この記事では、アニメ『スキップとローファー』へのみんなの評価・感想をまとめています。
また、みんなの感想から見えてくるこの作品の見どころや味わいどころも分析・考察しています。
これからアニメを観るかどうか?原作漫画を読むかどうか?迷っている人の参考になると思います。

Twitterでアニメ『スキップとローファー』を推している人がいて気になり息子が録画していたのを観てみました。
結果、かなり衝撃を受けました。調べてみるとわたしだけではない!
わたしの感想も最後に少しだけ紹介しますね。

アニメ『スキップとローファー』評価・感想まとめ レビューサイトの点数は?

まず代表的なレビューサイトと配信サイトでの評価の点数を観てみます。
全て5点満点で総合評価点が出されるサイトを参考サイトとして選んでいます。

参考サイト 総合評価点
Filmarks 4.3
AmazonPrimeVideo 4.8
U-NEXT 4.5

※2023年5月25日時点

今回「あにこれ」は意図的に外しました。
悪意のある点数の下げ方をされている疑いが高い投降のしかたをされている例があったので公平な数字ではないと判断しました。

…ということで今回は上記3サイトを参考にしています。
3つとも幅広い層のエンタメファンが集まるサイトです。

4.3でもめちゃくちゃ高評価なのに、4.8ってなによ(笑)

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アニメ『スキップとローファー』低評価の感想まとめ  何が面白い⁉「凡庸・日常過ぎる」「くだらない」

高評価祭りです。低評価を探すのが大変でした。
まずはそんな中での低評価の意見からみていきましょう。

低評価は本当に少数でしたので以下の感想は「まとめ」ではなくほぼそのままですね…。

  • 「話が凡庸、ストレスが欲しい」「日常すぎて何も引っ掛かりがない」
  • 「1話目は面白くないを通り越してくだらなかった」
  • 「主人公腹立つ、担任自分より生徒心配しろ」
  • 「共感できる歳ではなくなったということか」

それぞれ観ていきましょう。

「話が凡庸、ストレスが欲しい」「日常すぎて何も引っ掛かりがない」

「話が凡庸、ストレスが欲しい」
「あまりに普通の人間のただの日常すぎて何も引っ掛かりがない」

2人分の感想です。
恐らく、もっと(せめてもう少し?)起伏の激しい物語がお好みなのでしょう。

©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

好みの問題も大きいかも。

確かに、普通の高校生活です。
出来事でいえば現実の高校生たちの生活のほうが起伏が激しいかもしれません。

でもわたしはココが超重要ポイントだと解釈しているので、評価・感想の考察の欄で書いていきます。

「1話目は面白くないを通り越してくだらなかった」

上記感想の好みに合う合わないに加えて恨みでもあるのかな?
と思うような感想が続きます。

平和に生きていること、生きようとすることを下らないと言いたくなるくらい余裕のない現状を生きている人も多くいますからね。

のほほんと生きている(ように見える)人を観ると腹が立つ…ということかも。
事実として、そういう感想もある。

なるほど。

「主人公腹立つ、担任自分より生徒心配しろ」

この感想も上記に近い個人的な視点での意見のようです。
怒り、恨みのはけ口にしているよう。

この人が主人公に腹を立てる理由がわかるようなこの人なりの軸は書かれていませんでした。
とはいえ、こう感じた事実は事実でしょうから一応紹介。

なるほど。

「共感できる歳ではなくなったということか」

どうなんでしょうか?
この人が「くだらない」と思ったのか「物足りない」と思っただけなのか、そこまではわかりませんでした。

ただ、共感できなかったという事実はわかります。

若いころの自分なら共感できたのかも…
…というニュアンスも含まれているのなら、何かのタイミングでまた共感できる日も来るかもしれませんね。

アニメ『スキップとローファー』高評価の感想まとめ 何が面白いのか?「高解像度の心情描写」

では、次。
高評価の感想をみていきましょう。

高評価は多い…というかほとんどが高評価でした。
なので、こちらは正真正銘の「まとめ」です。
多くあった感想を集約したような代表的な表現を拾っています。

  • 「心情描写が丁寧」「解像度が高い」
  • 「高校生に戻りたい」
  • 「青春の解像度が高い」「泣けるほど青春だ」
  • 「原作漫画読む!」「全巻買っちゃった!」
  • 「全員可愛い」「愛おしい」「尊い」
  • 「原作の世界観がパワーアップ」
  • 「ほのぼの」「癒される」「ほっこりする」

それぞれ見ていきましょう。

「心情描写が丁寧」「解像度が高い」

登場人物たちの心を丁寧に描いているという意見ですね。

「解像度が高い」という表現もよく見かけました。
そのひとつがそれぞれの登場人物の感情を細やかに的確に描けている…
という意味で解像度が高いということのようです。

とくに性格や捉え方の違う子どうしが人間関係を築いていく過程。
その流れの中での心の動きが丁寧に描かれている…解像度が高いということですね。

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そして大事な部分ですが、自分の現実での人間関係の構築の仕方についていろいろ感じることがある人も多いようでした。

「高校生に戻りたい」

この言葉もとても多いですね。
もしかしたらイチバン多い言葉だったかもしれません。

ですが、その意味合いは少しずつ違いがあるようでした。

① あの楽しかった高校時代に戻りたい
② 自分はこうじゃなかったから高校時代からやり直したい
③ 共学じゃなかったけど脳内の共学の思い出が共感する(笑)
④ たまらなく戻りたくて死にたくなる

分類するとこんな感じに別れそうです。

①②はわかりやすいですね。

③は…1人の感想なので分類ではないですね(笑)
でも微笑ましい…自分も共学だったらこんな感じだったのかな…と楽しんでいる感じでした。

④は…コレもほんの数人見たのですが、ちょっとニュアンス別れそうでした。
①と②の違いに近いのかな。

「あの頃は楽しかったのに今楽しくない…死にたい」という現状を嘆く系なのか?とちょっと心配になる感じのもの。
それと「楽しすぎて死ぬ~~!」みたいな喜びの表現として「戻りたすぎて死にそう!」みたいなもの。

いろいろな表現がありますね。

「青春の解像度が高い」「泣けるほど青春だ」

ここでも「解像度が高い」という表現が出てきますね。
レビューしている人たちの感覚としては先に紹介した心情描写のことと同じなのかもしれません。

ただし、「青春」という言葉もまた別で多く使われた言葉でしたので項目をわけました。

高校時代に戻りたいという感覚ともかぶるのかもしれません。

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こういう青春群像を懐かしむ声もあれば、憧れる声もありました。

これから高校生になる人…中学生らしき人の希望にもなっているのかな?
という感想もありました。

「原作漫画読む!」「全巻買っちゃった!」

原作未読の方の意見。
原作を読みたくなった人も多いようですね。

「漫画も買おうかな…」という人から、「全巻買っちゃった!」という人まで。

原作ありの映像化作品のあるあるにして理想形ですね。

わたしも漫画欲しいですもん…まんまと。

アフタヌーンコミックス 高松美咲

「全員可愛い」「愛おしい」「尊い」

主人公のみつみちゃんが魅力的…という意見は当然多い。

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でも、この作品の特徴はむしろ「登場人物が全員」「可愛い・愛おしい・尊い」と言いたくなる感覚のほうでしょう。

これも重要なところだと思うので、後ほど詳しく書きます。

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「原作の世界観がパワーアップ」

こちらは原作を知っていてアニメを観た人たちの感想。
「イメージが違う」などのネガティブ感想は見当たらず。

原作ファンもみんな好意的に受け止めているようですね。

オープニングの世界観だけで泣けたとか、声優の声や演技への絶賛とか。
原作の良さがパワーアップしているようです。

「ほのぼの」「癒される」「ほっこりする」

観たあと、ほのぼのと癒されてほっこりする…。
こんな感覚になる人が多いようです。

絵柄からもわかりますね。

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でも、本当の理由は絵柄だけではありませんでした。
登場人物たちが全員愛おしく思える理由と同じです。

ここも重要な部分だと思うので後述しますね。

アニメ『スキップとローファー』何が面白いのか?評価・感想がわかるTwitterでの反応は

アニメ『スキップとローファー』の評価がわかる生の感想をTwitterから一部ピックアップしてみましょう。

アニメ『スキップとローファー』評価・感想の分析と考察 面白さの肝

魅力的な主人公のお話が始まる。
彼女が関わる登場人物たち全員の心情描写の丁寧さ(解像度の高さ)が感じられて、全員を愛おしく思えて、観終えたらほんわかした気持ちになっている…癒されている…。

そんな流れの一部を切り取っているような感想が多かったです。

もう少し、みなさんの感想を深掘りして考察してみます。

「青春・恋愛系苦手だったけどこれはハマった」

「予想外に面白かった」と感じて虜になった人が多いようです。
原作を読んでみたくなった人が多いことからもわかりますね。

わたしもそう。

そういった人たちの感想の中に…
「青春・恋愛系苦手だったけどこれはハマった」
という感想があり印象的でした。

わたしも普段はあまり観ないジャンルの作品だからよくわかります。

この作品の大切な部分だと思いますが、青春・恋愛系というのは作品の外側であって本質は全世代向けなんだと思います。

メッセージ性というかテーマの部分は特に思春期前後の子どもから大人向けと言ってもいいかもしれません。

「舞台は高校で青春時代を過ごしている子たちがメインのお話だけど、これは人間関係全般に関するお話で、恋もその中の一部です」

……みたいな。

ここが『スキップとローファー』という作品の肝かも

青春の舞台、高校が舞台のほんわかストーリーに見せかけた人間関係の話。

「人付き合いって怖かったり面倒だったりするよね?」
「でも、こんな感じなら上手くいくんじゃないかな?」
「こんなふうに思い合えたら楽だよね?素敵だよね?」

…みたいな。
人間関係の悩み「あるある」と解決策としての「心の在り方」が提示されている…
そんな印象があります。

いや、夢を追っていたり、逆にやりたいことがわからなかったり…
悩みになりえるいろいろなことが出てきますね。
登場人物たちが悩むことは人間関係のことだけではありません。
でも、それも人との関わりの中で捉え方が変わっていく…成長していく。

ひとつ、印象的な感想がありました。

「進学校だけあってみんなの悩みかたが頭いい」

わたしは半分この感想に反論、半分はとても同意しています。

ようはコレ、お勉強が出来るという意味での頭の良さではなく本当の意味での頭の良さを持った子たちが描かれていると思うんです。

そこを突いて「悩みかたが頭がいい」と言っているのはわかります。
同意できる……どころか的を射ている。

でも、お勉強ができてバカな人というのはいるわけです。
お勉強はできないけど地頭は良い人もいる。

なので「進学校だけあって」は皮肉まじりでもいいので冗談であって欲しいです。
たぶんこんな角度で突いてこれる人だから、わかって書いていると思います。

この「悩みかたが頭がいい」という部分がこの作品の肝の部分だと思うんです。

アニメ『スキップとローファー』に出てくる登場人物たちは人との関わりの中で自分自身の心と向き合って成長していくんですね。

表面的な人間関係の問題をテクニックで器用に乗り越えていく…などという浅い意味での「解決」ではないですよ。

人間性としての成長…幅の広がり、深まり…ですね。

©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

「悩みかたが頭がいい」とはそもそも、
人との関わりの中でこんなふうに自分の心と向き合って気づきを得て成長できるということが「頭の良さ」でしょう…。
ということがわかっている人の意見だと思います。

逆に言えば、
自分の感じ方が「当たり前」で自分の感情や相手の感情を客観的に俯瞰して観れないのは「頭が良くない」よね…と。

成長というのは順番も時期も人それぞれです。
今が成長過程のどこにあるかという問題なので「頭が悪い」とまでは言わずとも、ちゃんと自分をかえりみて成長できる人を「頭がいい」と言いたくなるのは感覚的にもわかります。

アニメ『スキップとローファー』の登場人物たちは、一見ステレオタイプを予想させるようでいて実はそうじゃない…
というのをひとりひとり丁寧に描いていきます。

みんなが人との関わりの中で気づきを得たり殻を破ったり一歩あゆみ寄ったりしていく。
だから「頭がいい子たち」だと言える。

高評価の多くの人が書いていた感想…
全登場人物のことを「愛おしい」とか「尊い」と感じるのもココが肝になっているのではないかと推測します。
思い悩みながらもちゃんとそんな自分を見つめて成長していく…そんな子たち「愛おしい」ですよね。

ここの部分が肝だと思うのは以上のことも理由ですが、ここが起点で次からのことに繋がっていると感じられるからです。

主人公みつみがヒーロー

正確な言葉としては女子にヒーローという言葉は使いませんね。

英雄=ヒーロー

なら

女傑=ヒロイン

というのが正しいのでしょうが「女傑」には「勇猛果敢」とか「男勝り」みたいなニュアンスもありますよね。

ほんわか主人公みつみちゃんのイメージとちょっと違うので言葉として外しました。

実際に主人公みつみがこの作品のヒロインで正しいのですが…

「結果的にみんなを救う英雄」的な存在という意味で「ヒーロー」と書いてみました。
前置き長い!

©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
引用元:https://skip-and-loafer.com/

みつみはほんわかした雰囲気の子です。
本人は一生懸命で空回りしたりしますが、周囲の子たちもみつみの存在によってほんわかしちゃう。

『モブサイコ100』シリーズの主人公モブこと影山茂夫と似ているという人も複数いました。

顔が似てる…目が似てる…

©ONE・小学館/「モブサイコ100」製作委員会 ©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

…ということを書いている人もいましたが(笑)

「いいやつだからみんなに好かれる」

という部分が似ていると書いている人もいました。

わたしは同じ意味で『鬼滅の刃』の炭治郎を連想しました。
伊之助や不死川玄弥は他者を寄せ付けない個性を持ってますが、2人とも炭治郎の純粋な振る舞いに「ほわぁ~」ってなる。

アニメ『スキップとローファー』の主人公みつみちゃんのこの特性は、さまざまなタイプ(に見える)子たちの心をほぐしていきます。

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人間関係だけではありませんね。

時間の使い方、スケジュールにがんじがらめになっていた先輩の価値観がガラリと変わる瞬間が描かれた回がありました。
コペルニクス的転回というやつですね。

それも、本人の気づきであって、傷つくというよりふわりと軽くなる感じ。

みつみちゃんと関わる登場人物たちが「ほのぼの」と「癒される」
または「ほっこり」しながら気づきを得ていく。

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その様子を観ている視聴者も「ほのぼの」「癒される」「ほっこり」しちゃう。

そういう構造になっているようです。

事件は画面と視聴者の中で起きている!

人間関係の緊張感を繊細に描きながら良いかたち良い方向へ向かうお話がとても微笑ましく描かれる。

それがこの作品の構造……これはわたしなりの分析です。

この視点に立っていえば、ですが…

低評価にあった

「話が凡庸、ストレスが欲しい」「あまりに普通の人間のただの日常すぎて何も引っ掛かりがない」

の部分もこの作品の肝と繋がってきます。

「あまりに普通の人間のただの日常過ぎる」
というのはもう、その通りなんですよね。

ただ、この感想を言えてしまうのは…

人間関係における自己分析も含めた成長というのを当たり前に出来ちゃっている人

…なんだと思います。

「いやいや、ワタシも苦労はしてますがな!」
と反論されそうですが、苦労も含めて成長できるのは当たり前のこと…
と前向きにとらえられているから「ただの日常」と言えて、エンタメで観るのをつまらないと思える。

あるいは、逆にそもそも人間関係にストレスなど感じない人か。

つまり、その人より繊細な人たちの緊張感が感覚的にわからない。

良く言えばメンタルタフネス。

なら、「話が凡庸」とかストーリーに「ストレスが欲しい」というのもわかります。
起きてる「事」はたしかに日常ですからね。

でも、高評価の多くの人が『解像度』という言葉を使うのも
まさにこの部分が肝なんだと思います。

なんでもない(ように見える)日常の関係性だけど、
個々人の中ではそれぞれに大事件だったりストレスそのものだったりしている。

そこを細やかに丁寧に捉えている。
それを「解像度が高い」と表現しているのでしょう。

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表面的な出来事は凡庸に見えるけれど、登場人物たちや共感している視聴者の中では事件が起きている。

どのエピソードも大事件でストレス大。

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そして、こここそがアニメ(おそらく漫画も)『スキップとローファー』の味のしどころなのでしょう。

アニメ『スキップとローファー』ここが面白い!わたしの評価・感想

アニメ『スキップとローファー』放送・配信されている話…
(記事執筆時点では9話)
まで観ました。2周しました(笑)

わたしの評価・感想……

考察のところでけっこう書いちゃいました。

なので残っているところだけ簡単に書いておきます。

アニメ『スキップとローファー』のわたしの評価

明るい癒し系の演出だけどテーマは本質ど真ん中で素晴らしいなと思います。

わたしの評価としては…

実は今シーズン(2023年春)は『鬼滅の刃』『Dr.STONE』『ゴールデンカムイ』『天国大魔境』『地獄楽』などなどを楽しみに観ていました。

しかし、5月も下旬になって連休ができたことからふと息子が録画しているアニメをいくつか再生してみたわけです。

『マッシュル』『【推しの子】』そして『スキップとローファー』

自分が楽しみに観ている作品も含めて、今シーズンでもっとも楽しみな作品がアニメ『スキップとローファー』になっちゃいました。

一番好きなのは『Dr.STONE』『ゴールデンカムイ』です。
それは変わらないけど!

次を観るのが楽しみ~♪という感覚は『スキップとローファー』がイチバン!

アニメ『スキップとローファー』のわたしの感想

わたしの感想としては…

ニコニコが止まりません。

観ているとほっぺの筋肉が疲れるほどずっとニコニコしながら観ちゃいます。

影や暗い過去をもった子も描かれて、不穏な雰囲気も適度に挟まれます。
でも、結局それが良い方向へ流れていく。

他の多くの高評価の人と同じです。
「なんだぁ!?このとてつもなく愛おしい物語は!」
と衝撃的でした。

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わたしも人付き合いは狭く深くで、初対面の人には人見知りします。
また「話しかけづらい」とか思われがちでもあります。

それに子を持つ親でもあります。
いろいろと思い悩みながら成長しているであろうわが子の気持ちを思っても愛おしくなっちゃいます。

理想に近づく解決策は?

低評価を観ていると日常過ぎて退屈に感じた人はいましたね。
辛らつに「くだらない」と書いた人も。

全人類の共感を得る作品なんてないと思いますから、当たり前です。
むしろ『スキップとローファー』に関していえば低評価の声もわかりやすい部類かも。

作品の面白さをみんながわかるべきだなんて思いません。

でも、人との関わりの中で自分の感情的・精神的な部分を成長させる…
ということおに対する人としての姿勢や「在り方」としてはアニメ『スキップとローファー』で描かれていることが多くの人に良い影響があるといいなと思っています。

自分の感情や考え方に囚われ直情的に怒りを表したり、人に対する色眼鏡を外せなかったり…

それで人を責めるのは論外ですが
(大人でもたくさんいますが…汗)

逆にそれで自分を責めたり、苦しんだりして心を病む人が多いのも日本の現実です。

みつみちゃんたちを観ていると、真剣で一生懸命です。

真剣で一生懸命なのはいいけど、苦しんでいる人は「深刻」になりすぎる傾向があります。

劇中では多くの場合、主役のみつみちゃんの存在がその「深刻」さをほぐしてくれます。
みつみちゃんが「深刻」なときに故郷の幼馴染がほぐしてくれるシーンも描かれます。

©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

ただし、人が助けてくれるというより、人との関わりの中で自分が気づていく。
自ら変わっていく、自ら助かっていく。

自分自身の気づきであり、どう変わるか?…なんだと思います。

この作品で描かれる子たちは、成長できる人たちの理想像なのかもしれませんね

「悩みかたが頭がいい」

確かに的確な表現です。

誰もがそうなれるわけではない…
自分はそんなに強くない…
ワタシは根がネガティブだから…

いろいろ聞こえてきそうですが、アニメ『スキップとローファー』の愛おしい登場人物たちもそうです。
強くないし、悩んでいるときの心の声はネガティブな面も多々あります。

©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

アニメ『スキップとローファー』で描かれる心の成長が理想だとしたら、そうなれる解決策も実は誰の身近にもあると思っています。

それは「視点」のバリエーションを持てるかどうか?

に尽きるのではないでしょうか?

自分だけの視点に囚われない、想像上の他人の眼に囚われない…
どこかのタイミングで客観的、多面的な「視点」も手に入れる。

そういった種類の「頭の良さ」はほとんどの人が持てるものだと思います。

なぜならそれは「知る」だけでできるから。

「知る」ために必要なことは「知らない」という事実を知っておくことではないでしょうか?

「無知の知」というやつです。

「無知の知」さえ持つことができれば、みんな手に入れられる「頭の良さ」だと思います。

©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

……

少しかたい話になりましたので、最後に話を戻して終わりましょう。

アニメ『スキップとローファー』評価・感想まとめ 高解像度の心情描写 尊く愛おしい青春群像…のまとめ

アニメ『スキップとローファー』評価・感想をまとめて観察し、考察してきましたが…

最終結論として更にまとめますね。

アニメ『スキップとローファー』は…

魅力的なほんわか少女みつみが主人公。
みつみが関わる登場人物みんなの心情描写の丁寧さ(解像度の高さ)が感じられて、全員が愛おしくなり、観終えたらほんわかした気持ちになる…癒される…。
そんな作品です!

青春時代に戻りたいと思ったり、キュンキュンしたりは人によるようですが、記録的なレベルで多くの人が好意的に観ている。

ふだんは青春・恋愛系なんて観ないような人たちもハマっている。
しかも、思いがけず2023年春シーズン1番のアニメ作品だと位置づける人が多い。

そういう作品であることがよ~くわかりました。

そして、わたし自身もそういう大勢の中のひとりです。

原作漫画、本気で欲しくなってきちゃいました。

さて、次のエピソードもほっぺが痛くなるほどニコニコ観ちゃうのかな?
録画したものはいつでも観れるわけではないので、わたしは配信で観ちゃいます♪

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