ドラマ【空飛ぶタイヤ】ネタバレ感想と評価 とことんいじめられる主人公たち

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ドラマ【空飛ぶタイヤ】ネタバレ感想と評価 とことんいじめられる主人公たち

ドラマ版『空飛ぶタイヤ』を全話観ました!

このドラマは本当に傑作よね!

では、ドラマ『空飛ぶタイヤ』を振り返ってみましょう♪

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ドラマ 空飛ぶタイヤ ネタバレあらすじ

ドラマ『空飛ぶタイヤ』
全5話

横浜で赤松徳郎(仲村トオル)が社長を務める赤松運送。ある日トレーラーの脱輪による死亡事故が発生します。トレーラーの調査した製造元でもあるホープ自動車が事故車両の調査を担当。赤松運送の整備不良が原因と結論を出します。それを信じた警察からは執拗な捜査を受け仕事がどんどん減っていきます。担当者の整備に不備はなかったことに確信をもった赤松は自己の再調査をホープ自動車に求めますが却下。挙句の果てに自分で調査するためにホープ自動車に預けた分の返却を求めても断られます。
赤松からの執拗な連絡をあしらいながらも、ホープ自動車のカスタマー戦略家の課長沢田(田辺誠一)は自社のリコール隠しに気づきます。
50人の社員とその家族を守るため、事故で無くなった被害者のため打ちのめされながらも諦めない赤松。
リコール隠しが下手に公になると会社がつぶれかねない…。葛藤の中社内でリコール隠しと戦いながら赤松とも戦う沢田。
リコール隠しを命じている常務の姪と婚約しているホープ銀行の社員井崎(萩原聖人)。巨大財閥企業の闇に巻き込まれた男たちの長い戦いが始まります…。

ドラマ 空飛ぶタイヤ について

ドラマ 空飛ぶタイヤ とは?

ドラマ『空飛ぶタイヤ』は『半沢直樹』シリーズは『下町ロケット』シリーズの池井戸潤さんの小説を2009年にWOWOWが実写ドラマ化した作品です。WOWOWの連続ドラマ枠である連続ドラマWのなかでもかなりの高評価を得ている作品ですね。

ドラマ 空飛ぶタイヤ の主要スタッフ&キャスト

ドラマ 空飛ぶタイヤ の主要スタッフ

原作:池井戸潤『空飛ぶタイヤ』(実業之日本社刊)
監督:麻生学、鈴木浩介
脚本:前川洋一
主題歌:ホリー・コール「テネシー・ワルツ」
音楽:佐藤直紀

監督の麻生学さんはドラマ『最上の命医』、映画『着信アリFinal』などの監督さん。鈴木浩介さんは連続ドラマWでは常連の監督さんですね。彼が手掛けた傑作のWOWOWドラマは沢山あります。民放だと今(2020年~2021年)やっている『24JAPAN』、2017年の『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』でも監督をされていますね。

脚本の前川洋一さんも連続ドラマWの常連さんで、鈴木浩介監督と組むことも多いです。NHKの大河ドラマ『軍師官兵衛』『麒麟がくる』や2020年の映画『Fukushima50』も前川洋一さんですね。見ごたえのあるドラマに定評がある方です。

ドラマ 空飛ぶタイヤ の主要キャスト

※重要なネタバレがあります

赤松徳郎:仲村トオル

赤松運送の2代目社長です。お父さんから引き継いだんですね。社長の鏡の様な人ですよ。本人は悩みながら、大事な社員を信じられず「クビだ!」なんて言ってしまったりして反省もするんですが。とにかく泣きそうにクシャクシャになる仲村トオルさんの演技に胸をエグられつづけるドラマです。4話のクライマックスの仲村トオルさんが水野美紀さんに訴えるシーンも何度見ても涙出るんですよね~

赤松史絵:戸田菜穂

赤松の妻。このドラマを観て戸田菜穂さん大好きになりました。赤松が物語にいじめられるのに呼応して家族も窮地に立たされますが「もうダメ」と史絵が泣き崩れるシーンは胸が痛くなります。でも、そこからどんどん強くなっていく史絵がコレまたカッコイイというよりチャーミングなんですよ!

赤松拓郎:小清水一揮

赤松の息子。原作では3人兄弟ですが、ドラマでは一人っ子です。彼の強さにも見ているこちらが勇気をもらいます。「お父さんの真似をしているだけ」といいますが、いや~カッコイイですよ彼。

沢田悠太:田辺誠一

ホープ自動車カスタマー戦略課長。いかにも大会社の社員らしいメンタルです。とにかく初めは物わかりの悪い赤松をただのクレーマーだと思っています。間違いなくこの物語の2人目の主役ですね。沢田の葛藤と求められる勇気もかなりものです。

沢田英里子:本上まなみ

沢田の妻です。わたしはこのドラマのこの沢田英里子という女性の態度こそが「愛」のお手本だと思っています。常にパートナーの成長を信じ、見守り、意見は述べても決して強制はせず、どんな決断を下そうとも全て受け止める覚悟ができている。精神の成長を求める全大人が彼女の在り方をほんの一部からでも学ぶべきだと本当に思っています。

門田駿一:柄本佑

赤松運送の整備士です。頭を金髪に染めている若者で、彼の整備がちゃんとしてなかったからだと最初は思われちゃうんですよね。でも赤松社長の事が大好きなモンタ。2021年冬期のTBS日曜劇場、ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』で好演していた柄本祐さんです。『空飛ぶタイヤ』も好演ですよ。

井崎一亮:萩原聖人

ホープ銀行でホープ自動車の担当となった銀国マン。3人目の主役と言っていいでしょう。彼の苦しみと葛藤もドラマの行く末を大きく左右します。婚約者がホープ自動車の常務取締役の狩野 威の姪である佐々木 香織です。この関係性だけで彼がおかれる立場が想像できるでしょう。

佐々木香織:ミムラ

井崎の婚約者であり狩野の姪。彼女の立ち位置も難しいですね。当然彼女も苦しむことになります。

狩野 威:國村隼

ホープ自動車常務取締役。このドラマの悪の親玉ですね。リコール隠しの大ボス。赤松の本当の敵ですね。赤松だけではなく沢田や井崎にとってもやっかいな相手です。

巻田三郎:西岡徳馬

ホープ銀行専務。井崎の上司であり狩野と結託することによって次期頭取を狙っています。

高幡真治:遠藤憲一

新港北署の刑事。赤松運送のトレーラー脱輪事故の捜査をしています。ホープ自動車の検査結果を信じ、自分の考えとしても赤松運送の整備不良以外に原因はないと信じている男。なのですがその整備不良の証拠がつかめず赤松の逮捕に踏み切れません。彼もドラマを熱くする重要ファクターですね。

柚木雅史:甲本雅裕

被害者の夫。非を認めない赤松に対して辛辣な言葉と態度を浴びせてきます。彼の気持ちを考えるからこそまた赤松も視聴者であるわたしたちもいたたまれなくなるわけです。

榎本貴和子:水野美紀

週刊潮流記者であり井崎の大学時代からの友人でもあります。ホープ自動車のリコール隠しの情報を掴んで取材をしていた記者。赤松の強い味方であることは間違いないのですが…。

杉本恭子:尾野真千子

ホープ自動車品質保証部でOA機器関係のシステム管理をしているようです。コンピューターに詳しい。実は榎本に情報を提供した内部告発者。杉本のまっすぐさに影響を受ける榎本、そして沢田がいいんですよね。

小牧重道:袴田吉彦

ホープ自動車車両製造部課長。唯一の沢田の理解者であり親友という感じでしょうか。

宮代直吉:大杉漣

赤松運送専務。先代社長の代から社長を支えている右腕です。彼が一度だけ赤松を「徳郎くん」と呼ぶシーンは宮代が赤松運送を支えてきた歴史を感じるいいシーンです。大杉漣さん。本当に良い役者さんでしたね。

まだまだいるんですが、ひとまず超重要な登場人物のみの紹介でした。

ドラマ 空飛ぶタイヤ 感想と評価

ドラマ 空飛ぶタイヤ 感想

※重要なネタバレがあります

ドラマ 空飛ぶタイヤの感想① とにかくいじめられる

1話目が74分ほど、2話~最終の5話がそれぞれ約60分ほど。1話目始まってすぐに死亡事故が起こり、そこから主役の赤松が物語によって苛め抜かれます。トラックの製造販売元である財閥系企業のホープ自動車は赤松自動車の整備不良という検査結果を出し、警察はそれを鵜呑みにして家宅捜査までずけずけと赤松運送に入ってきます。取引先はコンプライアンスの問題で取引をやめるし世間も整備不良による死亡事故として扱います。赤松だけではなく妻も息子も近所や学校でいじめられるし、被害者の家族も徹底的に赤松を批判します。でも赤松には絶対に整備不良ではないという確証があるんですね。この赤松徳郎さんの苦悩がとにかくエグく描かれます。

ドラマ 空飛ぶタイヤの感想② 登場人物の相互影響

赤松家の子どもの人数が減っていたり、登場人物の性別が変更されていたりと若干の設定の変更点はありますが、物語自体はかなり原作に忠実に進んでいきます。赤松徳郎と赤松運送が中心です。ただし物語自体は大きく3つの視点に分かれています。1つ目は赤松視点、2つ目がホープ自動車のカスタマー戦略課長の沢田悠太視点、そして3つ目がホープ自動車のグループ企業でありメインバンクのホープ銀行の銀行マン井崎 一亮。三者三様で立場があり3人葛藤の物語として丁寧に描かれています。
さらにこの3人がそれぞれの周囲の人たちとの関係性の中で悩み葛藤していくのでさらにどんどん物語が深まっていきます。特に3人のパートナーの存在が良いんですね。他の登場人物たちもそれぞれの周囲の人たちが出会う人たちとの化学反応で葛藤への答えを出していったりします。赤松運送のトレーラーのタイヤの脱輪事故をめぐってそういう人間模様がとても丁寧に描かれている。個人的には池井戸潤さん原作の映像化作品中で最も好きな作品です。また、連続ドラマWのなかでも最も好きな作品です。

ドラマ 空飛ぶタイヤの感想③ 報われ感がハンパない

仲村トオルさん演じる赤松徳郎の追い詰められ方がハンパないわけですよ。そりゃあ家族もたまったもんじゃありません。戸田菜穂さん演じる妻の史絵もツライ。最後の最後でこの戦いに終止符が打たれた時、赤松徳郎と史絵は一緒にいます。それはけっこうあっけなく感じる人もいるかもしれませんが、その知らせのあっけなさがあるからこそでしょうか、「やっと報われる」という2人の脱力感がハンパないです。何度も見ているドラマですが毎度、ため息とともに涙がでます。
つまりはそれだけイジメにイジメ抜かれてのラストだからなんですよね。

ドラマ 空飛ぶタイヤの評価

では、ドラマ『空飛ぶタイヤ』を他のみんなはどう評価しているのか?Twitterの反応から一部ですが垣間見てみましょう♪

※重要なネタバレがあります

ドラマ 空飛ぶタイヤ ネタバレ感想・評価のまとめ

個人的に池井戸潤原作作品の実写化でもっとも好きな作品であるドラマ『空飛ぶタイヤ』。仲村トオルさんはこれでもかというほどのピンチを七転八倒しながら泣きそうな顔をしながら周囲に助けられながら乗り越えていく役が本当に似合うな~と思った最初の作品でもあります。香港映画『ジェネックス・コップ』のマフィアのボス役も好きですけどね(笑)。この後も、そういった役結構演じられていますよね。同じく連続ドラマWの『推定有罪』やテレビ東京のドラマBiz『ラストチャンス 再生請負人』も近い感じの役でした。『家売るオンナ』や『BG~身辺警護人~(第2期)』など全く違う役もステキですが、赤松徳郎ほどに苛め抜かれる役はなかなかないですよ。
仲村トオルさんはじめ全出演者の葛藤のドラマが非常に見ごたえのある名作です。是非お勧め!

 

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