映画 男はつらいよ 50 お帰り寅さん 新作 感想 ネタバレあらすじ 考察 人の中に生きる自分
映画 男はつらいよ 50 お帰り寅さん

引用元:https://www.cinemaclassics.jp/tora-san/movie50/
死んだ後も誰かの中で生きる
コレって「思い出になる」という意味じゃないんですね。
それもあるかもですが、もっと深かった。
もっとシンプルに、人の人生を左右していました。
映画「男はつらいよ50 お帰り寅さん」
を観ました。
この記事は、映画「男はつらいよ 50 お帰り寅さん」(第50作)のあらすじや感想、見どころを紹介します。
ほんの少しネタバレありますが、これから観る人の楽しみを奪うようなネタバレにはなっていないはずです。
またストーリーセラピーでは、亡くなったあと人の中に生きるとはどういうことなのか?その気づきについて【考察ストセラ】しています。
あなたが、劇場公開中(2020年お正月現在)の映画「男はつらいよ 50 お帰り寅さん」(第50作)に興味を持ったり、自分の中に生きている人や自分が誰かの中に生き続けることをよりリアルに感じられるようになるキッカケにでもなれたら嬉しいです。
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映画 男はつらいよ 50 お帰り寅さん ネタバレあらすじ
初恋の相手、泉(後藤久美子)の夢を見てうなされる満男(吉岡秀隆)。
中学三年生の娘ユリ(桜田ひより)に起こされます。
満男はサラリーマンを辞めて、駆け出しの小説家をしていました。
現在はユリとマンションで二人暮らしをしています。
最新作の評判は良く、出版社の担当編集・高野(池脇千鶴)や編集長(カンニング竹山)からは書店での握手サイン会を開きたいといわれていました。
どうやら次回作を書き下ろしでと頼まれている満男。
しかし、どうも気が進まない様子。
その日は亡くなった妻の七回忌の法要。
久しぶりに葛飾の実家を訪れました。
柴又帝釈天の参道にある、親戚が営んでいた草団子屋「くるまや」はカフェのようになっていました。
その店とつながっている住居には、今は母・さくら(倍賞千恵子)と父・博(前田吟)が暮らしています。
満男は 法事の後、義父から妻方の家に気兼ねなく再婚してもいいんだとい言われ気がめいってしまいます。
そんなことがあったせいか、それとも朝の泉の夢のせいか、その日はやけに伯父の寅次郎(渥美清)のことを思い出していました。
騒々しくて楽しくて…そして、優しかった伯父。
日本中を旅していて、破天荒で変わり者、でも、いつも味方でいてくれた寅さん。
長い間彼に会えず、大人になった満男の心には大きな穴がぽっかりと空いていました。
結局、編集長に説得された満男は恥ずかしくて気が進まないなか書店でのサイン会を承諾していまったようです。
サインを待つファンの列の中にいたのは、かつて結婚の約束までしたあの泉の姿でした。
彼女は現在、海外でUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の職員となっていました。
海外で夫と二人の子供と暮らしていますが、仕事で来日中に偶然サイン会を知って訪れたのです。
驚きながらも、再会を喜ぶ満男は「会わせたい人がいる」と小さなジャズ喫茶に泉を連れていきます。
そこには、20年以上前に奄美大島で会った寅のかつての恋人・リリー(浅丘ルリ子)がいました。
リリーは寅さんとの思い出を振り返ります。
満男と泉にとっては、リリーと寅の思いがけない過去でした。
その夜、さくらに会いたいという泉を満男は「とらや」に連れて行きます。
さくらは泉に泊まっていくように言い…。
映画 男はつらいよ 50 お帰り寅さん 感想と見どころ
良かったです。もう一回観に行きたいな…
それが正直な感想です。
実は、2020年1月1日、朝の1回目の上映で観てきました。
気持ちよく晴れて、澄み渡った空の中、映画館へ30分かけて歩いていきました。
なんでしょうね。
神社にお参りに行くような気分で劇場へ向かいました。
元旦の朝一。
それでも、かなりの数のお客さんが入っていました。
お正月は寅さん。
そんな気分が心の中に残っている人は多いんですね。
23年前までのお正月は松竹系の映画館にはかならず寅さんの看板が上がっていました。
天神の街から博多の中州まで歩き、中州への橋を渡るときに川沿いに見える松竹劇場の看板がいつも目に入っていたのを思い出します。
昭和の最後のお正月、1988-1989年の年末年始もわたしは友達とその橋を「男はつらいよ」の看板を観ながら渡ったのを覚えています。
その時にわたしが見に行ったのは「孔雀王」という日本香港の合作作品でした。
あれは第40作「男はつらいよ サラダ記念日」の看板だったんですね…
当時は全然興味を持っていませんでしたが、10月から順番に観ている「男はつらいよ」シリーズを観るときは自分が何歳でどんなことをしていたころか…
なんて考えながら観ちゃってます。
話がそれましたが、映画「男はつらいよ 50 お帰り寅さん」は今の満男の周辺を描きながら寅さんの思いでがリンクしていく作りになっています。
これが、単に寅さんの名場面を振り返るためだけの物語ではないんですね。
ちゃんと1本の映画になっている。
もちろんそれまでの「男はつらいよ」シリーズがなければ成り立たないんですよ。
だけど、冒頭からジーンときて涙が出る箇所の多い作品でした。
もちろん笑いながらですけどね。
失礼ながら、ファンムービーになってしまっていないか?
と心配はしていたんですよ。
でもそんなことはないと思います。
「男はつらいよ」を観たことがない人も楽しめると思います。
もちろん、これを観ると過去作も観たくなると思うんですけどね。
わたしも昨年2019年10月から初めて本腰入れて「男はつらいよ」シリーズを観始めたにわか寅さんファンです。
今、24作目まで行きました…が、まだ満男役が吉岡秀隆さんになっていません!!(笑)
なので吉岡秀隆さんが主役で寅さんを思い出すという作りに思い入れが入るわけがなさそうでしょう?
なのに、何の違和感もなく自然に映画「男はつらいよ 50 お帰り寅さん」の世界に入り込みましたよ。
わたしはこれから25作以降を観ていくので、満男が思い出していたシーンの多くをこれから観ていくことになるんでしょうね。
でも、そんなこと関係なしにちゃんと今、現代のドラマとして胸にしみわたるし、「男はつらいよ」の世界のその後だということも自然と受け入れられる。
素晴らしいバランスの作品を山田洋次さんは作ったなと思います。
本当にもう一回観に行きたい!!
間違いなくこのお正月、大本命だと思います。
大人にとっては…と言おうと思ったけど、実はこの作品、中学生以下100円鑑賞という業界初の料金設定もあります。
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つまり、興行成績よりも今の子供たちに観てほしい。
そういう山田洋次さんの思いが表れていますよね。
わたしが子供のころは日曜洋画劇場特別編などと題して「男はつらいよ」シリーズは普通に地上波でよく放送されていました。
だから、映画館に見に行くほど興味なくても「寅さん」はお茶の間の人気者でもありました。
おなじみの顔だったんですよ。
でも、今の子たちは「誰このおじさん?」でしょ?
わたしの息子もそうだと思います。
確かにわたしも今24作目まで観てきましたが、このシリーズは息子にも観てほしいなと思います。
それくらい本質的に大切なことがいっぱい詰まっているんですよね。
ですから、もし、あなたにお子さんがいて、一緒に映画館へ連れていける関係性であるのならぜひお子さんを連れて行ってあげてください。
それで「男はつらいよ」シリーズに興味を持てば見せてあげてもいいし、今は興味を持たなくても大人になる過程のどこかで、一人でこの作品に触れることがあるかもしれません。
ぜひ、劇場で味わってみてほしいです。
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映画 男はつらいよ 50 お帰り寅さん【考察ストセラ】人の中に生きる自分
泉ちゃんの夢をみて目が覚める満男。
「男はつらいよ」シリーズらしいですね♪
その夢のせいか、昔のことをよく思い出す満男。
そのほとんどが伯父、寅さんのことでした。
「伯父さんがいたら、なんて言うかな…」
満男は迷ったときにそんな風に思うんですね。
物語の中で登場人物が死んでしまった後の使い古された表現があります。
「あの人は死んでいない。ワタシの中で生きている」
…なんて。
ここだけとったら、臭い、恥ずかしいセリフですよね。
ベタを通り越している。
わたしは今まで、そういうのって
思い出として記憶に残っている…
…くらいに思っていました。
でも、この映画「男はつらいよ50 お帰り寅さん」を観てその解釈に少し深みが増しました。
そうか…
人が誰かの中で生き続けるって、そういうことか…
ただの思い出じゃない。
ただの記憶の話じゃないんです。
あの人だったらどうするかな?
今、あの人が隣にいたらなんて言うかな?
そう考えることで、選択そのものが変わる。
メンタリストDaiGoさんが言ってたのかな?
いや、DaiGoさんがどこかの研究を紹介してくれた、という言い方が正確ですかね。
人は、人生で左右する選択を1日に70回はしているというお話がありましたよね?
本の帯に書いてあったのかな?Youtubeだったかな?
1日に70回はしている人生を左右する選択。
その中で「あの人がいたら何ていうかな?」
なんて考えるのはその人がいなくてもその人の影響が人の人生を左右しているということになりますよね。
この映画が胸に染み渡るのは、ああ寅さんがちゃんと生きているって思える…だけじゃない…感じられるからなんですよね。
本当に映画の中に入り込んでいて、寅さんが満男の中でちゃんと生きているのが観客に伝わって来ちゃう。
たぶん、寅さんはそうなろうと思って生きてきたわけじゃないでしょう。
でも、満男にそう言われたら照れたり喜んだりするんじゃないですかね。
わたしも息子にとってそういう存在であれたら嬉しいな。
でもコレばかりは押しつけられないんですよね。
わたしもすでに亡くなっている祖父や叔父がいます。
時々、「おじいちゃん見てるかな」「おじちゃん何ていうかな」と考えます。
たぶん、接してくれた時の彼らの在り方がそうさせる。
だとしたら。
そうなろうとしてなれなくても、誰かにとってそういう存在となれるような生き方は目指してもいいんじゃないかな?
と思えました。
結局突き詰めるとそのために生きるのは本末転倒で、ただ一生懸命生きて、愛すべき人を愛する。
本当にただそれだけのことなんだろうな…というところに行き着くんですけどね。
いなくなっても生きている。
これって、実は生きているわたしたちにとってかなりの救いだったりします。
本当にその存在に救われることってありますからね。
これって凄いことですよね。
全ての物語のために
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