感想・評価 ドラマ【ユニコーンに乗って】つまらない?面白く観るには?

ドラマ『ユニコーンに乗って』って本当につまらないの?
この記事ではドラマ『ユニコーンに乗って』が3話目までの感想や評価について分析しています。
どういう人がつまらないと思い、どういう人が面白いと思っているのか?

期待していたのにがっかりした…とか、このドラマを楽しみたいのに…と思っている人には参考にしていただけるはず♪
ドラマ『ユニコーンに乗って』の感想・評価 レビューサイトの傾向
ドラマ『ユニコーンに乗って』の感想が話題になっており、独自で調べてみました。
国内最大級の映画・ドラマ・アニメレビューサイトFilmarksでの評価は以下です。
レビューサイト名 | 点数 |
Filmarks | 3.4(5点満点中) |
※2022年7月20日現在のデータです。
決して悪い結果ではないですね。
“世間”は「まあまあ、それなりには面白いよ」と言ってるんだと思えばそれなりに参考になりますね。
Filmarksの特徴でしょうか?
レビュー(感想)を読むと、高評価っぽいものにも低評価っぽいものにも点数をつけられていないものが多々あります。
低評価だけなら0点ということだろうと思うのですが、好意的な文章でも点数がないものが散見されるところを見ると、良いか悪いかの評価については観た人にゆだねるという意味なのか?
あるいはただ単に点数をつけ忘れちゃったのか…
では次から各レビュー(感想)の内容を分析していきます。
ドラマ『ユニコーンに乗って』の感想・評価 つまならないという低評価のワケは?
まずは低評価…ネットニュースでも取り上げられた「つまらない」という人たちの感想を見てみました。
有名作品のパクリなのか?
2つの有名作品のパクリでは?という意見で1話目からレビューが飛び交っていました。
有名作品とは、ハリウッド映画『マイ・インターン』と韓国ドラマの『スタートアップ~夢の扉~』ですね。
若手女性起業家が経営するIT会社に、およそ似つかわしくないベテラン男性が入ってくる。
という設定は『マイ・インターン』ですね。わたしも好きな映画。
韓国ドラマの『スタートアップ~夢の扉~』は若手女性起業家がIT企業を立ち上げて恋に仕事に奮闘するお話?…のようです。
このドラマは知りませんが映像や雰囲気はこのドラマに似ているらしいですね。
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![]() Netflix |
パクリ、真似っこ、二番煎じ…
というのはいつの時代も一定の人に嫌われますね。
もうそれだけでつまらないと思っちゃうようです。
わたしの父も『古畑任三郎』を観た瞬間「『刑事コロンボ』の二番煎じじゃないか」と不機嫌になっていたなぁ。わたしは真似てオリジナルの面白さと掛け合わせることが何にしても好きでしたからかなり興味深く楽しみましたけど。
ともあれドラマ『ユニコーンに乗って』は「大北はるかが脚本を手掛ける完全オリジナルストーリー」(公式サイトより)とわざわざ銘打っているのも反感をあおっている理由の一つのようです。
ですが、このパクリ・真似っこ・二番煎じ問題については低評価ばかりではありません。その辺りは好評価の分析で。
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リアリティがない
リアリティないとつまらないと感じるという人も、どんな作品でも一定数いますね。
これもドラマ・映画の宿命か…。
ドラマ『ユニコーンに乗って』でいえば、IT企業やスタートアップ企業のオフィスや中の人たちについてリアリティがないとか、アプリなどサービス内容が考え込まれていない、全体的にフワッとしている、など…
なるほど…この辺りのことに関してはわたしの個人的な感想の項目でも述べます。
推しの俳優がでているのにつまらない
ネットニュースでも引用された象徴的な批判が「西島秀俊の無駄遣い」でしたか…。
低評価の中で役者さんたちについて書かれているモノを見ると、西島秀俊さんに限らず永野芽衣さんのファンも杉野遥亮さんのファンもそれぞれ「せっかく出てるのに…」とがっかりしています。
「広末涼子まで出ているのに…」「出演者が豪華なのに…」など出演者の豪華さと作品のクオリティのアンバランスを嘆くような感想も散見されました。
つまらないと感じている方々の感想はこの3点に大きく分けることができます。
多くの人が共通して言っているだけあってごもっともな部分も多々ありますね。
ドラマ『ユニコーンに乗って』の感想・評価 高評価されている点は?
では次、高評価についても見ていきましょう。
パクリというより「~みたいでいい」
『マイ・インターン』好きだからこの感じいい。『スタートアップ~夢の扉~』っぽいのがいい。
という人たちもいるわけですねぇ(笑)
面白いですね。需要というのは両極端。
推し俳優メイン
国内ドラマファンなら洋画ファンよりも多と思います。
推しの役者さんを観たいからドラマを観る…という人。
西島秀俊さんがカワイイ♪永野芽郁ちゃん透明感♪杉野遥亮かっこいい♪などなど…
まあ、当然と言えば当然。
わたしも子どものころから大好きなジャッキー・チェンの映画は面白かろうがつまらなかろうが何度も観ます(笑)
高得点はつけているけれど、作品自体への評価なのかは疑わしい(笑)
テーマ読み取り上手
このドラマの根底に流れるテーマを観ている人たちも、ある程度良い評価をされているように感じます。
単にジェネレーションギャップを描くだけではなく、お互いの良さに影響を受け合っての成長。
あるいは、起業を成功させたい若者と成功している起業家の師弟関係。
起業に込められた純粋で熱い創業者の思いを応援するスタートアップ時の従業員たち。
アプリなどサービスの中身や社内風景などを指して「リアリティがない…」などと肩ひじ張ることなく、そういった物語の根底に流れるものを軽く感動しながら楽しんでいるといったかんじでしょうか。
織り込まれている恋愛感情のもどかしさも同様ですね。
そういう人たちの反応は、作り手さんたちも嬉しいんじゃないでしょうかね。
ドラマ『ユニコーンに乗って』の感想・評価 Twitterでの声
では、Twitterに上がっている実際の感想・評価を一部紹介します。
つまらない…低評価の感想
TBS系『ユニコーンに乗って』第1話
永野芽郁と杉野遥亮の無駄遣い、ここに極まれり。この題材とキャストでよくぞここまでつまらないドラマが作れるな〜と思わず感嘆してしまうほど、どうしようもなく寒くてダサい演出のオンパレード。お願いだから『僕の姉ちゃん』とか観て演出を勉強してくれ…。 pic.twitter.com/WVg9Hjfz0r
— ねこ (@banksy_karakuri) July 11, 2022
2話はユニコーンに乗ってがマイインターンを模してるようにみえてキツいな
マイインターンが好きだから嫌悪感感じる
— めめ薄給 (@d_abci) July 13, 2022
今夜の「ユニコーンに乗って」は過去のストーリーだけなの!? なぜ、3話でストーリーを進めずはじめに戻すの!?#永野芽郁 #TBS
— 隊長@うつ伏せ隊(人優梨同…お布団の呼吸) (@team_utsubuse) July 19, 2022
ユニコーンに乗っての3話クソつまらんなw
もう切ってええか— 坂上金太郎 (@KINTARO_KINNIKU) July 19, 2022
ユニコーンに乗って、テーマが好きだから見始めて面白くなることを超期待してるんだけど、まじで永野芽郁と登場人物のキャラクターが嫌いすぎて悪口しか出てこない
— さくおさ (@SilviculturaD) July 19, 2022
よかった!…高評価の感想
ユニコーンに乗って今やっと1話見れたんだけど面白すぎて1話でどハマりした( *˙ ˙* )
大好きな永野芽郁ちゃんの可愛さと西島さんの可愛さが爆発しとったぞ(´º﹃º`)♡
これからドラマを楽しみに嫌いな仕事頑張ろう💪#ユニコーンに乗って#永野芽郁ちゃん好きと繋がりたい— ともちん (@tomoAA004433) July 19, 2022
『ユニコーンに乗って』第2話を観ました。小鳥がいい人過ぎるわwww
西島秀俊さんドンピシャだよ ^_^あと「マイ・インターン」のオマージュ的なエピソードがサラッとあったね。#ユニコーンに乗って #永野芽郁 #西島秀俊 pic.twitter.com/qkblhPfb7S
— ハル・オートモ (@haru_ohtomo) July 12, 2022
『ユニコーンに乗って』第2話。同質性よりも多様性のある組織の方が色んな発想が生まれて、経営の軌道も上向いていく。初めは眼中になかった小鳥さんの古典的な手法に意外なヒントがあったりと考え方の異なる人から学べることも案外多いんだろうなと気付かされた。
— OMOTE (@omote2021) July 17, 2022
『ユニコーンに乗って』第3話を観ました。須崎と佐奈の出会いからのエピソードが丁寧に描かれていて大事なそして良い回だったと思う。小鳥の出番が少なかったけどね 笑#ユニコーンに乗って pic.twitter.com/dYn1GuINsJ
— ハル・オートモ (@haru_ohtomo) July 19, 2022
ユニコーンに乗って
観てます。3話目が凄い。一回まるまる回想で企業する覚悟をガッツリ描いてた。今まで観たことない、不思議な重さのドラマ。難しいことしてて分かりやすい面白さはないけど、なんかヒシヒシとくる。— しるこ♪冷やしスケブ始めました (@8Shiruco) July 19, 2022
感想まで俯瞰的!
話題のドラマ「ユニコーンに乗って」見た。スタートアップ観点で見るとめちゃくちゃ面白い。メンバー4人でオフィス2フロア休憩室付きというバーンレート感覚。異常なトラクションに対する低い解像度。無駄に高圧的で伴走しないVC。プロダクトアウト的思想。まさに反面教師フルコンボ。行間が面白い。
— 松田光希 / Mitsuki Matsuda (@Mitsuki_2nd) July 11, 2022
宇宙的!超?俯瞰(笑)
旦那が急に「ユニコーン面白い!」って言うから、えっ!?1stもよく知らんくせにいきなりUC見たの勇者だなと思ったら「ユニコーンに乗って」っていうドラマのことだった
— haru (@haru_aki1025) July 19, 2022
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感想まで俯瞰的!
感想・評価から見えてくる『ユニコーンに乗って』を面白く観る視点
では、ドラマ『ユニコーンに乗って』の感想や評価から見えてくる面白く観るための視点について考察してみます。
自立的視点かぶら下がリーマン視点か
自立的視点で観れる人はある程度楽しめるけど、ぶら下がリーマン視点(雇われることが当たり前の感覚で、自分の境遇も感情も他人や環境のせいにする人、権利主張は強い)だとつまらないことこの上ないのかも…と感想を見比べながら思いました。
このドラマが始まる前の公式ページのイントロダクションを読んだ時点から危惧していた点でもあります。
ガッツリサラリーマン視点だと半分しか楽しめないのでは?いや下手すると全く楽しめないかも?と。
なぜか?
まだまだ日本のサラリーマンは世界基準で言っても自立的視点は弱すぎるとわたしは思っています。
でも、日本の国内ドラマのほとんどはもっとも人数の多いサラリーマンやその家族層に向けた作り方になっています。
その方が共感されやすく視聴率がとれるから。
なのにユニコーン企業を目指して起業した人たちにスポットを当てる…
これは大衆向け民放ドラマのタイミングとして大丈夫か?と危惧したのです。
最近で最もわかりやすい例は『半沢直樹』の第2シリーズです。
完全にサラリーマン側に寄ることで大成功しました。
実は第1シリーズはまだ起業家というか経営者視点でも楽しめる部分が多分に残っていたんですけどね。
言い換えれば、経営者、起業を目指している人、自営業者、フリーランス、副業している人…、あと自立した視点をお持ちのサラリーマン。
そんな人たちはこのドラマを楽しんでいる人が多いんじゃなかな?と予想しています。
(ディティールのリアリティを尊重する人以外ね)
3話目は回想シーン…特に功(杉野遥亮)視点がメインでした。
はっきりいってわたしはクライマックス直前までイライラしました。
(個人的に恋のヤキモキ感ドラマは耐えられないのですw)
が、クライマックスで凛花(石川 恋)に詰め寄られた佐奈(永野芽衣)が返した台詞で確信が持ててグッときました。
やはりこの自立感ですよ。
脚本家がこのお話…というかもしかしたらご自身の核としてもっているものかも。
俯瞰的な視点が持てているか
このドラマを楽しめるであろう自立した視点をもう少し具体的にいうと俯瞰的な視点といえそうです。
世代感のギャップ、雇用主と従業員、部活の延長と厳しい社会人としての起業、恋愛感情を代表とする人の感情。
そのうえでエンタメと割り切って緩さを許し本質は受け取る行間力。
それらをわたしたちの生活や社会のミクロとマクロの両方の視点で観て面白味を感じる…
推し俳優で観ている人はまただいぶ違うでえしょうが、お話そのものを楽しめている人は少なからずそういった視点を持っている人だろうなと思います。
とは言え、自立型の視点を持っている人たちは20年近く前からぶら下がリーマンの危険性を指摘していたわけです。
(参照:「週末起業」ちくま新書 著:藤井 孝一 刊2003/8/6)
なので逆に、「今さらかよ、遅せーし、緩いよ」と見下す人もいるかもしれませんね。
でも視聴率とスポンサーからは逃れられない民放ドラマですからリアルにいる視聴者の中で一番パイの多い対象者をメイン視聴者層として据えるのは当たり前です。
なので、ぶら下がリーマン感覚に寄り添わない作品は避けられるでしょう。
ましてや無視したり、逆に揶揄しようものなら多くの人に総すかんされるでしょうから。
なので、どうしても今の日本で特に民放がテレビドラマでやる題材として仕事的精神面で自立的でないとわからないような作品を作るには時代や”空気感”の後押しが他の媒体よりも必要。遅れるのも必然です。
そういう面で国内のメジャードラマでそういう面で先陣を切ったのはわたしが知る限り2020年の『ハケンの品格』シーズン2でした。
サラリーマン的思考は起業家さん達よりもそれだけ遅れている…というか『ハケンの品格』シーズン2で篠原涼子さんが何度も言っていた「日本沈没!」の意味が未だに響いていないサラリーマンも多いかもしれませんね。
響いたのはリストラや自主退職を迫られたり、勤め先が倒産したり…現実にそういう危険にさらされた人だけだったのではないでしょうか?
同じ意味でこの『ユニコーンに乗って』は今のタイミングで発表というのは挑戦的ですよね。
コロナで強制的な働き方改革が自然と起きてしまったわけですからアリなタイミングかもしれませんが。
コロナが収まったら国のサラリーマン感覚ももとに戻るものと思って疑わない感覚でいるとやっぱり面白くないだろうなと思います。
ドラマ『ユニコーンに乗って』つまらない?わたしは楽しみます
わたしの感想を交えつつなので主観です。が、面白く観る視点としてひとつの例にはなるはずです。
いちばんつまらないのはネット記事
ドラマ『ユニコーンに乗って』の感想を検索していていちばんつまらなかったのは低評価ばかりを取り上げて記事にしているネットニュースでした。
芸能ニュースというのはもともとそういうものなのかもしれませんが、ネットの芸能ニュースは特に心意気の低さを感じますね。
記者とかメディアというのはドラマ業界にも近い人たちなのかと思いきや、決してそういうわけでもないのでしょう。
わたしはまったくその世界からは遠い…地理的にも遠い福岡の地で純粋に楽しんでいる一般視聴者です。
それでもたまたま映画製作を勉強する過程で、脚本の書き方だったりいろいろな脚本家の本やインタビューを読んできました。
それだけでも垣間見える日本のドラマ事情を鑑みれば、『ユニコーンに乗って』は絶妙なバランス感覚で作られていることがわかります。
3話に起業までのエピソード0を持ってきたのはマラソン中継で視聴者が薄い回に本題を持ってきたくないという大人事情では…という意見もネットの感想にありました。
実際、民法のテレビドラマは本当にしばられることが多いんですよ。
たくさんの条件、がんじがらめともいえる縛りの中で「それでも!」とエンターテインメントのオブラートに包んで伝えたいことを表現しようと奮闘している。
脚本家もプロデューサーもディレクターもそんな戦いを強いられています。
リサーチ不足なのか、その程度のことにも思いを巡らせられないネットの芸能ニュースという媒体はプロとして恥ずかしいですよホント。
本気でいちばんつまらないのはそこだと思います。
職業を否定しているのではありません、誇りを持って仕事をするなら同じネット芸能ニュースといえど、もっとシャンッとした記事を書いて見せなさいよプロでしょ!?
と、ちょっと感情的にもなっちゃいます。
映画『マイ・インターン』も韓国ドラマ『スタートアップ』ももちろん反映しているでしょう。
その上で、脚本の大北はるかさんはじめ制作側は今の世界のビジネスの流れとその中にある日本人のお仕事感覚にも本当は問題意識を持っているんじゃないかなと深読みまでしちゃいますね。
視聴率や評価によって、まだまだ恋愛重視に進むのかビジネス重視に進むのかわかりません。
それも含めて国内ドラマらしい成り立ちのドラマだと思います。
このドラマがパクリかどうか?なんてネットニュースがあおるつまらないことよりも、今この時期に大北はるかさんはじめ製作者側は今の時代をどう俯瞰して観ているのか?
そういう視点で観ているので、わたしは面白くみれるわけです。
繊細なバランス感覚で、今後どのように広がり着地する?
わたしは西島秀俊さん推しですw
なおかつ『マイ・インターン』は大好きな映画です。
なのでこのドラマの設定…ロバート・デ・ニーロに当たる役割を西島秀俊さんが担うようになって欲しいな…
と期待をして観始めたので、今のところそういう面でも満足しています。
物語についても今のところ高評価をつけています。
特に2話は神回的です。
大北はるかさんは、とてもバランス感覚に優れた方なんだろうなと勝手ながら思っちゃいます。
高評価の人たちが書いているように、登場人物にいろいろな視点を乗せているので深みが増していますよね。
単にジェネレーションギャップの苦悩を描くだけではなく、今の時代にそれぞれがどう在るべきか?考えながら観れます。
成功している先輩起業家と若手起業家との在り様の違いも、学生のノリの延長のまま起業してしまった雰囲気も…
かなりリアルだと思います。
あと、何気に上手なのが杉野遥亮さんの役どころ…功の恋のソワソワ感ですね。
自分にも経験がある感情なので、彼のおかれている状況や演技は非常にリアルだと思います。
低評価の中にリアリティがないという感想がけっこうありました。
結局、どこにリアリティを持たせどこを捨てるか?
それって、ドラマが狙っているところによって全然変わってくるとおもうんですよね。
「自分が求めているのはそこじゃないんだ!」
という方は無理に楽しむ必要はないと思います。
いつか別なタイミングで楽しめる日がくるかもしれませんしね。
わたしは昔全然面白くなかった『パパとムスメの7日間』が今面白くてたまりません。
あの頃の舘ひろしさんが演じたパパと同年代、息子もあの頃のガッキーと同年代になりましたからね。
今この時代にユニコーン企業を扱ったことが大衆向けキー局テレビドラマとして是か非か?
個人的にはそこが非常に興味深いですが、時代やお話やテーマとのバランス感覚。
時代を感じながら、今後『ユニコーンに乗って』というお話がどう広がりどう着地するのか?
見守りたいなととてもワクワクしています。
感想・評価ドラマ『ユニコーンに乗って』はつまらない?面白く観るには? まとめ
ザックリまとめます。
点数としての評価は決して悪くはない。及第点の面白さはある。
ということでよさそうです。
欠落部分やもったいないなという部分に眼が行くのは、良い部分が多いから…なんじゃないかな?
という風にも思われる賛否両論でした。
パクリというか…
『スタートアップ~夢の扉~』と『マイ・インターン』を掛け合わせたようなものを作ろう…
というイメージはきっと作り手も持っているでしょう。
だから、「~みたい。つまりパクリだ!」「~みたいだから好き!」という両論が出ること自体が大成功しているということの証でしょう。
『半沢直樹』的なサラリーマンを気持ちよくさせるビジネスドラマを期待して、批判するのは的外れですね。
自立的視点、特にビジネスモデルやビジネスそのものの中身ではなくその人たちの心のドラマだと思うと行間を感じやすくなって面白いのではないでしょうか?
サラリーマンや個人でも、今の時代と自分の自立(経済的にも精神的にも)に関心があるなら似たような視点で観れると思います。
時代ということで言えば、ジェネレーションギャップもそうですね。
ベテランは若者と若者はベテランと、どう付き合っていけばいいのか?何を学んでいけばいいのか?
そういうことも考えながら観ると非常に面白いですね。
低評価の人たちの指摘には「ごもっとも」というものもたくさんありますが、
わたしは楽しもうと思ってみているのでこのようなまとめになりました。
たしかにツッコミどころは多いドラマでもあります。
個人的には事業のメインのアプリくらいは視聴者をもうならせるようなモノ、本当にそんなアイディアだったら話題になるかも!と思えるようなものにしてほしかったな…
とも思ってはいるんですよ。
それでも観方によっては非常に良質なドラマの予感。
最後まで「いい感じ」で終わって欲しいです。
全ての物語のために
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