名言【僕らは奇跡でできている】7話 この世界にいていい理由

ドラマ『僕らは奇跡でできている』伝説の神回!7話を改めて観ました!

観返すたびにこの回の凄さに魂が震えます

後半に入って名言だらけになってきてますね。今回もそんな名言をいくつか紹介します♪
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ドラマ 僕らは奇跡でできている 7話 あらすじ
ドラマ『僕らは奇跡でできている』
第7話「カメは昔、ウサギだった」

©カンテレ
一輝(高橋一生)とともに、リスが橋を渡る瞬間を目撃した育実(榮倉奈々)が、自分は自信がないから凄いって証明したいウサギだと認めました。「相河さんとは違う」と…。その言葉を聞いた一輝は一瞬辛そうな表情を浮かべ「そうでもありません」と答えます。育実の頭に謎が生まれるのでした…。
時間を見つけては一輝の大学を訪ねてくる虹一(川口和空)。その日帰宅すると、神妙な顔の母・涼子(松本若菜)が待っていました。実は虹一は塾をさぼって一輝に会いに行っていたのです。しかも国語のテストは10点。虹一に問題集を解くように開いて見せますが「頭が痛くなる」と訴える虹一。涼子は「わからないから言い訳しているだけでしょう?」と責め、勉強が追い付くまではと、虹一の大切なスケッチブックをとりあげるのでした。
翌日、お腹が痛いと学校を休んだ虹一。しかし涼子が学校に欠席の連絡を入れている隙に家を抜け出して大学へ一輝に会いに行きます。一輝は、「家にいたくない」と言う虹一を自宅へ連れて帰りました。
虹一を山田(戸田恵子)さんに任せ、涼子に伝えるために虹一の家へ行った一輝。しかし留守です。そのころ涼子は育実のクリニックへ駆け込み、一輝の連絡先を教えて欲しいと頼んでいたのでした。個人情報は伝えられないからと育実が一輝に連絡することに…。しかしその騒動のさなかその場に一輝が現れます。
育実と相河家を訪れた涼子は、虹一を連れて帰ろうとしますが、自分を“ダメ”呼ばわりする母に「僕はダメじゃない!」と拒む虹一。山田さんや一輝の説得もあり、一晩は一輝の家で預かることになりました。
翌日、一輝は虹一と森へ。念願だった森を訪れて笑顔になった虹一が相河家に戻ると、迎えに来た涼子が待ち構えていました。
虹一が学校で悪目立ちし恥ずかしいと嘆く涼子の声を辛そうに聴く一輝は、静かに意を決して自分の少年時代について話しはじめ…。
一方大学では、一輝に恋する学生、琴音(矢作穂香)が、新庄(西畑大吾)、桜(北香那)、須田(広田亮平)を連れ、動物行動学の研究室に現れます。琴音は「話がある」と、鮫島(小林薫)を呼び出して…。
ドラマ 僕らは奇跡でできている 7話の名言
名言①「理科が出来てもできなくても、僕はいていいんだなって思いました」
一輝から涼子へ
この回が神回と言われる一番メインのシーン。涼子に一輝が自分の少年時代を語るシーンのセリフの一部ですね。
人と同じようにしていられなくていつも怒られてばかりいた一輝少年が、中学生になって生物の発表で褒められます。「凄い」って言われるのが嬉しくて「凄い」って言われるために頑張り始めると大好きだった生き物のこと、理科の勉強が面白くなくなっちゃったんですね。苦しいものになっちゃった。でもそんな一輝に「やりたければやればいいしやりたくなければやらなくてもいい。それでも一輝は一輝だ」と言ってくれたのがおじいちゃんなんですね。その時の気持ちを表現したのが…
「理科ができてもできなくても、僕はいていいんだなって思いました」なんですね。
君のままでいい…の意味
あなたはあなたのままでいい。君は君のままでいい。という耳障りのいい言葉は歌の歌詞などでもよく耳にします。若いころは「変わる必要がない=成長する必要がない」という意味と混同して釈然としませんでした。しかし、心理学を学んだり自分が苦しみながら考えたり悩んだりしながらわかってきました。特に子が生まれ親になったことは大きな気づきに繋がりました。息子への自分の愛を元に考えればすぐにわかります。彼がどんな道を選ぼうとも、わたしは親として彼を愛し続ける。「~ができるから愛する」「~しないから愛さない」なんて条件はありません。ただそのままの存在を愛している。君は君のままでいいというのは、存在しているあるがままでいいよってことですよね。
一輝は「みんなと同じようにできない自分」「凄いって言われない自分」を嫌いだったのでしょう。でも、何もできなくても居ていいんだとおじいちゃんのメッセージが伝わって安心したんですね。
名言②「これは楽しかった証拠だね」
山田さんから虹一へ
虹一が一輝の家に泊まり、翌日は2人で森へ出かけました。森を歩き回ったり地面に這いつくばって生き物を観察したりするので服も体も泥だらけです。そんな姿で帰ってくると一輝の家に虹一の母・涼子が待ち構えています。涼子はいったい何があったのか!?とビックリ仰天です。何か事故があったのか?怪我でもしてやしないか?親なら一瞬でそんな心配が脳裏を横切るものですからね。しかも涼子は“良識人”ですから、人様のお宅にご厄介になったうえにそんな汚れた格好で上がり込むなんて、そんな迷惑のかけ方は許せないのでしょう。即座に連れて帰って、風呂に入れて、洗濯もしたいのだと思います。しかし、山田さんが「これはウチで洗濯しますね」と言います。当然、断ろうとする涼子ですが、「こういう汚れを落とすにはコツがいるから」と強引に虹一ごと洗濯機のところへ連れていってしまいます。
さすが一輝を見守ってきた山田さんです。一輝が涼子と対話をしているときに洗濯機の前では山田さんと虹一が対話します。虹一が脱いだ服の汚れを見た山田さんは笑顔で言います。
「これは楽しかった証拠だね」と…。
虹一も迷惑をかけているという気分もあったのでしょうか?少しだけ意外そうな顔をしたあとに「うん!」と笑顔でうなずきました。
わが子って守り過ぎちゃう、心配し過ぎちゃうもんです
わたしも親です。今でこそ、息子も高校生ですから幼児期のような心配はしていませんが、小さいときは一緒に外に出るたびに様々な危険から息子を守るためのセンサーがビンビンに反応していました。家の中でもですね。
やっとお座りができたらゴロンと倒れて頭を打ちやしないか?ヨチヨチ歩きだしたら転んでけがをしやしないか?バイ菌がついたものを触れてすぐに口の中に入れてしまいやしないか…。あの小さな子どもの柔肌に触れていると大人とは違うもろさみたいなのを感じて過剰に危機にたいして敏感になっちゃうんですよね。
それが行き過ぎると「汚れることはダメなこと」「汚いことは恥ずかしいこと」みたいな感覚が刷り込まれてしまいます。破傷風だったり気をつけないといけないことは数え切れませんからね。
でも、歩く練習の時に反省しました。転びそうになるとつい駆け寄ってしまう。じつはそれって危機回避能力を養うチャンスを奪っているんですよね。
また、元気に走り回る子たちは雨上がりの水たまりにバシャン!飛び込んではしゃいだりします。わが子がそんなことをしようとするとつい止めたくなっちゃう。汚れちゃうから。でも、実はその好奇心を満たす刺激こそが子の発育には不可欠だったりします。小さな冒険ですね。
子どもの成長を喜ぶ、子どもの幸せを喜ぶというのは、人並みにお勉強ができるかどうかではなく、その子が今日一日、活き活きと生きてくれたか?というところに焦点を合わせるおおらかさで観ること。そういう感覚が教育者である大人に求められる視点、覚悟、度胸なんだと思います。
名言③「自分じゃなんとも思ってないことが意外とスゲェってことあんのかな」
新庄くんの独白
育実や大学の講師たち、涼子のような大人だけではなく虹一くんのような少年にも影響を与えている一輝。当然彼が講師として登壇している教室でも若者たちに影響を与えています。このドラマでは学生たちの代表として琴音、新庄、桜、須田の4人の様子も毎回描かれています。
第7話では、桜の桜らしさってなんだろう?という問いかけから学生たちの思考の旅が始まったようです。そしてクライマックスでは桜の才能がひとつ発見されるのでした。琴音が一番仲の良い友達にでさえ話さないような秘密を桜に話しちゃいます。聞き役に徹しつつ「そんなこと私に話していいの?」と桜も少し心配になるような家庭の事情でした。琴音は言います「桜になら話せちゃう」と。そしてハッとしていいます「桜の才能ひとつ見つけた!」。桜は大げさだと言いますがその話を聞いた新庄と須田も声をそろえて「才能だよ」と当たり前のように言いました。そこでふと新庄が独白のように言うのでした…。
「自分じゃなんとも思ってないことが意外とスゲェってことあんのかな」
新庄は、一輝のようになりたいと思い始めていることもあって、一輝が生き物のことが好きでたまらないように、自分にも何か夢中になれることや才能があるのかな~…みたいなことを思っていたのかもしれませんね。
あなたの才能の見つけ方
わたしたちは自分にできることは誰にでもできると思いがちですよね。特に、苦労して身につけたスキルではなく、難なく当たり前にできてしまうことだとそう思いがちです。「自分には特別な才能はない」と思っている人のほとんどがそういう意味で自分の才能に気づいていないんですね。
そういう人はよく人から頼まれたり頼られることって何だろうって考えてみたり、直接親しい人たちに聞いてみるのもいいと思います。自分じゃ何とも思ってないことは、それだけ簡単にできちゃうってことですから、できない人から見たら「天才だ!」って見えちゃうもんですよ。
くれぐれも、「自分が簡単にできる=誰にでも簡単にできる」…と思い込んでできない人を攻撃しないように。自分の才能に気づいていない天才の迷惑な部分です。それは心の暴力ですからね。
ドラマ 僕らは奇跡でできている 7話 名言+アルファの見どころ
第7話は、このドラマのファンには神回と言われている回です。セリフ単体を取り上げると名言ととれるようなものではないセリフの積み重ねも、エピソードの中で語られたセリフや演技がこの物語を象徴する名シーンだったりします。とくにこの7話はそれらが感動的にたくさん詰まっている回なんですね。
第7話が神回と言われる理由を担っている重要なシーンを紹介します。
名言+アルファの見どころ① 一輝VS涼子
第6話は一輝による育実のセラピー的なお話でした。この7話もセラピー的なお話といってもいいでしょう。一輝との対話によって大きな気づきが得られるシリーズ全体の山場といってもいいシーンがあるからです。で、今回の対話のお相手は松本若菜さん演じる虹一の母、涼子です。
母親としての責任感と常識にがんじがらめになっている涼子は一輝のことをよく思っていません。大事な息子に悪影響を与える迷惑な人と思っているのが今までの態度からも見て取れます。
そんな涼子の信念が一輝との対話によって解けていく、シリーズ中でイチバン見ごたえのあるシーンが描かれるんですね。
幼少期の辛い出来事を当時の感情を思い出しながら語る一輝の姿…高橋一生さんの神演技の見せ場でもあります。
第7話を観ずして『僕らは奇跡でできている』は語れないと言っても過言ではないシーンです。育実もそばでずっと一輝の話を聞いていますから、実は育実のセラピーの最終章でもあると思います。
名言+アルファの見どころ② 義高おじいちゃん&鮫島教授
一輝を見守ってくれている2人の大人、義高おじいちゃんのところを鮫島教授が訪れるという大変レアなシーンもこの回で描かれます。
完全ネタバレになりますが2人の対話を抜粋します。
鮫島教授「やっぱり一輝はあなたでできてますね」
おじいちゃん「なにもしてませんよ」
鮫島教授「一輝が安心できる世界をつくったじゃないですか」
おじいちゃん「家とこの森だけ。ちっぽけな世界です」
鮫島教授「それだけでもこの世界にいて良い理由になる」
おじいちゃん「外に安心できる世界を作ってくれたのは鮫島先生です」
鮫島教授「一輝は、思ったより影響力在りますよ」
おじいちゃん「やるなぁアイツ」
鮫島教授「順調です」
将棋を指しながら、お酒を飲みながら、穏やかに対話する2人の素敵なオジサマたち。
ぜひとも、このドラマの世界観を感じて、お話の流れの中で田中泯さんと小林薫さんの演技でこの対話に聞き入って欲しいです。
何度観てもじわ~っと心地よく、心にしみこんでくるシーンです。
名言+アルファの見どころ③ 学生たちの思考の旅
学生たちのひとり尾崎桜…演じるのは北香那さん。ドラマの前半で4人の学生たちがある疑問にぶつかります。おとなしい性格の桜はズカズカと思ったことを言ったり行動出来ちゃったりする琴音とは違って言いたいことがあっても言えないんですね。須田は「いいんじゃない。尾崎らしくて」と肯定してくれます。誰もそれは否定しない、いい仲間になっている4人組。でもふと新庄が疑問に思ったことを口にします。
ちょっと待って、ありのままの尾崎ってどっちだろ?
言いたいことを言えない尾崎?
それとも言いたいって思ってる尾崎?
ここから学生たちの思考の旅が始まるんですね。この学生たちもとても可愛らしく微笑ましいです。そして、このドラマに必要不可欠な視点をいつも担っています。
ドラマ 僕らは奇跡でできている 7話 みんなの評価
では、ドラマ『僕らは奇跡でできている』の神回!第7話を他の人はどう評価しているのか?Twitterの反応からピックアップしてみましょう♪
僕らは奇跡でできている第7話。これまでを含めてとてもとてもいい話だった。良いところ100個言えると本当に言い出した一輝に、それって誰でもできることじゃないんですかと思わず言う育実。
「誰でもできることはすごくないんですか?」
諸々を踏まえた名言だと思った。#僕らは奇跡でできている
— アマレット (@amaretto319) November 20, 2018
ドラマ『僕らは奇跡でできている』がネットで話題になっていますが、第7話は本当に素晴らしい内容で自然と涙がこぼれる回でした😢
榮倉奈々の涙もホンモノのような感じで、松本若菜は泣かない場面なのに泣きそうだったそう😅
橋部敦子さんの脚本、高橋一生の演技素晴らしいです☝#僕キセ #カンテレ— キャロパパ (@Copen02Haya) November 22, 2018
僕らは奇跡でできている7話とカルテット8話を見て号泣するなどしている
両方とも名作すぎて大大大好き😭😭
僕キセに関してはなんかしらの評価をもらわないとおかしいよ!!!!
カルテットはこれでもかというくらい賞をもらえてよかった☺️#僕らは奇跡でできている #僕キセ #カルテット #高橋一生— ミント🖋カルテットは伝説 (@isseyfun) February 12, 2019
仕事する時、僕はよく映画やドラマを聴きながら仕事します
『僕らは奇跡でできている』というドラマが最高でした 特に 7話目 号泣号泣であまり仕事になりませんでしたが 笑
僕も今度、大切な人の良いところを100個見つけてみたいと思いました😊
— 柳内大樹(漫画家)オフィシャルアカウント (@daijuyanauchi) May 12, 2020
昨日『僕らは奇跡でできている』の7話見たんですが、相河先生@高橋一生さんの「誰でもできることはできてもすごくないんですか」ってセリフすごく良いなぁと思って。その発想なくてそれまで目の前にかかってたモヤっとした霧が一瞬で溶けてパーンと放たれた気がした。
— u (@1730nkma) November 23, 2018
「僕らは奇跡でできている」いいドラマだな。7話見て泣きそうになってしまった。1話で切らなくてよかった。
— まきろん🐹🐘🍦🧢 (@lunatic_5511) November 25, 2018
今日のカメさん。27歳以上だと判明したジョージくん。新しい友達と森で散歩。by僕らは奇跡でできている 第7話 pic.twitter.com/czvyw9Tp1N
— たほいや (@tahoiyataro) November 20, 2018
僕らは奇跡でできている、観返しててほんと好きだ…😭😭💕💕ってなってる… 特に7話、何回観ても泣ける… 普通の人ができることはできてもすごくないんですか?ってすごい名言だ…落ち込んだときめちゃくちゃ観よう…😭😭😭💕💕💕 すごいところ100個言い合ってるときに流れる予感も本当ぴったり…
— かわの (@kawano_oshi) September 15, 2019
《やりたいならやればいい
やらなきゃ と思うならやめればいい》僕らは奇跡でできている 第7話と8話を見終えた。
毎話何気ない言葉が響くドラマだけど、7話での高橋一生さん演じる一輝がこれまで見せなかったような悔しさや悲しみのにじむ表情で語る昔話 がつんときた。とてもいいドラマだなぁ pic.twitter.com/2csqSBeZzO— ◆BOO◆ (@nico_chi) May 21, 2019
ドラマ 僕らは奇跡でできている 7話 名言と見どころまとめ
名言①「理科が出来てもできなくても、僕はいていいんだなって思いました」
名言②「これは楽しかった証拠だね」
名言③「自分じゃなんとも思ってないことが意外とスゲェってことあんのかな」
この世界にいていいんだと安心させてくれる人、その存在を温かく見守ってくれる人、自分や友人の才能への優しい視点…。
これまたわたしたちが幸せに生きるため、目の前の人を幸せにするために、価値ある名言ばかりでした。
みんなの反応をみていると「誰でもできることはできてもすごくないんですか?」という名言が響いたという人が多いですね。そうラストのシメと言ってもいいくらいのところで登場します。ここで涙腺崩壊することもある。
あと、「あなたのすごいところ100個言える」というのもこの回の鍵でした。
このように、素晴らしいエピソードと演技いっぱいで描かれる神回。
このドラマのファンで何度も観返している人たちには、この第7話を観るために1話目から観始めるという人もきっと多いでしょう。
どのエピソードの記事もそうですが、とてもじゃありませんが作品内の全ての名言、名シーンを紹介しきれません。なので是非とも、作品に触れて欲しいです。
そしてこのドラマに関しては何度も!味わってほしいです。
全ての物語のために
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