ネタバレ 映画【ランボー ラスト・ブラッド】あらすじ感想 生きる男

映画『ランボー ラスト・ブラッド』
ホラー映画よりドキドキした。

悲しくて怒りが湧いて、最後はランボーと一緒に拳を握りしめちゃった。

では、映画『ランボー ラスト・ブラッド』を振り返ってみましょう♪
映画『ランボー ラスト・ブラッド』の動画配信は無料で観る方法もありますよ♪
映画 ランボー ラスト・ブラッド ネタバレあらすじ
※重要なネタバレがあります
映画『ランボー ラスト・ブラッド』
2019年 アメリカ作品

©2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.
引用元:https://movies.yahoo.co.jp/
おじさんゴメン…
ベトナム戦争以降も数々の戦いを経験したジョン・ランボーは戦場を離れ故郷のアリゾナに戻っていました。父が残した牧場で働いていた古い友人のマリアとその孫娘ガブリエラとは家族のように過ごしてきました。大学入学をまじかに控えるガブリエラは、自分を捨てた父親に愛にメキシコに行きたいと言い始めます。マリアもランボーもとめますがこっそりメキシコへ行ってしまうガブリエラ。そしてガブリエラはメキシコの人身売買カルテルに誘拐されてしまうのでした。娘同然のガブリエラを救うため、ランボーは単身でメキシコへガブリエラを探しに乗り込むのですが…。
映画 ランボー ラスト・ブラッド 見どころと感想
映画 ランボー ラスト・ブラッド 見どころ
※重要なネタバレがあります
ランボー ラスト・ブラッド 見どころ① 徹底的な悪
悪い奴が徹底的に悪いです。でも『ランボー』というシリーズはいつもそうですが、その時代の特定の地での現実の問題を描いています。現実を背景にフィクションであるアクションヒーロー、ランボーが戦う。それがこのシリーズをアクションヒーローの代名詞にし続けた理由でもあると思っています。今作『ランボー ラスト・ブラッド』の人身売買カルテルも徹底的に酷いですが、これは世界中で起きていることですよね。きっと現実はもっとひどい。まずはそこから、この作品の重要な怒りのキーポイントでしょう。
ランボー ラスト・ブラッド 見どころ② シビアな脚本
ネタバレになりますが、ストーリーはお姫様救出のハッピーエンド物語ではありません。前作『ランボー 最後の戦場』では監督も兼任したシルヴェスター・スタローン。実はシリーズ1作目から脚本にはたずさわっていました。2作目『ランボー怒りの脱出』ではジェームズ・キャメロンとの共作でしたね。その『ランボー怒りの脱出』でジェームズ・キャメロンが登場させた女戦士コー・バオ。スタローンのリライトにより彼女は劇中で命を落とすことになります。キャメロンは強い女性を出すのが好きですがスタローンの劇作、とくにランボーにおいてはシビアで彼女が死ぬ物語に書き直してしまいました。『ランボー最後の戦場』も戦場で起きていることの描き方が尋常ではありませんでしたね。そのシビアさが今回も垣間見えました。これがランボーの深みを増しています。
#映画に出てくる好きなカウンターウェポン
歩くカウンターウェポン🔥 pic.twitter.com/pLo3j2yPhZ— 映画『ランボー ラスト・ブラッド』公式 (@RamboMovie_jp) October 21, 2020
ランボー ラスト・ブラッド 見どころ③ ジョン・ランボーという男の人生
エンドクレジットで第1作目からのランボーの様子がハイライトで流れます。ベトナム帰還兵として戻ってきたランボーが田舎町で酷い扱いを受けて警官たちと戦うはめになり、刑を軽くしてくれると言われベトナム戦争時の捕虜調査に出向いて、そこでの裏切り。アフガンでの戦い。ミャンマーでのボランティアチームの救出。ずっと戦場で助けられなかった仲間たちのことを悔やみながら戦争の理不尽の中で生きてきたランボー。そんな彼が4作目のラストで父が営むアリゾナの牧場に戻ります
第1作目から使われているテーマ曲『It’s a long road』ひとり行く君にはそれは長い道…新しい街へ来ても君は失望するだけ…心の安らぎなどどこにもない…だから長い道を君は行くしかない…どこかに落ち着く場所があればいい希望を持ちながら…
そんなランボーの人生を思いながら観ると、この作品『ランボー ラストブラッド』のシルヴェスター・スタローンの演技にとてつもない深みが感じられるでしょう。
映画 ランボー ラスト・ブラッド 感想
※重要なネタバレがあります
ランボー ラスト・ブラッドの感想①「1」「4」よりはエンタメ
アクションヒーロー「ランボー」といえばハリウッド映画を代表するエンターテインメントヒーローですよね。基本的には徹底的にエンタメなんです。
ご都合主義、ランボー強すぎ…そう言われるとそうなのかも知れません。
ただそんなシリーズの中でも1作目の『ランボー』と4作目の『ランボー最後の戦場』はジョン・ランボーという人間の心の深い部分に焦点を当てている要素が多い作品でした。
とくに『ランボー最後の戦場』はエンタメアクションという部分にも、色濃く反戦映画のような深みがありました。
世の中で起きている現実を知って欲しいというスタローンの思惑が反映しているんですね。
今作『ランボー ラスト・ブラッド』はそういった深みの部分は丁寧に残しつつ、アクションシーンはエンターテインメント性を増していると思います。
この作品についてよく言われている、「大人のホームアローン」の部分ですね。そしてそこに行き着くまでにランボー(と観客)が抱いている深い悲しみととてつもない怒り。それがあるからクライマックスの大人のホームアローンの部分のカタルシスが生きます。
スタローンらしいスマートなストーリーテリング。
悪いヤツをやっつけるクライマックス。ただスカッとさせるだけではないんですね。怒りや悲しみや恐怖で心臓がバクバクしました。
ランボー ラスト・ブラッドの感想② 穏やかになれたと思ったのに
テーマ曲『It’s a long road』はシリーズを通していろいろなイメージにアレンジされて流れます。ランボーと言えばこの楽曲。でも実は歌詞つきで歌われるのは第1作目のラストだけなんですよね。
さっきも一部その内容を紹介しましたが、『ランボー ラスト・ブラッド』は見事にあの歌のテーマにハマっています。つまり原点回帰。というか、シリーズとおして貫かれているのですが、ここまで具体的にあの歌詞をストーリーに反映させたのは初めてかもしれません。
なにせ『ランボー最後の戦場』で数十年ぶりにアリゾナに戻って以来、十何年か、小さなガブリエラが大人になるまで穏やかに過ごせたのですから。
そしてまた奪われる。書きながら涙出そうw
『#ランボー ラスト・ブラッド』
デジタルロードショーでご覧いただいた皆様、誠にありがとうございましたッ🔥
熱き感動の言葉を投稿すると汗&涙を拭うのに最適なタオルが当たる企画は11日まで。詳細はコチラ↓https://t.co/bTkXxyiGjN
そして11月には通常配信、12月にはパッケージが発売です🔪 pic.twitter.com/71C2BiUVCE— 映画『ランボー ラスト・ブラッド』公式 (@RamboMovie_jp) October 5, 2020
ランボー ラスト・ブラッドの感想③ 深く人の気持ちがわかるランボー
シルヴェスター・スタローンが生み出した代表的な2大キャラクター。ロッキー・バルボアとジョン・ランボー。思いっきり正反対の2人。陰と陽。
でも、2人とも人の気持ちを繊細に深く理解できるキャラクターですよね。不器用というのも共通しているのかな。
ロッキーは陽気で世話好きです。でもランボーは人と関わること自体に臆病だったりします。どちらも人の気持ちが分かる人物だからこそ。
『ランボー ラスト・ブラッド』ではランボーの繊細さ優しさが家族を持ったジョン・ランボーとしての演技で見事に演じられていました。
ガブリエラと祖母のマリアが口論をするシーン。「もういい」とマリアをとめようするランボー。ガブリエラの父親がひどい親だと知りつつもガブリエラの気持ちも深くわかっちゃう。
マリアをとめようとしてとめられないランボーは素晴らしい演技でした。
映画 ランボー ラスト・ブラッド みんなの評価
コロナ第一波明けでみんなストレスを抱えているころに公開されて久しぶりの劇場体験でスカッとできた人が多かった『ランボー ラスト・ブラッド』
レンタル価格で早くも動画配信が始まっています。どんな評価を得ているのか、Twitterでの反応をほんの一部ですがのぞいてみましょう♪
※重要なネタバレがあります
あっという間のおもしろさだった。ラスト・ブラッドがああだったから願わずにはいられないジョン・ランボーの幸せ。1作目からまた観たくなった。 #ランボー幸せ会議
— ひよクレ (@hiyocure) November 26, 2020
ランボーは1がトラウマ鬱映画で2と3はエンターテイメントアクション。最後の戦場は反戦風刺映画って感じだけど、ラストブラッドはどれにも当てはまらない感じだよね。全く毛合いが違う。
— ガイン@色塗りの闇 (@yuushaoh) November 28, 2020
ランボーが幸せになるにはどうすれば良かったのか、遂に答えが出ない……というか、ランボー 最後の戦場が好きすぎるため、あれを無かったことにはしたくないという非常に傲慢かつ邪悪な考えが首をもたげてしまい、やっぱ最後の戦場からラスト・ブラッドまで束の間だが幸せだったとしたくなってしまう
— 鯖江 (@sabae444) November 26, 2020
映画「ランボー ラスト・ブラッド」は
ホントに悲しすぎる映画だった。
“結局ランボーには幸せな結末はやってこないのか…”
という感じで
とにかくしんどい。
強すぎて死ぬ事も出来ないし…😓#utamaru— たかし (@tsob2011) November 26, 2020
ラストブラッド、結局ランボーにとっての居場所が戦場にしかないということを公式から断言されたような感じがしてとにかく辛かったな…自分にとって苦痛でしかなかったはずの戦場(地下壕)を再現することで心の平安を保っていた描写とかもう…#utamaru
— & (@dreamca13735539) November 26, 2020
「ラスト・ブラッド」はあそこまでランボーを押し詰める必要があるのか、本当につらすぎた。
そしてランボーが本気で切れたらこうなるという恐ろしさ。
やっぱり幸せポイント、見つからない(;´Д`A “`#utamaru— ミサイル姉妹・姐のKEYでございます。 (@key_306) November 26, 2020
227.『ランボー ラスト・ブラッド』
哀しみにはじまる流血のクロニクルは哀しみに終わる。ランボーの心象風景の様な荒野に孤独に建つ家と、過去を埋葬するかの様な地下で繰り広げられる地獄版ホームアローン。涙も枯れ果てた鬼の如き、憤怒が刻み込まれたスタローンの貫禄。勝てる気がしねえ#365映画 pic.twitter.com/Oi6Xsclk0P— 365映画 (@365_cinema) November 22, 2020
ランボーと娘のとこ見るだけで泣きそうになってる、ラストがホームアローンとか言われてたけど悲しすぎる映画だったからラストブラッドまた見たくもあり見るの怖くもある
— 鮭茶漬け (@SAN02234693) November 24, 2020
ラストブラッドは確かに辛い映画だったわ。。ランボーにも幸せになる権利はある筈。。 #utamaru #アト6
— カスミカヲル (@k_kaworu) November 26, 2020
ランボー ラスト・ブラッドを観た。
実にシンプルで面白い。カタルシス炸裂・爽快アクション。— hico (@hico_2021) November 26, 2020
映画 ランボー ラスト・ブラッド ネタバレ感想・評価まとめ
この『ランボー ラスト・ブラッド』単体で観てもそうですが、ジョン・ランボーという男は孤独でも虐げられても、自分が殺人マシーンであることをしりながらも、人の心を持って「生きること」を選択し続ける男です。全てのシリーズに共通するテーマですね。ただのアクションヒーローとして楽しんでスカッとするのもイイですが、ジョン・ランボーは禅のイメージで創造されたキャラクターです。その深みを味わいつつシリーズを見渡すと(どこから観ても全然問題ないのも凄い)何度でも味わえる深い深いロングロードであることがわかりますよ。
今作もキッチリとその原点を押さえてくれました。ありがとう!スタローン!
全ての物語のために
映画『ランボー ラスト・ブラッド』の動画配信は無料で観る方法もありますよ♪